このレースは福島競馬場で行われる芝2000m戦。
ハンデ戦の割には比較的堅めの決着が多いレースですが、昨年は久しぶりに10番人気ユニコーンライオンの逃げ切りで荒れました。
今年は1番人気想定のシルトホルンが抽選対象。
この馬が出ないようなことがあれば大混戦は間違いなし。
今年も波乱の可能性ありですね。
そして現在のnetkeibaさんの予想オッズは以下の通りです。
それではこれから脚質傾向・枠順傾向・血統傾向・消去法・デスデータの順で調べていきます。
(注)消去法やデスデータは、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
「 脚質傾向データ 」
以下が過去10年の脚質傾向です。
これを見ると追い込みは壊滅的。
逃げ・先行が有利ですね。
そこで前走脚質を見てみると…意外とフラット(-_-;)
前走追い込み馬でも5圏内で、差しだった馬も4勝挙げています。
悩みましたが今回はメンバー構成から考えて逃げ馬は絡まないという前提で決め打ちしてみます。
逃げ候補がテーオーシリウス・ユニコーンライオン・バビット。
ウインピクシスも逃げないにしろ3走前までは逃げ馬でした。
そこで逃げ馬が圏内に絡まなかった2013・2015・2017・2018・2019・2020年の過去6年分のデータから好走馬を見つけていきたいと思います。
この6年で好走した馬の前走を見てみると…
① 前走脚質逃げ以外
② 前走4角12番手以内
ここから更に好走率が高い条件を積み重ねると…
③ 前走敗戦馬の着差0,9秒以内
④ 斤量55キロ以上(新斤量制度に換算)
⑤ 前走OPクラス以上
⑥ 前走9番人気以内
⑦ 7歳以下
この条件①~⑦で(4・5・4・12)複勝率52,0%になります。
この条件に該当する馬は
カントル
シルトホルン
以上2頭です。
一応こういう風に書きましたが、枠順によっては逃げ馬も視野に入れるかもしれません。
「 枠順傾向データ 」
以下が過去10年の枠順傾向です。
これを見ると14番ゲート以降からの好走馬無し。
外枠は割引ですね。
今度は5番人気以下限定の枠順傾向です。
穴馬で見ると更に外枠不利な傾向が強まり、9番ゲート以内までが好走範囲と見て良いでしょう。
上記のデータを考慮して
1~9番ゲート有利
と判断します。
「 血統傾向データ 」
過去5年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
今回の推奨血統は
父に
・ステイゴールド系
又は
父or母父に
・サドラーズウェルズ系
又は
・トニービン内包馬
です。
近2年で父or母父にノーザンダンサー系の中のサドラーズウェルズ系を持つ馬が3頭も好走しています。
今年はトップハンデのユニコーンライオンだけが該当馬ですね。
今回の該当馬は
ウインピクシス
カレンルシェルブル
グリューネグリーン
テーオーシリウス
テーオーソラネル
バビット
ホウオウエミーズ
ユニコーンライオン
ヴァンケドミンゴ
以上9頭です。
*除外対象馬は入れていません。
「 消去法データ 」
消去法は2013年以降の過去10年分のもので1~4番人気の上位人気馬消去法と5番人気以下の穴馬消去法に分けています。
またこのデータは見方によっては捉え方は色々ですが、基本的に年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
まずは上位人気馬消去法です。
黄色部分は4番人気以内馬で、赤色部分は強調部分として色分けしています。
① 前走OPクラス以上で5着以内 且つ 上り5位以内
現時点で1番人気想定シルトホルンは抽選対象。
また2番人気以下も大混戦なので、今回はとりあえず予想オッズ6番人気以内馬を上位人気馬として扱います。
予想オッズ6番人気以内馬で上記の条件に該当する馬は
カレンルシェルブル
ホウオウエミーズ
以上2頭です。
次に穴馬消去法です。
黄色部分は5番人気以下馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
① 斤量55キロ以上(新斤量制度に換算)
② 前走G2出走馬
③ 前走1着馬
先程も言ったように上位人気を6番人気以内馬としているので下位人気馬は7番人気以下とします。
予想オッズ7番人気以下馬で上記の条件①+②or③に該当する馬は
カントル
シンボ
ダンテスヴュー
ノースザワールド
ユニコーンライオン
以上5頭です。
*除外対象馬は入れていません。
「 デスデータ 」
このレースにおいて極めて好走率が悪いデスデータを調べました。
対象は過去10年の5番人気以下限定のもので、このレースの5番人気以下馬の複勝率は8,4%です。
・7歳以上(0・0・1・32)複勝率3,0%
・斤量54キロ以下(0・0・0・29)複勝率0%(新斤量制度に換算)
・前走間隔3~13週以外(0・0・0・33)複勝率0%
・前走4番人気以内(0・0・0・15)複勝率0%
・前走斤量56キロ以下(0・1・0・42)複勝率2,3%(新斤量制度に換算)
・前走馬体重455キロ以下(0・0・0・16)複勝率0%
先程言ったように今回の穴馬はとりあえず予想オッズ7番人気以下としておきます。
このデスデータを全て突破した馬は
ダンテスヴュー
ノースザワールド
以上2頭です。
*除外対象馬は入れていません。
最後に現時点での穴馬候補を発表します。
それはこの馬(B)
ここを☟クリック
(B) ?????
このクラスなら十分通用する能力はあるはず。
重賞初挑戦がいきなりG1というほど陣営の評価は高い。
2走前は出遅れ後方からの競馬では仕方ない。
前走は今回のメンバーと比べれば明らかにレベルが高いながらも善戦。
今回は得意の2000m戦(1・5・1・2)で更に期待値が高い。
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