このレースは中京競馬場で行われる芝2000m戦。
昨年に続き中京開催となっています。
そして例年のごどく少頭数の10頭立て。
ただ頭数は少ないものの、抜けた馬もいないですし堅い決着にはならないのではないでしょうか。
そして現在のnetkeibaさんの想定オッズは以下の通りです。
それではこれから脚質傾向・枠順傾向・血統傾向・消去法・デスデータの順で調べていきます。
(注)消去法やデスデータは、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
「 脚質傾向データ 」
このレースは昨年に続き中京開催で2020年以前の阪神開催のデータは使えません。
更に今週からBコース替わり初週となっています。
よって参考データとして同コース重賞開幕1~2日目で調べてみました。
以下が2012年以降の過去10年の脚質傾向です。
これを見ると追い込み馬以外はどこからでも狙えそうです。
あと差し馬の活躍を見ると、Bコース替わりだからと言って先行勢有利とは言えない。
ただ逃げ馬は勝率・複勝率共にトップで警戒しておきたい。
一応今回の登録馬を見てみると、近走の走りから逃げ馬候補はキングオブドラゴン、そして近2走は逃げれてないが昨年番手で粘り込んだショウナンバルディ。
人気的にも前目で狙う穴馬ならこの2頭は気にしておきたい。
逆に追い込み候補はアドマイヤジャスタ・パトリック辺りか。
10頭立てなのであまり敏感にならなくても良いかもしれないが、アドマイヤジャスタ・パトリックは脚質傾向的には嫌いたいところです。
あくまで参考程度ということで。
「 枠順傾向データ 」
枠順傾向も脚質傾向と同じく、同コース重賞開幕1~2日目で調べてみました。
以下が過去10年の枠順傾向です。
これを見ると13番ゲートまでは勝率・複勝率共に安定しています。
今度は5番人気以下限定の枠順傾向です。
穴馬で見ても勝馬は13番ゲート以内までがほとんど。
複勝率でみれば15番ゲート以内までが安定している。
ただ今回は10頭立てで特に枠順を気にすることもないでしょう。
上記のデータを考慮して
枠順有利不利無し
と判断します。
「 血統傾向データ 」
血統傾向では2017年以降の過去5年同コース1勝クラス以上で調べました。
ちなみに重賞に限定してしまうと、金鯱賞がメインとなってしまい、このレースはとにかくクラシック血統に偏った傾向があります。
逆に昨年の鳴尾記念3着以内馬の父はクラシックとはあまり縁がない血統でした。
よって参考データは偏りを無くすために1勝クラス以上としました。
話を戻してデータとしてはサンプル数5レース以上、複勝率30%以上の種牡馬をピックアップしました。
その傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
今回の推奨血統は
父に
・グラスワンダー
・モーリス
・キングズベスト
・ドリームジャーニー
・ディープスカイ
・フランケル
・ストリートセンス
・キングカメハメハ
・エピファネイア
・タニノギムレット
・カンパニー
・ディープインパクト
・ノヴェリスト
・ジャスタウェイ
です。
この中でも特に注目なのはロベルト系。
モーリス・グラスワンダーが好成績ではあるが、ロベルト系全体でみても複勝率は抜けています。
今回の該当馬は
アドマイヤジャスタ
カイザーバローズ
ギベオン
ショウナンバルディ
ジェラルディーナ
ヴェルトライゼンデ
以上6頭です。
今回ロベルト系産駒はジェラルディーナだけ。
牝馬ではありますが血統的には気になるところです。
「 消去法データ 」
消去法は2012年以降の過去10年分のもので1~4番人気の上位人気馬消去法と5番人気以下の穴馬消去法に分けています。
またこのデータは見方によっては捉え方は色々ですが、基本的に年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
まずは上位人気馬消去法です。
黄色部分は4番人気以内馬で、赤・青・緑色部分は強調部分として色分けしています。
① 前走G1出走馬
② 前走距離1800m以上のG2出走馬
③ 前走距離1800m以上のOP~G3で1着or1番人気
想定4番人気以内馬で上記の条件①or②or③に該当する馬は
サンレイポケット
ヴェルトライゼンデ
以上2頭です。
上位人気馬の中で残った馬は格的には断然の2頭が残りました。
次に穴馬消去法です。
黄色部分は5番人気以下馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
① 前走G2クラス以上で上り4位以内or4角1番手
② 前走都大路S・新潟大賞典出走馬
想定5番人気以下馬で上記の条件①or②に該当する馬は
キングオブドラゴン
パトリック
ヤシャマル
以上3頭です。
このレースは前走都大路S・新潟大賞典出走馬がやたらと好走しています。
前走着順や人気等は気にしないで、無条件で押えるくらいでもいいかもしれません。
今回の出走馬ではパトリックとヤシャマルが該当します。
「 デスデータ 」
このレースにおいて極めて好走率が悪いデスデータを調べました。
対象は過去10年の5番人気以下限定のもので、このレースの5番人気以下馬の複勝率は15,9%です。
・前走敗戦馬の着差1,6秒以上(0・0・0・22)複勝率0%
・前走から斤量増馬(0・0・0・17)複勝率0%
・前走脚質追い込み(0・0・1・20)複勝率4,8%
・前走G1出走馬を除く距離2100m以上(0・0・0・10)複勝率0%
このデスデータを全て突破した馬は
ギベオン
ショウナンバルディ
以上2頭です。
最後に現時点での穴馬候補2頭を発表します。
それはこの馬(C)(D)☟
(C) ?????
このレースとは抜群に相性が良い前走新潟大賞典組。
前走からの斤量増というのが一番気になる材料だが今の勢いは本物。
斤量で嫌われて人気がないようなら狙う価値は十分ありそう。
(D) ショウナンバルディ
デスデータ突破馬のこの馬を挙げたい。
昨年の好走馬であり、2走前の今回と同コース金鯱賞では全く自分の競馬が出来なかったにも関わらず6着と健闘。
前走は相手が悪く、3走前はやや距離が長かった。
今回はメンバーレベルも下がり、得意の中京芝2000で巻き返しに期待したい。
コメントを残す