このレースは中山競馬場で行われる芝2500m戦。
今年の登録馬は中々の好メンバーが揃いました。
やや混戦模様で軸確定という程の馬はいないものの、メンバーをみる限り大きな波乱はないような気がします。
区切るなら予想オッズ7番人気以内まででしょう。
それでも敢えて波乱を期待するならに8番人気以下からが勝負でしょう。
そして現在のnetkeibaさんの予想オッズは以下の通りです。
それではこれから脚質傾向・枠順傾向・血統傾向・消去法・デスデータの順で調べていきます。
(注)消去法やデスデータは、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
「 脚質傾向データ 」
以下が過去10年の脚質傾向です。
これを見ると先行・差し・マクリの好走数が多い。
ちなみに逃げ馬で好走した2頭は共に名馬キタサンブラックだけ。
また6位以下の複勝率は5位以内と比べるとかなり低いですね。
そこで前走脚質を見てみると…
① 前走脚質差し
＊前走海外遠征馬の脚質は自分の使っているソフトにはないので前走国内戦のデータのみ使用。
前走国内戦で好走した内の60％が前走脚質差しで、キタサンブラックを例外とすれば前走差し馬が勝率・複勝率共にトップです。
ここから更に好走率の高い条件を付け加えると…
② 前走距離2000ｍ以上の牡馬混合G1出走馬
③ 前走5着以内 且つ 5番人気以内
この条件①～③で前走国内戦馬なら(5・2・3・9)複勝率52,6％になります。
この条件に該当する馬は
ソールオリエンス
タスティエーラ
ドウデュース
以上3頭です。
「 枠順傾向データ 」
以下が過去10年の枠順傾向です。
これを見ると勝ち馬は11番ゲートまで。
複勝率では14番ゲートまでが良さそう。
8枠は厳しいということになります。
今度は5番人気以下限定の枠順傾向です。
穴馬で見ると9番ゲートまでが良さそう。
やはり外枠に行くほど好走率が悪いと言えそうです。
ちなみに勝ち星のない12番ゲート以降から好走した馬は
サラキア(G1・未勝利)
フィエールマン(G1・3勝)
レイデオロ(G1・2勝)
シュヴァルグラン(G1・1勝)
ゴールドシップ(G1・5勝)
外枠から好走できる馬はG1を複数回勝てるような馬でないと厳しいと言えるかもしれません。
上記のデータを考慮して
12番ゲート以降不利
と判断します。
その中でも最悪なのは8枠ですね。
「 血統傾向データ 」
過去5年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
今回の推奨血統は
父に
・ロベルト系
又は
父or母父に
・欧州型種牡馬
又は
・トニービン内包馬
です。
全体的に見るとスタミナが補填されているような血統が良さそうですね。
今回の該当馬は
ウインマリリン
スターズオンアース
ソールオリエンス
タイトルホルダー
ドゥラエレーデ
ドウデュース
ハーパー
ホウオウエミーズ
以上8頭です。
＊除外対象馬・回避予定馬は入れてません。
「 消去法データ 」
消去法は2013年以降の過去10年分のもので1～4番人気の上位人気馬消去法と5番人気以下の穴馬消去法に分けています。
またこのデータは見方によっては捉え方は色々ですが、基本的に年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
まずは上位人気馬消去法です。
黄色部分は4番人気以内馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
① 前走菊花賞・ジャパンカップ・天皇賞秋で2着以内
② 前走海外G1出走馬
予想オッズ4番人気以内馬で上記の条件①or②に該当する馬は
ジャスティンパレス
タスティエーラ
以上2頭です。
上記以外の条件でも好走馬はいますが、今回の上位人気馬は皆好成績でそこから絞り込むとなると上記の条件となりました。
次に穴馬消去法です。
黄色部分は5番人気以下馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
① 前走菊花賞・牝馬限定G1で2着以内 or 2番人気以内
② 前走4歳以上牡馬混合G1出走馬で6番人気以内
予想オッズ5番人気以下馬で上記の条件①or②に該当する馬は
シャフリヤール
スルーセブンシーズ
タイトルホルダー
ドウデュース
以上4頭です。
＊除外対象馬・回避予定馬は入れてません。
今回のメンバーを見ると現実的に好走しそうな穴馬はやはりここくらいまでかなという気がします。
「 デスデータ 」
このレースにおいて極めて好走率が悪いデスデータを調べました。
対象は過去10年の5番人気以下限定のもので、このレースの5番人気以下馬の複勝率は6,7%です。
・関東馬(1・0・0・30)複勝率3,2%
・7歳以上(0・0・0・14)複勝率0%
・前走海外遠征馬・牡馬混合G1で2番人気以内馬を除く前走敗戦馬の着差0,4秒以上(0・0・0・57)複勝率0%
・前走9番人気以下(0・0・0・30)複勝率0%
・前走海外遠征馬を除く前走4角2番手以内・13番手以下(0・0・0・35)複勝率0%
・前走G2クラス以下・(1・0・0・35)複勝率2,8%
・前走距離2200～3000ｍ以外(0・0・0・41)複勝率0%
このデスデータを全て突破した馬は
シャフリヤール
ハーパー
以上2頭です。
＊除外対象馬・回避予定馬は入れてません。
この2頭だとちょっと足りない気もするのですが、来れば配当は多少跳ねるでしょうね。
最後に現時点での穴馬候補を発表します。
それはこの馬(A)
ここを☟クリック
(A) ？？？？？
今年の競馬の主役はイクイノックスだったと言って間違いないでしょう。
そうなるとそのイクイノックスを基準にどの馬が良いのかと考えるのがベストではないだろうか？
そこで選んだのがこの馬。
あの王者に迫った脚、今回の斤量、ズバ抜けた中山コース適性、諸々を考慮するとこの馬は特に外せない1頭だと思います。
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