このレースは中山競馬場で行われる芝1600m戦。
平穏に落ち着くことがない重賞ですが、今年もメンバー的に難解なレースになりそうです。
データ的にも絞りにくく悩みますね。
そして現在のnetkeibaさんの予想オッズは以下の通りです。
それではこれから脚質傾向・枠順傾向・血統傾向・消去法・デスデータの順で調べていきます。
(注)消去法やデスデータは、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
「 脚質傾向データ 」
以下が過去10年の脚質傾向です。
これを見ると追い込みと上り6位以下の複勝率が非常に悪い。
そこで前走脚質を見てみると…
① 前走上り2位以内 or 前走4角3番手以内
② 前走4角11番手以内
更にクラス別で絞ると…
③ 前走新馬・未勝利組の前走脚質逃げ以外
④ 前走牝馬限定戦を除く未勝利組は前走上り2位以内
⑤ 前走新馬・未勝利組の牝馬限定戦出走馬は前走上り1位
⑥ 前走OPクラス以上出走馬は前走4角2番手以内
前走脚質で見ると際立つ特徴は無かったが、細分化すると好走馬30頭中26頭は上記の条件に該当する。
ここから更に好走率の高い条件を積み重ねると…
⑦ 前走6番人気以内
⑧ 前走8着以内
⑨ 前走ダート1200m組は除く
⑩ 前走新馬戦組は関東馬
⑪ 前走未勝利組は2番人気以内
この条件で(8・8・9・24)複勝率51,0%になります。
この条件に該当する馬は
エストゥペンダ
ティラトーレ
ネーブルオレンジ
ホウオウガイア
ミラーダカリエンテ
モルティフレーバー
レイユール
以上7頭です。
「 枠順傾向データ 」
以下が過去10年の枠順傾向です。
これを見ると内外で大きな差はない。
ただコース形態的には内枠有利です。
今度は6番人気以下限定の枠順傾向です。
穴馬で見ても外枠が不利ということもない。
上記のデータを考慮して
枠順有利不利無し
と判断します。
このレースに限ってはコース形態上の有利・不利は忘れた方が良いかもしれません。
「 血統傾向データ 」
過去5年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
今回の推奨血統は
父に
・トニービン内包種牡馬
・ストームキャット内包種牡馬
・エピファネイア
又は
・父サンデーサイレンス系×母父ミスプロ系
です。
上記の条件で好走馬15頭中14頭が該当します。
今回の該当馬は
エストゥペンダ
エリカエクスプレス
キタノクニカラ
ティラトーレ
ニシノラヴァンダ
マイスターヴェルク
ルージュミレネール
レイユール
以上8頭です。
「 消去法データ 」
消去法は2015年以降の過去10年分のもので1~5番人気の上位人気馬消去法と6番人気以下の穴馬消去法に分けています。
またこのデータは見方によっては捉え方は色々ですが、基本的に年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
まずは上位人気馬消去法です。
黄色部分は5番人気以内馬で、赤・青・緑・橙・灰色部分は強調部分として色分けしています。
① 前走赤松賞で3着以内 且つ 4角3番手以内
② 前走赤松賞を除く1勝クラスで2着以内 且つ 4角4番手以内
③ 前走牝馬限定戦を除く未勝利組で上り2位以内 且つ 前走脚質差し・追い込み
④ 前走G3で5番人気以内
⑤ 前走新馬戦で2番人気以内 且つ 前走脚質先行
全ての好走馬を網羅していませんが、これで(6・3・4・6)複勝率68,4%になります。
現時点のオッズだと3強構成になっているので、予想オッズ3番人気以内馬を上位人気馬として扱います。
予想オッズ3番人気以内馬で上記の条件①or②or③or④or⑤に該当する馬は
ホウオウガイア
以上1頭です。
次に穴馬消去法です。
黄色部分は6番人気以下馬で、赤・青・緑・灰色部分は強調部分として色分けしています。
① 前走未勝利戦出走馬は距離短縮組で前走4番人気以内
② 前走新馬戦出走馬は2着馬との着差0,3秒以上
③ 前走1勝クラス出走馬は前走1着 or 上り1位 且つ 前走6番人気以内で前走4角11番手以内
④ 前走重賞出走馬の前走脚質先行
全ての好走馬を網羅していませんが、これで(2・6・4・8)複勝率60,0%です。
現時点のオッズだと3強構成になっているので、予想オッズ4番人気以下馬を穴馬として扱います。
予想オッズ4番人気以下馬で上記の条件①or②or③or④に該当する馬は
ルージュミレネール
以上1頭です。
「 デスデータ 」
このレースにおいて極めて好走率が悪いデスデータを調べました。
対象は過去10年の6番人気以下限定のもので、このレースの6番人気以下馬の複勝率は14,8%です。
・前走間隔3週以内(0・0・0・20)複勝率0%
・前走OPクラス以下で10着以下(0・0・0・10)複勝率0%
・前走OPクラス以下の敗戦馬の着差0,8秒以上(0・0・0・16)複勝率0%
とにかく荒れるレースなのでデスデータと言える程の材料はあまりありませんでした。
よって今回はこのデスデータを全て突破できなかった馬を挙げておきます。
このデスデータを全て突破できなかった馬は
キタノクニカラ
ルージュミレネール
レモンバーム
以上3頭です。
最後に現時点での穴馬候補を発表します。
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(B) ?????
前走着差0,3~0,5秒の差をつけて勝った馬は過去10年でベタ買いでも(2・0・4・11)複勝率35,3%で単勝回収率106%・複勝回収率127%である。
更にここから…
① 前走着差0,3~0,5秒
② 前走から斤量増減なし
③ 前走間隔9週以上
④ キャリア2戦以内
これで(2・0・3・2)複勝率71,4%である。
どの程度のオッズになるかはわからないが、とりあえず予想オッズでは3強以外の馬である。
多少人気になっても買い目には入れておきたい1頭ですね。
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