このレースは阪神競馬場で行われる芝2000m戦。
今年で阪神開催3年目となるレースです。
注目は何と言っても良血馬グランヴィノスではないでしょうか。
母ハルーワスウィートはヴィブロス・シュヴァルグラン・ヴィルシーナの3頭のG1馬を輩出。
今年の2歳重賞1番人気の成績は(1・2・1・6)で勝ち馬は僅か1頭。
ソロソロ1番人気の勝ち馬が出てきそうな気がするので、勝つならこの馬か?
ただこの馬が勝っても面白くないので、馬券をどのように組み立てるか悩みどころでもあります。
そして現在のnetkeibaさんの想定オッズは以下の通りです。
それではこれから脚質傾向・枠順傾向・血統傾向・消去法・デスデータの順で調べていきます。
(注)消去法やデスデータは、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
「 脚質傾向データ 」
以下が阪神開催になってからの過去2年の脚質傾向です。
ただ過去2年はAコース使用、今年はBコース使用となっています。
ここ辺りがどう影響するかわからないので、とりあえず参考程度で。
これを見るとサンプル数が少ないですが、強調するとすれば圏内馬6頭中5頭が上り3位以内でした。
この5頭に共通す点を挙げるとすれば…
① 前走新馬・未勝利は4角2番手以内で上がり1位
② 前走1勝クラス組は4角2番手以内で上がり3位以内
③ 前走OPクラス以上は4角5番手以内で上り3位以内
この条件に該当する馬は
シュタールヴィント
トップナイフ
以上2頭です。
2強オッズ以外の馬が残りました。
人気的にもソコソコ配当がつきそうで、狙い所かもしれません。
「 枠順傾向データ 」
以下が阪神開催になってからの過去2年の脚質傾向です。
先程も言いましたが、今年はBコース使用となっています。
近2年は10頭立ての競馬で今年は登録馬が16頭。
昨年はボロボロのAコース使用で今年はBコース替わり初週。
全く条件が異なるので過去10年の同コース1勝クラス以上でなるべく条件が近そうな開幕1~4日目で調べてみました。
これを見ると勝率・複勝率の両面で好走率が下がってきているのは13番ゲート以降。
あくまで参考程度ですが、外枠はマイナス評価ですね。
上記のデータを考慮して
13番ゲート以降不利
と判断します。
「 血統傾向データ 」
過去2年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
今回の推奨血統は
父に
・ステイゴールド系
・トニービン内包種牡馬
又は
父or母父or母母父に
・ダンチヒ系
です。
上記の表を見るとタフな馬場に強そうな種牡馬が並んでいます。
また昨年の1・2着馬はダンチヒ持ちでした。
今回の該当馬は
アレクサ
エゾダイモン
グリューネグリーン
スマラグドス
トップナイフ
ナイトキャッスル
以上6頭です。
ただ今年は近2年の馬場とは違うので、スピードタイプの馬の方が良いのかもしれない。
ちょっと自信がないですね(-_-;)
「 消去法データ 」
消去法は2014年以降の重賞に格上げされた過去8年分のもので1~4番人気の上位人気馬消去法と5番人気以下の穴馬消去法に分けています。
またこのデータは見方によっては捉え方は色々ですが、基本的に年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
まずは上位人気馬消去法です。
黄色部分は4番人気以内馬で、赤色部分は強調部分として色分けしています。
① 前走距離1800m以上
② 前走3着以内 且つ 2番人気以内
③ 前走上り1位 且つ 4角5番手以内
現時点の想定オッズを見ると2強+3頭でそれ以下は穴馬といった構成になっています。
よって今回は上位5頭を人気馬として扱います。
想定5番人気以内馬で上記の条件に該当する馬は
グランヴィノス
以上1頭です。
断然人気が予想されますが、データ的にも軸ならこの馬なのかな。
できれば軸にしないで消えてくれた方が面白いんだけど。
次に穴馬消去法です。
黄色部分は5番人気以下馬で、赤色部分は強調部分として色分けしています。
① 前走芝で3着以内
② 前走4角2番手以内
穴馬が来た年で2016年以外は前走4角2番手以内の馬が好走しています。
想定6番人気以下馬で上記の条件に該当する馬は
グリューネグリーン
シュタールヴィント
以上2頭です。
「 デスデータ 」
このレースにおいて極めて好走率が悪いデスデータを調べました。
対象は過去10年の5番人気以下限定のもので、このレースの5番人気以下馬の複勝率は17,8%です。
今回は6番人気以下を穴馬として扱っているので対象は6番人気以下とします。
・キャリア5戦以上(0・0・0・7)複勝率0%
・前走4着以下(0・0・0・15)複勝率0%
・前走敗戦馬の着差0,7秒以上(0・0・0・15)複勝率0%
・前走2着以内馬を除く6番人気以下(0・0・0・11)複勝率0%
・前走OPクラス以上(0・0・0・9)複勝率0%
今回はほとんどの馬が残ってしまいました。
よって全て突破できなかった馬を挙げておきます。
トーアライデン
ビキニボーイ
以上2頭です。
この2頭はキャリア5戦以上という項目以外は全てアウトでした。
どんなに穴狙いでもこの2頭は絶対買わないと思います。
最後に現時点での穴馬候補を発表します。
それはこの馬(B)☟
(B) ?????
何と言っても血統背景が魅力です。
母はG1馬で、その産駒の3頭中2頭が重賞勝ち馬・重賞圏内6回という重賞常連馬を生み出している。
新馬戦こそ凡走したが、2戦目はキッチリ3馬身差の快勝。
戦ってきた相手が弱いという評価で人気を落とすようなら、逆に狙い目ではないでしょうか。
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