このレースは福島競馬場で行われる芝1800m戦。
3歳戦ではありますが、ハンデ重賞ということもあり毎年荒れ模様。
今年のメンバーを見ても抜けた馬もいないので簡単には決まら無さそう。
例年通り馬券的にも楽しめそうです。
そして現在のnetkeibaさんの予想オッズは以下の通りです。
それではこれから脚質傾向・枠順傾向・血統傾向・消去法・デスデータの順で調べていきます。
(注)消去法やデスデータは、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
「 脚質傾向データ 」
以下が過去10年の脚質傾向です。
これを見ると逃げ馬の好走率が圧倒的。
そこで前走脚質を見てみると同じように…
① 前走脚質逃げ
前走逃げた馬の複勝率は40％もあります。
ここから好走率を上げる条件として…
② 斤量54～57キロ(新斤量制度に換算)
③ 前走OPクラス以上
ここまでの条件①～③で(2・1・2・0)複勝率100％です。
この条件に該当する馬は
グラニット
セオ
以上2頭です。
まあ複勝率100％と言っても2頭とも下位人気馬なのでアテにはできないですが、穴馬候補としては考えておきたい。
次に前走逃げ馬以外で好走した馬の脚質傾向を調べたいと思います。
逃げ馬の好走率が高いので先行馬も好走率が高いと思いきや…
① 前走差し馬
前走差し馬の複勝率は25, 5％に対して、先行馬は8,0%で3倍以上差があります。
ここから好走率を上げる条件として…
② 斤量55～56キロ(新斤量制度に換算)
③ 前走2勝クラス以上
④ 前走OPクラス以下出走馬は前走3番人気以内
ここまでの条件①～③で(4・2・2・8)複勝率50,0％です。
この条件に該当する馬は
ウヴァロヴァイト
コレペティトール
以上2頭です。
「 枠順傾向データ 」
以下が過去10年の枠順傾向です。
これを見ると3番ゲート以内で6勝挙げているのは注目。
そして7番ゲート以内の複勝率が比較的安定していますね。
今度は6番人気以下限定の枠順傾向です。
穴馬で見ると8番ゲート以降から好走馬が5頭出ているが、このうち3頭は初角or4角で2番手以内を取っていた馬。
それを考慮するとやはり内有利と考えるのが妥当でしょう。
上記のデータを考慮して
1～7番ゲート有利
と判断します。
「 血統傾向データ 」
過去5年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
今回の推奨血統は
父に
・ロベルト系
又は
父or母父に
・ステイゴールド系
又は
母父に
・ダンシングブレーヴ系
・サドラーズウェルズ系
です。
ディープインパクト産駒の好走馬が多いですが、もはやディープインパクト産駒はいないのでそれ以外の点から考えました。
母父に関してはノーザンダンサー系が好調ですが、6頭中5頭はダンシングブレーヴ系かサドラーズウェルズ系です。
今回の該当馬は
アイスグリーン
アグラシアド
シルトホルン
バルサムノート
マイネルモーント
ヨリキリ
ラファドゥラ
以上7頭です。
「 消去法データ 」
消去法は2013年以降の過去10年分のもので1～5番人気の上位人気馬消去法と6番人気以下の穴馬消去法に分けています。
またこのデータは見方によっては捉え方は色々ですが、基本的に年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
まずは上位人気馬消去法です。
黄色部分は5番人気以内馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
① 斤量55キロ以上(新斤量制度に換算)
② 前走1勝クラスで1番人気で1着 且つ 上り4位以内
③ 前走OPクラス以上で5番人気以内 且つ 上り2位以内
予想オッズ5番人気以内馬で上記の条件①＋②or③に該当する馬は
アイスグリーン
バルサムノート
レーベンスティール
以上3頭です。
次に穴馬消去法です。
黄色部分は6番人気以下馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
① 前走距離1600ｍ以上
② 斤量54キロ以上(新斤量制度に換算)
③ 前走G1出走馬
④ 前走1勝クラス以上で初角先頭馬
予想オッズ5番人気以下馬で上記の条件①②＋③or④に該当する馬は
シルトホルン
セオ
以上頭です。
昨年ショウナンマグマは逃げ切りで穴をあけました。
前走は初角4番手からなので対象から外れましたが、前々走は逃げています。
脚質傾向でも言いましたが、前走逃げていた馬は要注意ですね。
「 デスデータ 」
このレースにおいて極めて好走率が悪いデスデータを調べました。
対象は過去10年の6番人気以下限定のもので、このレースの6番人気以下馬の複勝率は15,6%です。
・斤量54～56キロ以外(0・0・0・32)複勝率0%(新斤量制度に換算)
・前走上り3位以内(0・1・1・29)複勝率6,5%
・前走脚質先行(0・0・1・30)複勝率3,2%
このデスデータを全て突破した馬は
コレペティトール
スズカハービン
セオ
ドンデンガエシ
以上4頭です。
逃げ馬の成績が良いのに、何故か前走差し・追い込み馬より前走先行した馬の成績が非常に良くない。
不思議ですね。
最後に現時点での穴馬候補を発表します。
それはこの馬(B)
ここを☟クリック
(B) ？？？？？
前走敗れた相手は予想オッズでは上位人気に支持されているが今回は舞台が違う。
脚質傾向から考えると逆転も十分あり得る。
また積極的な脚質の馬に乗せたら割増しの評価ができる鞍上も魅力。
更にレーベンスティールにも勝っている馬が下位人気なら狙わない理由はない。
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