今回は菊花賞2021の過去データ消去法と枠順・脚質・血統傾向の記事です。
現在のnetkeibaさんの想定オッズは以下の通りです。
このレースは阪神競馬場で行われる芝3000m戦。
今年は京都開催ではなく阪神開催となっています。
今回は皐月賞馬エフフォーリアもいなければ、ダービー馬シャフリヤールもいない。
繰り上がりで1番人気となりそうなステラヴェローチェの想定オッズは単勝100円台。
このメンバーなら確かに能力上位だが、絶対軸と呼べるだろうか?
未知なる3000mということもあり一波乱に期待して予想していきたいと思います。
まずは脚質傾向から見ていきます。
今年は京都開催ではなく阪神開催。
よって過去データは使えないので、同コース重賞阪神大賞典を参考にしました。
以下が過去10年の脚質傾向です。
これを見ると先行馬が5勝、捲りが5勝。
要するに4角で前目にいる馬が有利ということです。
また別の視点で見ると上り1位の馬は複勝率100%です。
そこで最も好走条件が高そうなのは上り1位で 且つ 先行・捲り。
ただ阪神大賞典は古馬重賞で菊花賞は3歳限定戦で条件が異なります。
そこでここからはあくまで仮説ですが考えてみました。
過去10年で菊花賞で圏内に入った30頭中28頭は前走距離2200m以上。
そして阪神大賞典の傾向で100%の複勝率を誇る上り1位で 且つ 先行・捲り馬。
これを基礎として考えると
①前走距離2200m以上
②過去に2200m以上で上り1位で先行・捲りを経験した馬
今回これに該当するのはディヴァインラヴ・レッドジェネシス・ヴェローチェオロの3頭。
脚質傾向的には上記3頭に注目しています。
次は枠順傾向です。
こちらも阪神大賞典を参考にしました。
以下が過去10年の枠順傾向です。
これを見ると阪神大賞典が少頭数でしか開催されていないので、14番ゲート以降のデータはありません。
そして勝ち馬で見ると5番ゲート以降からの勝馬が多い。
ただ複勝率では内外で大きな差はありません。
ちなみに以下は京都開催の菊花賞の枠順傾向です。
これを見ると15番ゲート以降はかなり劣勢。
長距離を終始外々を回るというのはやはり不利ということ。
阪神の14頭立て以上のデータはありませんが、長距離という点だけで見るとフルゲートの大外枠付近はマイナスかもしれません。
今度は5番人気以下限定の枠順傾向です。
穴馬で見るとこちらはかなり偏った傾向。
穴馬は8番ゲート内からしか出ていません。
迷いましたが京都開催の菊花賞データと阪神大賞典のデータを考慮して
1~8番ゲート有利
9~14番ゲート有利不利無し
15番ゲート以降不利
と判断します。
今年はフルゲート16頭となっています。
間違えました。
フルゲートは18頭を立てでした。
次に血統傾向です。
こちらも同じく阪神大賞典のデータを参考にしています。
過去5年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
今回の推奨血統は
父に
・ハーツクライ
・ディープインパクト
・ステイゴールド系
又は
母父に
・ロベルト系
・ノーザンダンサー系(但し父サンデーサイレンス系に限る)
です。
ステイゴールド産駒は上記の表では1頭しかいませんが、それ以前はステイゴールド産駒ゴールドシップが3連覇、オルフェーヴルも圏内ありとこのレースでは欠かせない存在です。
またキングカメハメハ産駒も近2年好走していますが、過去10年まで遡ってもキングカメハメハ産駒は10頭出走して好走馬はユーキャンスマイルだけ。
これは血統傾向というより馬個体の問題ではないだろうか。
判断が微妙なので傾向からは外しました。
今回の該当馬は
アサマノイタズラ
グラティアス
ディープモンスター
レッドジェネシス
ロードトゥフェイム
ヴィクティファルス
ヴェローチェオロ
以上7頭です。
除外対象馬は入れていません。
次に消去法です。
消去法は上位人気馬消去法と穴馬消去法に分けています。
まずは上位人気馬消去法です。
上位人気馬とは4番人気以内を指しています。
過去10年の1~3着馬の結果は以下の通りです。
黄色部分は4番人気以内馬で、赤色部分は強調部分として色分けしています。
見方によって基準は人それぞれですが、圏内に入った馬に多く共通する項目は以下の通りです。
① 前走神戸新聞杯2着以内 且つ 上り3位以内
基本的に頭数ではなく年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
4番人気以内の馬が圏内に来た年は過去10年で10回。
そしてその10回中、上記の条件で4番人気以内の馬が来た年は10回です。
今回の想定4番人気以内馬で上記の条件に該当する馬は
ステラヴェローチェ
レッドジェネシス
以上2頭です。
(注)あくまで想定人気からの消去法なので、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
次に穴馬消去法です。
穴馬とは5番人気以下を指しています。
過去10年の1~3着馬の結果は以下の通りです。
黄色部分は5番人気以下で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
見方によって基準は人それぞれですが、圏内に入った馬に多く共通する項目は以下の通りです。
① 前走距離2200m以上
② 前走2勝クラス以上
③ 前走重賞3着以内、但し重賞出走馬以外は1着
④ 前走上り3位以内or4角4番手以内
基本的に頭数ではなく年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
5番人気以下の馬が圏内に来た年は過去10年で9回。
そしてその9回中、上記の条件で5番人気以下の馬が来た年は8回です。
今回の想定5番人気以下馬で上記の条件に該当する馬は
アサマノイタズラ
アリーヴォ
エアサージュ
ディヴァインラヴ
モンテディオ
ロードトゥフェイム
以上6頭です。
近5年で見ると前走2000mのレインボーライン、前走1800m戦のフィエールマンも好走しているので①の条件を2200m以上と決めなくても良かったかもしれません。
ただこのレインボーラインとフィエールマンは後の天皇賞春の勝ち馬。
やはり最低でも距離2200m以上の実践経験が必要かもしれません。
(注)あくまで想定人気からの消去法なので、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
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最後に現時点での穴馬候補2頭を発表します。
それはこの馬(A)(B)☟
(A) アサマノイタズラ
前走は嵌った感たっぷりだが、今回上位人気が予想されるオーソクレースや出走見送りとなったが出走していれば人気になったであろうソーヴァリアントを撃破。
血統的には傾向で紹介した父サンデーサイレンス系×ノーザンダンサー系。
母父キングヘイローは今年の阪神大賞典を圧勝したディープボンドと同じ。
その他穴馬消去法でも挙げた馬でもあり、それほど妙味はないかもしれないが気になる1頭です。
(B) ?????
2走前から一気の馬体重増。
その2戦は先行策で且つ速い上りも出して2連勝。
G1常連の鞍上も前走からの継続騎乗と心強い。
距離経験も十分積んでおり、性別で嫌われるなら逆に狙ってみたい。
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