このレースは京都競馬場で行われる芝1200m戦。
例年荒れるレースですが、予想オッズを見ると大混戦。
今年も難解なレースになりそうです。
そして現在のnetkeibaさんの予想オッズは以下の通りです。

それではこれから脚質傾向・枠順傾向・血統傾向・消去法・デスデータの順で調べていきます。
(注)消去法やデスデータは、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
「 脚質傾向データ 」
以下が重賞に格上げされた2018年以降の京都開催過去5年分の脚質傾向です。

これを見ると逃げ・先行が圧倒的有利。
後方勢も好走しているが、追い込みは厳しいですね。
そこで前走脚質を見てみると…
① 前走OPクラス以下出走馬は前走4角5番手以内、重賞出走馬は4角2番手以内
② 前走芝1勝クラスは前走上り2位以内
③ 前走芝OPクラスは前走上り5位以内
前走を見ても基本は前に行った馬が良い。
またOPクラス以下の馬はある程度上りも必要。
これで(5・4・3・17)複勝率41,4%になります。
単純に脚質傾向だけで言えば残った馬はウイントワイライト・オンザブルースカイ・ベイビーキッス・ポッドベイダーの4頭です。
ここから更に好走率の高い条件を積み重ねると…
④ キャリア4~8戦
⑤ 4月以前生まれ
⑥ 前走OPクラス出走馬は前走6番人気以内
⑦ 前走1勝クラス出走馬は前走2番人気以内
⑧ 前走重賞出走馬は前走9番人気以内
まだ絞れますがここまでくらいにしておきます。
この条件で(5・4・3・8)複勝率60,0%になります。
この条件に該当する馬は
ポッドベイダー
以上1頭です。
ただ週末の天気と今の馬場を考えると例年とは違う傾向になるかもしれません。
「 枠順傾向データ 」
以下が重賞に格上げされた2018年以降の京都開催過去5年分の枠順傾向です。

これを見ると内か外かという極端な傾向です。
ただ外枠から好走した7頭中5頭は初角3番手を取っていた。
基本は前内有利でしょう。
今度は7番人気以下限定の枠順傾向です。

穴馬で見ると内外で有利不利は感じられない。
ただ外枠から好走した3頭中2頭は初角3番手を取っていた。
全体傾向と同じく内前有利と判断して良いでしょう。
上記のデータを考慮して
1~7番ゲート有利
*外枠でも先行出来る馬はその限りではありません。
と判断します。
ただ先ほども言いましたが、週末の天気と今の馬場を考えると程よい中枠くらいに入った馬が良いような気もする。
「 血統傾向データ 」
重賞に格上げされた2018年以降の京都開催過去5年分の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)

今回の推奨血統は
父に
・トニービン内包種牡馬
・ストームキャット内包種牡馬
又は
母父に
・ディープインパクト
又は
父or母父に
・ナスルーラ系
です。
上記の条件で15頭中13頭が該当します。
今回の該当馬は
オンザブルースカイ
カワキタマナレア
カンシン
クラスペディア
ダンツエラン
ドラゴンウェルズ
ワース
以上7頭です。
「 消去法データ 」
消去法は重賞に格上げされた2018年以降の過去7年分のもので1~6番人気の上位人気馬消去法と7番人気以下の穴馬消去法に分けています。
またこのデータは見方によっては捉え方は色々ですが、基本的に年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
まずは上位人気馬消去法です。
黄色部分は6番人気以内馬で、赤・青・緑・灰色部分は強調部分として色分けしています。

① 前走1着馬 or 前走重賞で着差1秒以上の敗戦馬
② 前走馬体重420キロ以上
③ 前走G2以下出走馬は前走4角5番手以内
④ 前走1勝クラス出走馬は前走2番人気以内で1着 且つ 上り3位以内
⑤ 前走OPクラス出走馬は前走5番人気以内で上り3位以内
⑥ 前走重賞出走馬で前走から斤量減馬は除く
これで(4・4・5・2)複勝率86,7%になります。
現時点の予想オッズを見ると7・8番人気の間にオッズ差があるのでウイントワイライト・カンシン・ダンツエラン・ポッドベイダー・ムイ・レイピア・ワースの7頭を上位人気馬として扱います。
上記の馬で上記の条件に該当する馬は
ウイントワイライト
ダンツエラン
ポッドベイダー
ワース
以上4頭です。
前走1着馬以外は重賞で惨敗した馬が好成績です。
次に穴馬消去法です。
黄色部分は7番人気以下馬で、赤色部分は強調部分として色分けしています。

① 前走マーガレットS、橘S出走馬
② 前走6番人気以内
③ 前走敗戦馬の着差1,2秒以内
④ キャリア4~8戦
⑤ 前走4角9番手以内
⑥ 前走から斤量増馬は除く
これで(2・4・1・3)複勝率70,0%になります。
今回はウイントワイライト・カンシン・ダンツエラン・ポッドベイダー・ムイ・レイピア・ワース以外を穴馬として扱います。
上記以外の馬で上記の条件に該当する馬は
カワキタマナレア
サウスバンク
以上2頭です。
「 デスデータ 」
このレースにおいて極めて好走率が悪いデスデータを調べました。
対象は重賞に格上げされた2018年以降の過去7年分の7番人気以下限定のもので、このレースの7番人気以下馬の複勝率は10,5%です。
・キャリア4~8戦以外(0・0・0・16)複勝率0%
・前走敗戦馬の着差1,5秒以上(0・0・0・19)複勝率0%
・前走7番人気以下(0・0・0・31)複勝率3,0%
・前走4角10番手以下(0・0・0・9)複勝率0%
・牝馬の前走馬体重451キロ以上(0・0・0・20)複勝率0%
・牡馬・セン馬の前走馬体重475キロ以下(0・0・0・19)複勝率0%
・前走重賞出走馬(0・0・0・18)複勝率0%
今回はウイントワイライト・カンシン・ダンツエラン・ポッドベイダー・ムイ・レイピア・ワース以外を穴馬として扱います。
このデスデータを全て突破した馬は
カワキタマナレア
以上1頭です。
最後に現時点での穴馬候補を発表します。
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(D) ?????
ここまで挙げてきたデータからは推し材料は多い。
前走の敗戦で評価がかなり落ちているようだが、その前走は展開向かずで更に鼻出血。
2走前はメンバーレベルが高すぎたうえに距離適性外。
3走前は距離がやや長かったが重賞で1着馬とはコンマ1秒差。
今回はベスト距離でメンバーもソコソコ。
鼻出血のようなアクシデントさえなければ今回が本領発揮か。
唯一の不安は脚質だが、先週は内枠を避けて走る馬が多数。
更に雨で馬場が渋れば例年以上にチャンスがあると思います。
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