このレースは阪神競馬場で行われる芝1600m戦。
開催地やレース名が変わって、今年で8年目となります。
今年の注目は王道路線を無敗で歩んできたセリフォス、そして札幌2歳ステークスを圧勝してきた同じく無敗馬のジオグリフの2頭。
また個人的にはジオグリフ鞍上のルメール VS セリフォス鞍上のC.デムーロに注目。
阪神ジュベナイルでは両騎手人気を背負って負けてしまったので、今度こそはという気持ちでしょう。
コロナが落ち着いてきて外国人騎手も徐々に来日するようになったが、コロナ前はとりあえず来日外国人騎手を買っておけというくらい活躍が顕著でした。
馬券的には堅そうな予感もするが、この2強対決は楽しみですね。
そして現在のnetkeibaさんの想定オッズは以下の通りです。
それではこれから脚質傾向・枠順傾向・血統傾向・消去法・デスデータの順で調べていきます。
(注)消去法やデスデータは、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
「 脚質傾向データ 」
以下が過去7年の脚質傾向です。
これを見ると先行馬の勝率が抜けていますね。
ただ複勝率では差し馬も負けてはいない。
そこで注目したいのは先行して1着になった4頭と、5勝を挙げている上がり1~2位馬。
まず先行して勝利した4頭全てに共通する点を見ると…
① 前走初角3番手以内・4角2・3番手
② 2番人気以内で1着
今回この条件該当する馬は
ドウデュース
以上1頭です。
意外と少ないですね。
上位2頭はかなり強そうですが、この馬も2戦2勝の無敗馬。
先行勢で重視するならこの馬か。
次は上り1~2位で1着になった5頭を見てみると、その内2頭は上記の条件と重複する馬なので、それ以外の残りの3頭の共通点を見ると…
① 前走上り2位以内で1着
② 前走4角4番手以下
今回この条件該当する馬は
セリフォス
ダノンスコーピオン
以上2頭です。
ここまで上げた3頭は想定人気4番人気以内馬。
唯一名前が挙がらなかったのはジオグリフだけです。
だからと言って危ういという訳でもないですが、脚質傾向的にはやや割引かもしれません。
「 枠順傾向データ 」
以下が過去7年の枠順傾向です。
これを見ると勝ち馬7頭中5頭は6番ゲート以内から。
複勝率では10番ゲート以内が比較的高めです。
今度は4番人気以下限定の枠順傾向です。
過去7年で4番人気の圏内馬は無し。
ということで穴馬の定義を今回は4番人気以下としました。
穴馬で見るとやはり10番ゲート以内までが比較的安定しています。
外枠も来ていない訳ではないが、4番人気以下で11番ゲート以降(1・0・1・34)複勝率5,5%に対し4番人気以下で10番ゲート以内(1・3・2・52)複勝率10,3%を比べると内有利と言えます。
上記のデータを考慮して
1~10番ゲート有利
と判断します。
ただ先週の同コース阪神ジュベナイルフィリーズは外枠勢で独占。
土曜の馬場をみて判断するのがベストでしょう。
「 血統傾向データ 」
過去5年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
今回の推奨血統は
父に
・ディープインパクト
・ダイワメジャー
又は
母父に
・ナスルーラ系
又は
父or母父に
・欧州型種牡馬
です。
注目したいのが近2年。
フランケル・バゴ・タートルボウルといった欧州型種牡馬が急に台頭してきている。
またサリオスやグランレイの母父も欧州型。
特に今の阪神の馬場は力を要する馬場なので欧州型血統は合うかもしれません。
今回の該当馬は
エーティーマクフィ
スプリットザシー
セリフォス
ダノンスコーピオン
トゥードジボン
ドーブネ
ドウデュース
以上7頭です。
この6頭の中でもセリフォスは父ダイワメジャー×母父欧州型、ドーブネは父ディープインパクト×母父欧州型で推奨血統の二つを兼ね揃えています。
「 消去法データ 」
消去法は2014年以降の過去7年分のもので1~4番人気の上位人気馬消去法と5番人気以下の穴馬消去法に分けています。
またこのデータは見方によっては捉え方は色々ですが、基本的に年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
まずは上位人気馬消去法です。
黄色部分は4番人気以内馬で、赤色部分は強調部分として色分けしています。
① 前走サウジアラビアRC・デイリー杯・京王杯出走馬で2着以内
想定4番人気以内馬で上記の条件に該当する馬は
セリフォス
以上1頭です。
特に近3年はサウジアラビアRC・デイリー杯・京王杯出走馬がほぼ独占状態。
ジオグリフも前走重賞勝ち馬ではあるが、ステップレースとしては殆ど例がない前走札幌2歳ステークス組。
力は侮れないが傾向としては強くは推せません。
次に穴馬消去法です。
黄色部分は5番人気以下馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
① 前走OPクラス以下出走馬は2番人気以内で1着 且つ 上り1位
② 前走重賞クラス出走馬は上り3位以内 又は 4角3番手以内
想定5番人気以下馬で上記の条件に該当する馬は
アルナシーム
トウシンマカオ
プルパレイ
ヴィアドロローサ
以上4頭です。
近2年は前走未勝利組が穴をあけていて、重賞組でなくても軽視できなくなった。
ただ意外と前走OP組からの好走馬はいません。
「 デスデータ 」
このレースにおいて極めて好走率が悪いデスデータを調べました。
対象は4番人気以下限定のもので、このレースの4番人気以下馬の複勝率は8,5%です。
いつもなら5番人気以下を対象とするが、過去7年で4番人気の圏内馬は無し。
ということで今回は4番人気も対象としました。
・前走間隔中3~8週以外(0・0・0・27)複勝率0%
・キャリア5戦以上(0・0・0・21)複勝率0%
・前走8着以下(0・0・0・7)複勝率0%
・前走敗戦馬の着差0,6秒以上(0・0・0・19)複勝率0%
・前走馬体重456~499キロ以外(0・0・0・32)複勝率0%
・前走OPクラス出走馬(0・0・0・15)複勝率0%
このデスデータを全て突破した馬は
オタルエバー
トゥードジボン
プルパレイ
以上3頭です。
最後に現時点での穴馬候補を発表します。
それはこの馬(A)☟
(A) ?????
穴馬に挙げたい候補馬が数頭いたが、逃げ馬ばかり。
とりあえずこの馬達の取捨は週末まで考えるとして、控える競馬が出来るこの馬を選んだ。
血統的にマイルは微妙だとは思うが、新馬で1600m戦を完勝。
2戦目は重賞でもキッチリ2着に好走。
まあこの時のレースレベルに疑問符はあるが穴馬消去法推奨馬でもあり、何より鞍上が魅力。
それ程人気にならないようなら買い目には入れておきたい。
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