このレースは東京競馬場で行われる芝2000m戦。
昨年は超豪華メンバーでしたが、昨年には劣るものの注目は古馬の筆頭格ジャックドール VS 3歳馬という面白い対決です。
メンバーを見るとそれなりに好メンバーが揃った印象でそこまで荒れないかも。
過去10年で7番人気以内での決着が8回もあり、今年もチョイ荒れくらいで収まるのではないでしょうか。
そして現在のnetkeibaさんの想定オッズは以下の通りです。
それではこれから脚質傾向・枠順傾向・血統傾向・消去法・デスデータの順で調べていきます。
(注)消去法やデスデータは、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
「 脚質傾向データ 」
以下が過去10年の脚質傾向です。
これを見ると逃げ～差し馬までは複勝率では大きく変わらないが、やはり先行馬の複勝率が一歩リード。
そして上り1・2位馬は6勝挙げていて、圏内馬は全体の半数以上16頭います。
そこで今回は先行馬と上り1・2位馬について調べてみました。
まず上り1・2位馬について調べてみると圏内馬16頭中14頭が…
① 前走一桁着順で6番人気以内
① 前走G2クラス以上で初角4番手以下
② 前走上り6位以内
この条件に該当する馬は
イクイノックス
シャフリヤール
ジオグリフ
ダノンベルーガ
ノースブリッジ
以上5頭です。
次いで先行馬について調べてみると、圏内に入った馬は11頭いますが意外と前走脚質がバラバラなんですよね。
脚質傾向なのに脚質から傾向が見出せない(-_-;)
ただ脚質とは違う共通条件があって…
① 前走3番人気以内
② 当日3番人気以内
先行して圏内に入った11頭は全てこの条件に該当します。
想定オッズから判断して前走3番人気以内 且つ 当日3番人気以内になりそうな馬で確実に先行策を取ってきそうな馬となると…
ジャックドール
この馬しかいないと思います。
「 枠順傾向データ 」
以下が過去10年の枠順傾向です。
まず今回の登録馬は15頭です。
それを踏まえて上記の表を見ると、15頭立てなら外枠も致命的な不利にはならなそう。
ただ勝ち馬10頭中9頭が9番ゲート以内。
複勝率で見ても9番ゲート以内が安定している。
今度は5番人気以下限定の枠順傾向です。
穴馬で見ると最内と大外からは好走馬無し。
ただ登録馬は15頭なので、穴馬で考えると1～3番ゲートが良くないですね。
上記のデータを考慮して
5番人気以下の穴馬限定で1～3番ゲート不利
と判断します。
あと勝ち馬を探すなら9番ゲート以内が良いと思います。
「 血統傾向データ 」
過去5年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
今回の推奨血統は
父に
・ディープインパクト
又は
父or母父に
・ヴァイスリージェント系
又は
・父キングカメハメハ系×母父ヘイルトゥリーズン系
です。
ディープインパクト産駒は複勝率ではソコソコだが全体の3分の1を占めています。
そしてヴァイスリージェント内包馬に関しては2017～2020年まで4年連続好走馬を出していました。
またこのディープインパクト産駒とヴァイスリージェント内包馬を除く7頭の内4頭が父キングカメハメハ系×母父ヘイルトゥリーズン系だったので今回推奨しました。
今回の該当馬は
カデナ
カラテ
シャフリヤール
ポタジェ
マリアエレーナ
レッドガラン
以上6頭です。
シャフリヤール以外は高配当になりそうな馬ばかりですね。
「 消去法データ 」
消去法は2012年以降の過去10年分のもので1～4番人気の上位人気馬消去法と5番人気以下の穴馬消去法に分けています。
またこのデータは見方によっては捉え方は色々ですが、基本的に年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
まずは上位人気馬消去法です。
黄色部分は4番人気以内馬で、赤色部分は強調部分として色分けしています。
① 5歳以下
② 前走G2クラス以上
③ 前走3着以内 且つ 3番人気以内
想定4番人気以内馬で上記の条件に該当する馬は
イクイノックス
ジャックドール
以上2頭です。
次に穴馬消去法です。
黄色部分は5番人気以下馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
① 4～5歳
② 前走G1出走馬
③ 前走毎日王冠出走馬で3着以内or2番人気以内or上り2位以内
想定5番人気以下馬で上記の条件に該当する馬は
ジオグリフ
以上1頭です。
穴馬に関しては前走G1出走馬か毎日王冠組だけという極端な傾向です。
今回は前走G1だったジオグリフ1頭だけとなってしまいましたが、厳密に言うとG1出走馬と言っても古馬のG1なんですよね。
そこが微妙なところです。
「 デスデータ 」
このレースにおいて極めて好走率が悪いデスデータを調べました。
対象は過去10年の5番人気以下限定のもので、このレースの5番人気以下馬の複勝率は9,2%です。
・3歳・6歳以上(0・0・0・57)複勝率0%
・前走G1出走馬を除く10着以下(0・0・0・17)複勝率0%
・前走G1出走馬を除く敗戦馬の着差0,9秒以上(0・0・0・20)複勝率0%
・前走8番人気以下(0・0・0・33)複勝率0%
・前走馬体重476～516キロ以外(0・0・1・40)複勝率2,4%
・前走G3クラス以下(0・0・0・13)複勝率0%
・前走G1出走馬を除く距離2000m以上(0・0・0・54)複勝率0%
このデスデータを全て突破した馬は
アブレイズ
ノースブリッジ
以上2頭です。
ただアブレイズはさすがに厳しいのでは…
最後に現時点での穴馬候補を発表します。
それはこの馬(A)☟
(A) ？？？？？
一応穴馬の基本は5番人気以下から挙げているのですが、まあそうなると穴馬筆頭はジオグリフかなと思っています。
ただオッズ的に人気馬と穴馬の境目となりそうなのはイクイノックス・ジャックドール・シャフリヤール・ダノンベルーガ・ジオグリフの5頭とそれ以外の馬という構図になりそう。
ということで今回はそれ以外の馬から挙げたいと思います。
あくまで現時点での話で週末には変わってるかもしれないが、この馬が気になっています。
前走は出遅れが全てで、この馬の競馬が出来なかった。
そういう意味では本格化してからのこの馬の能力はまだ未知数。
今回はペースがかなり速くなりそうだが、控えても競馬が出来る馬。
ステップレースも王道を踏んでおり、過去傾向からもピッタリ。
あとは前走のように出遅れず、内寄りの枠に入れれば面白い存在だと思います。
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