今回はNHKマイルカップ2021の過去データ消去法と枠順・脚質・血統傾向の記事です。
このレースは東京競馬場で行われる芝1600m戦。
とにかく馬鹿荒れするG1レース。
過去10年4番人気以内で圏内独占は2レースありますが、それ以外の8年は全て9番人気以下の馬が必ず1頭は圏内に来ています。
穴党なら盲目的に9番人気以下の馬から穴馬を選ぶというのもありかもしれません。
今回はそんな穴馬を探していきたいと思います。
現在のnetkeibaさんの想定オッズは以下の通りです。
まずは脚質傾向から見ていきます。
以下が過去10年の脚質傾向です。
これを見るとまず目につくのは圧倒的に逃げ馬が好成績だということ。
ただ圏内に入った逃げ馬5頭中4頭は1番人気だった。
近走の走りを見ると逃げ候補はバスラットレオンかピクシーナイト。
この2頭のどちらが逃げるのかと考えると、バスラットレオンは明らかに逃げたときにだけ好成績を挙げているのに対して、ピクシーナイトは2走前の奇策の逃げで好走しただけ。
しかもピクシーナイトの鞍上が福永騎手ということを考えると、そこまで主張してこないはず。
そういう意味では逃げるのはバスラットレオンが濃厚ではないか。
過去に逃げて好走した馬達は1番人気が殆どであったが、この馬も想定オッズでは2番人気。
実力のある人気馬であることには変わりなく、バスラットレオンは有力な逃げ馬だと思っています。
次にその他の脚質を見るとその年によってバラバラ。
前日馬場と展開読みで考えるのがベストだと思います。
ただどの年でも共通して言えるのは穴馬は差し馬。
5番人気以下で圏内に入った馬15頭中12頭が後方勢。
その12頭中8頭は前走OPクラス以上で上り3位以内の脚を使っています。
今回その対象となる馬はアナザーリリック・ゴールドチャリス・タイムトゥヘヴン・リッケンバッカーの4頭です。
次は枠順傾向です。
以下が過去10年の枠順傾向です。
これを見ると内枠がダメということもないが、優劣をつけるなら中枠~外枠にかけて好走馬が多い。
今度は5番人気以下限定の枠順傾向です。
穴馬で見ると1~9番ゲートと10~18番ゲートの半分に区切ってみると、9番ゲート以内の穴馬は5頭で10番ゲート以降の穴馬は8頭。
やはり内より外の方がやや優位であると思われます。
上記のデータを考慮して
10番ゲート以降有利
と判断します。
次に血統傾向です。
過去5年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
濃い桃色(ロベルト系)
今回の推奨血統は
父に
・ダイワメジャー
又は
母方に
・ダンチヒ内包馬
又は
ヴァイスリージェント内包馬
です。
このレースはダイワメジャー産駒が特に強いですが今年は出走馬はいません。
それ以外で見ると母父ノーザンダンサー系の好走馬が多いですが、特に顕著なのが母方にダンチヒを持っている馬です。
それ以外ではやはり東京1600mと言えばヴァイスリージェント持ちですね。
今回の該当馬は
エリザベスタワー
グレナディアガーズ
ショックアクション
バスラットレオン
ルークズネスト
レイモンドバローズ
ロードマックス
ヴェイルネビュラ
以上8頭です。
次に消去法です。
消去法は上位人気馬消去法と穴馬消去法に分けています。
まずは上位人気馬消去法です。
上位人気馬とは4番人気以内を指しています。
過去10年の1~3着馬の結果は以下の通りです。
黄色部分は4番人気以内馬で、赤色部分は強調部分として色分けしています。
見方によって基準は人それぞれですが、圏内に入った馬に多く共通する項目は以下の通りです。
① 前走G1で5着以内 又は 前走距離1600~1800mのG2・G3で3着以内
基本的に頭数ではなく年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
4番人気以内の馬が圏内に来た年は過去10年で9回。
そしてその9回中、上記の条件で4番人気以内の馬が来た年は9回です。
今回の想定4番人気以内馬で上記の条件に該当する馬は
バスラットレオン
ホウオウアマゾン
以上2頭です。
2015年以降はクラシック5着以内の馬が必ず好走していました。
(注)2018年はクラシック5着以内馬の出走無し。
ちなみに今年もクラシック5着以内の出走馬はいません。
(注)あくまで想定人気からの消去法なので、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
次に穴馬消去法です。
穴馬とは5番人気以下を指しています。
過去10年の1~3着馬の結果は以下の通りです。
黄色部分は5番人気以下で、赤色部分は強調部分として色分けしています。
ただアーリントンカップがNHKマイルカップの前哨戦となった2018以降からは明らかに傾向が変わっています。
3年連続でアーリントンカップ組が好走しています。
よって今回は過去3年で見ていきます。
見方によって基準は人それぞれですが、圏内に入った馬に多く共通する項目は以下の通りです。
① 前走アーリントンカップ3着以内
② 前走重賞で2着以内or1番人気or上り1位
基本的に頭数ではなく年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
5番人気以下の馬が圏内に来た年は過去3年で3回。
そしてその3回中、上記の条件で5番人気以下の馬が来た年は3回です。
今回の想定5番人気以下馬で上記の条件に該当する馬は
タイムトゥヘヴン
リッケンバッカー
ルークズネスト
レイモンドバローズ
以上4頭です。
(注)あくまで想定人気からの消去法なので、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
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最後に現時点での穴馬候補2頭を発表します。
それはこの馬(A)(B)☟
冒頭でも書いたが9番人気以下の穴馬がかなりの確率で好走しています。
そこで今回は想定9番人気以下から狙えそうな穴馬を候補として挙げたいと思います。
(A) ?????
2018年以降毎年のように好走しているアーリントンカップ好走馬。
穴馬消去法と脚質傾向で挙げた馬であり、デビュー3戦目以降からは崩れない成績と安定した末脚を持っている。
(B) タイムトゥヘヴン
前走は初の1600m戦の距離短縮で好走。
しかも不利な大外枠からの結果と考えると上出来。
そのレースは大外枠という理由で自分は即消ししたが(;^_^A
鞍上もこの馬とは相性が良さそうで今回も継続騎乗。
重賞実績も十分なので狙ってみたいです。
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