このレースは阪神競馬場で行われる芝1400m戦。
過去10年で二桁人気馬の好走が4年あり、それなりに荒れる重賞です。
今年はG1馬になったママコチャ、1400mのスペシャリストであるグレナディアガーズ等有力馬が参戦しますが、下位人気馬も侮れなく一波乱に期待したいですね。
そして現在のnetkeibaさんの予想オッズは以下の通りです。
それではこれから脚質傾向・枠順傾向・血統傾向・消去法・デスデータの順で調べていきます。
(注)消去法やデスデータは、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
「 脚質傾向データ 」
以下が過去10年の脚質傾向です。
これを見ると追い込み馬以外の複勝率が良いですね。
とは言え追い込みからも好走馬が4頭出ていて、上り最速の複勝率もソコソコあります。
そこで前走脚質を見てみると…
① 前走脚質先行・差し
勝ち馬10頭は全てこの2脚質から出ていて、前走海外遠征馬を除く圏内馬28頭中26頭を占めます。
ここから好走率の高い条件を積み重ねていくと…
② 栗東・外国人騎手
③ 前走間隔4週以上
④ 前走芝G2以下で4番人気以内
⑤ 前走G1で9番人気以内
⑥ 15番ゲート以内
この条件①~⑥で(8・4・6・15)複勝率54,5%になります。
この条件に該当する馬は
ピクシーナイト
ママコチャ
以上2頭です。
人気になりそうなグレナディアガーズとアグリは前走追い込みで傾向からは外れました。
「 枠順傾向データ 」
以下が過去10年の枠順傾向です。
これを見ると勝ち馬は14番ゲートまでと幅広く、18番ゲートからも2頭好走馬がいます。
ほぼフラットか?
今度は6番人気以下限定の枠順傾向です。
穴馬で見ると16番ゲートまで好走馬がいますが、一つだけ特徴があります。
9番ゲート以降で計70頭いますが、好走した4頭は全て初角4番手以内の馬でした。
そしてこの4頭中3頭は前走でも前目で競馬をしています。
ということは外枠に入って好走できる穴馬は基本的に逃げ・先行馬ということになります。
上記のデータを考慮して
前走脚質差し・追い込みの9番ゲート以降の穴馬(6番人気以下)不利
と判断します。
ちょっと面倒な条件ですが、外枠の人気薄で買えるのは前に行ける馬ということです。
例えば今回のメンバーで言えばエイシンスポッターが外枠に入ったら厳しい。
ホウオウアマゾンが外枠に入っても好走する可能性はあるといった感じですね。
ただ上位人気馬に限れば外枠の差し馬でもデータ的には問題ありません。
「 血統傾向データ 」
過去5年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
今回の推奨血統は
父に
・ノーザンダンサー系
又は
・父サンデーサイレンス系×母父ナスルーラ系
・父サンデーサイレンス系×母父ミスプロ系
です。
近2年でミスプロ系が2頭好走していますが、複勝率では7.7%で決して高い数字とは言えません。
今回の該当馬は
アグリ
エエヤン
グレナディアガーズ
ママコチャ
以上4頭です。
「 消去法データ 」
消去法は2013年以降の過去10年分のもので1~5番人気の上位人気馬消去法と6番人気以下の穴馬消去法に分けています。
またこのデータは見方によっては捉え方は色々ですが、基本的に年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
まずは上位人気馬消去法です。
黄色部分は5番人気以内馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
① 前走G1出走馬は5着以内 or 5番人気位以内
② 前走G2クラス以下出走馬は1着 or 1番人気 且つ 5着以内 or 5番人気以内
現時点の予想オッズだと6番人気以内までが上位人気馬という感じなので、予想オッズ6番人気までを上位人気馬として扱います。
予想オッズ6番人気以内馬で上記の条件に該当する馬は
アグリ
ママコチャ
以上2頭です。
次に穴馬消去法です。
黄色部分は6番人気以下馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
① 前走G1出走馬
② 前走OP~G2クラス出走馬は8着以内 且つ 4角5番手以内
今回は予想オッズ7番人気以下を穴馬として扱います。
予想オッズ7番人気以下馬で上記の条件に該当する馬は
エエヤン
ダディーズビビッド
ダノンスコーピオン
ピクシーナイト
以上4頭です。
「 デスデータ 」
このレースにおいて極めて好走率が悪いデスデータを調べました。
対象は過去10年の6番人気以下限定のもので、このレースの6番人気以下馬の複勝率は9,0%です。
・前走間隔4~12週以外(0・0・0・37)複勝率0%
・前走2着以内(0・0・0・22)複勝率0%
・前走G1出走馬で4角11番手以下(0・0・0・10)複勝率0%
・前走G1出走馬を除く7歳以上(0・0・0・22)複勝率0%
・前走G1出走馬を除く敗戦馬の着差0,4秒以上(0・0・1・52)複勝率1,8%
・前走G1出走馬を除く9着以下(0・0・0・35)複勝率0%
・前走G1出走馬を除く12番人気以下(0・0・0・23)複勝率0%
・前走G1出走馬を除く前走馬体重513キロ以下(1・0・0・77)複勝率1,2%
・前走G1出走馬を除く4角6番手以下(0・0・0・55)複勝率0%
・前走G1出走馬を除く前走から斤量増(0・0・0・56)複勝率0%
今回は予想オッズ7番人気以下を穴馬として扱います。
このデスデータを全て突破した馬は
エエヤン
ダノンスコーピオン
ピクシーナイト
以上3頭です。
前走G1出走馬以外の穴馬は結構厳しい条件が多いですね。
最後に現時点での穴馬候補を発表します。
それはこの馬(B)
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(B) ?????
人気馬となるか穴馬となるか微妙なラインだが、この馬には注目しています。
前走は前々で粘って穴をあけたが、今回も前走の再現か可能なメンバー構成。
この馬の長所はとにかく大きく崩れないところ。
距離1400も合っていそうで、これで内枠を引けたら更に良い。
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