このレースは中山競馬場で行われる芝1600m戦。
G3に格上げされてから今年で6年目となるハンデ授賞です。
牝馬のハンデ戦ということもありやはり荒れる。
6番人気以下を穴馬とするなら圏内馬の半数が二桁人気馬です。
多少手を広げても二桁人気馬を狙っていくのもアリかもしれません。
そして現在のnetkeibaさんの想定オッズは以下の通りです。
それではこれから脚質傾向・枠順傾向・血統傾向・消去法・デスデータの順で調べていきます。
(注)消去法やデスデータは、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
「 脚質傾向データ 」
以下が過去5年の脚質傾向です。
これを見ると複勝率では追い込み馬以外はほぼ互角。
そこで今回は逃げ・先行・差しで好走した馬の共通点を調べてみると圏内馬13頭中11頭が…
① 前走初角or4角8番手以内
特筆するような条件ではないですが、最低でもこの条件だけはクリアしておきたいということです。
今回はこの条件に該当する馬は
アナザーリリック
アブレイズ
ウインシャーロット
エイシンチラー
シャーレイポピー
ママコチャ
ミスニューヨーク
ライティアレイハリア
ローザノワール
以上11頭です。
除外対象馬は入っていません。
頭数は多くなってしまいましたが、この条件から外れた馬は割引ですね。
「 枠順傾向データ 」
以下が過去5年の枠順傾向です。
これを見ると外枠も悪くはない。
ただ過去5年で8番ゲート以内で4勝。
複勝率も8番ゲート以内までが安定している。
今度は5番人気以下限定の枠順傾向です。
穴馬で見ると全体傾向ほど内枠有利とは言えない。
ただこの中山1600m自体が内枠有利なコースですからね…
上記のデータを考慮して
1~8番ゲート有利
と判断します。
「 血統傾向データ 」
過去5年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
今回の推奨血統は
父に
・ダイワメジャー
・メイショウサムソン
・オルフェーヴル
又は
母父に
・ロベルト系
です。
このレースは特定の種牡馬が好走する傾向があり、その最大の理由はリピーターが多いからですね。
ただ今年はダイワメジャー・メイショウサムソン・オルフェーヴル産駒の出走馬はゼロです。
今回の該当馬は
サブライムアンセム
以上1頭です。
「 消去法データ 」
このレースは荒れる傾向があるので、5番人気までを人気馬、6番人気以下を穴馬とします。
消去法は2017年以降の過去5年分のもので1~5番人気の上位人気馬消去法と6番人気以下の穴馬消去法に分けています。
またこのデータは見方によっては捉え方は色々ですが、基本的に年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
まずは上位人気馬消去法です。
黄色部分は5番人気以内馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
① 斤量53キロ以上
② 前走G1出走馬 又は 前走2着以内or2番人気以内
③ 前走上り4位以内or4角2番手以内
想定5番人気以内馬で上記の条件に該当する馬は
ママコチャ
ウインシャーロット
以上2頭です。
次に穴馬消去法です。
黄色部分は6番人気以下馬で、赤・青・緑色部分は強調部分として色分けしています。
① 5歳以下
② 斤量54キロ以上
③ 前走芝G1出走馬 or 重賞で上り7位以内 or OPクラスで上り2位以内
想定6番人気以下馬で上記の条件に該当する馬は
アブレイズ
サブライムアンセム
以上2頭です。
「 デスデータ 」
このレースにおいて極めて好走率が悪いデスデータを調べました。
対象は過去5年の6番人気以下限定のもので、このレースの6番人気以下馬の複勝率は9,1%です。
・関東馬(0・0・0・25)複勝率0%
・6歳以上(0・0・0・5)複勝率0%
・斤量53キロ以下(0・0・0・25)複勝率0%
・前走G3以下で7着以下(0・0・0・22)複勝率0%
・前走G3以下の敗戦馬の着差0,4秒以上(0・0・0・23)複勝率0%
・前走G1出走馬を除く10番人気以下(0・0・0・20)複勝率0%
・前走馬体重441キロ以下(0・0・0・6)複勝率0%
・前走4角2番手以内(0・0・0・9)複勝率0%
・前走3勝クラス以下(0・0・0・10)複勝率0%
このデスデータを全て突破した馬は
アブレイズ
サブライムアンセム
以上2頭です。
最後に現時点での穴馬候補を発表します。
それはこの馬(B)☟
(B) ?????
枠順次第ではあるが、1頭だけ挙げるならこの馬ですね。
前走から距離延長というのは気掛かりではあるが、3走前にはG1常連になりつつあるナムラクレアを撃破。
1400中心で使われている馬だが、2走前のマイル戦もハイレベルな相手に着順が悪いとは言え1着馬とはコンマ3秒差。
前走は着順・着差ともに完敗だったが、長期休養明けということで言い訳できる材料はある。
またこのレースは母父ロベルト系が圧倒的な成績。
G3以前の重賞時代の過去7年まで遡っても7年連続母父ロベルト系が馬券内、母父ロベルト系の複勝率は驚異の70%。
この馬は今回唯一の母父ロベルト系ということもあり、血統面では特に推しですね。
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