このレースは中京競馬場で行われる芝1200m戦。
昨年まではただの重賞でしたが、今年からはG3となっています。
そして開催場所は昨年に引き続き中京開催です。
重賞に格上げされてから今年で5年目となりますが、過去4年の上位4番人気以内馬の成績は非常に悪く、毎年1頭しか圏内に入っていません。
この傾向から考えると4番人気以内馬-5番人気以下馬2頭という馬券の組み方が高配当を狙うもっとも確率の高い手段かもしれません。
その分馬券も難しいですが狙っていきたいと思います。
そして現在のnetkeibaさんの想定オッズは以下の通りです。
それではこれから脚質傾向・枠順傾向・血統傾向・消去法・デスデータの順で調べていきます。
(注)消去法やデスデータは、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
「 脚質傾向データ 」
京都競馬場改修工事の影響で、中京競馬場の同コース重賞はほとんどありませんでした。
しかし近2年で同コース重賞はいくつか開催されたのでそのデータを基に調べていきたいと思います。
対象は今回の葵ステークスとなるべく条件が近い開幕7日目以降の同コース重賞です。
2012年以降で計5レースありましたので、そこから調べました。
以下がその脚質傾向となります。
これを見ると注目が先行馬の複勝率が極めて高く、勝馬5勝中4勝が上がり6以下。
差し馬も健闘していますが基本は上がり勝負ではなく、とにかく前目で競馬ができる馬を中心に考えた方が良さそう。
追い込み馬に限っては大幅に割り引きですね。
一応今回のメンバーを見るとかなり先行勢が揃った印象。
それなら今年は後方勢有利?と思ってしまいますが、昨年の中京開催でも今年と同じように先行勢多数でありながら、4角4番手以内の馬が2頭圏内に入りました。
今回の登録馬を見ると先行馬が多すぎてどの馬が前に行くかわかりませんが、自分の見解では先行馬中心で考えています。
断言はできませんが、ジャスパークローネとショウナンマッハは3戦連続で逃げているので前で競馬をしそうな馬を挙げるとすればとりあえずはこの2頭ですかね。
「 枠順傾向データ 」
こちらのデータも脚質傾向と同じく開幕7日目以降の同コース重賞で調べました。
以下がその枠順傾向です。
これを見ると内外満遍なく好走馬が出ていて枠順の有利不利は無さそう。
今度は5番人気以下限定の枠順傾向です。
穴馬で見るとデータ数が少ないのもあり穴馬の数は僅か4頭。
ただ中枠・外枠から好走馬が出ていることを考えると有利不利は特に気にしなくて良いかもしれない。
上記のデータを考慮して
枠順有利不利無し
と判断します。
「 血統傾向データ 」
対象は今回の葵ステークスとなるべく条件が近い開幕7日目以降の同コース重賞で、近5年以内のものとなります。
とは言っても合致するデータは2020年以降となります
その傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
今回の推奨血統は
父or父母父に
・ストームキャット系
・ダンチヒ系
又は
母父or母母父に
・ストームキャット系
・ダンチヒ系
です。
上記の表では網羅出来ていませんが、米国血統のストームキャットやダンチヒの血を持つ馬が好走していて圏内馬12頭中9頭が該当です。
今回の該当馬は
ウラカワノキセキ
カジュフェイス
テイエムスパーダ
ブレスレスリー
ヴィアドロローサ
以上5頭です。
2020年の高松宮記念1着馬はクリノガウディーですが降着で4着。
そこで実際に確定した着順1~3着馬を載せています。
「 消去法データ 」
消去法は重賞に格上げされた2018年以降の過去4年分のもので1~4番人気の上位人気馬消去法と5番人気以下の穴馬消去法に分けています。
またこのデータは見方によっては捉え方は色々ですが、基本的に年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
まずは上位人気馬消去法です。
黄色部分は4番人気以内馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
① 前走桜花賞出走馬
② 4角4番手以内
想定4番人気以内馬で上記の条件①or②に該当する馬は
ウインマーベル
ショウナンマッハ
以上2頭です。
もっと条件を厳しくするなら桜花賞以外の前走4角4番手以内の馬は全て2番人気以内馬なのですが、それだと対象馬がいなくなってしまうので条件を緩めました。
次に穴馬消去法です。
黄色部分は5番人気以下馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
① 前走橘ステークス・マーガレットステークスで4着以内or4番人気以内
② その他路線組で前走1着 且つ 上り2位以内or4角2番手以内
想定5番人気以下馬で上記の条件①or②に該当する馬は
ウラカワノキセキ
カジュフェイス
ケイアイオメガ
シゲルファンノユメ
ジャスパークローネ
トップキャスト
以上6頭です。
上記の条件の中でも特に橘ステークス組はOP競争時代からこのレースとは相性が良く、重賞になってからも好走馬が多いです。
今年の登録馬ではカジュフェイス・ケイアイオメガ・ジャスパークローネの3頭になります。
「 デスデータ 」
このレースにおいて極めて好走率が悪いデスデータを調べました。
対象は重賞に格上げされてからの過去4年の5番人気以下限定のもので、このレースの5番人気以下馬の複勝率は14,3%です。
・キャリア9戦以上(0・0・0・10)複勝率0%
・前走敗戦馬の着差1,5秒以上(0・0・0・9)複勝率0%
・前走10番人気以下(0・0・0・9)複勝率0%
・前走脚質追い込み(0・0・0・10)複勝率0%
このデスデータを全て突破した馬は
ウインモナーク
ウラカワノキセキ
ケイアイオメガ
シゲルファンノユメ
ジャスパークローネ
トップキャスト
ブレスレスリー
以上7頭です。
過去4年分のデータしかないのでデスデータ項目も少なく、あまり絞り切れませんでした。
最後に現時点での穴馬候補2頭を発表します。
それはこの馬(A)(B)☟
(A) ?????
新馬戦ではオークス2着馬のスタニングローズを降して勝利。
3走前には今回除外になってしまったが出走していれば上位人気確実のオタルエバーの2着という実績もある。
鞍上も前回に引き続き心強い鞍上を確保。
初の1200m戦は重賞で完敗したが、前走は2回目となる1200m戦で完勝。
諸々の実績・鞍上・距離等を考えると、この程度のメンバーなら十分勝負になると思います。
(B) シゲルファンノユメ
先行勢有利なレースではあるが、差し馬が全く来ないという訳でもない。
デビュー以来重賞も含め一度も上り4位以下がなく、末脚はこのメンバーでは1・2を争うのではないか。
キャリア7戦中6戦が1200m戦で、その6戦はOPクラス含めて全て圏内に入っている。
カンナステークスでは今回上位人気のコラリンとコンマ1秒差の勝負を演じている。
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