このレースは福島競馬場で行われる芝2000m戦。
ローカルハンデ重賞のイメージとは違ってあまり荒れることなく、近4年は全て6番人気以内の決着です。
ただ今回の上位人気想定馬を見ると、そこまで堅く収まりますかね？
多少なりとも波乱があるのではないかと期待しています。
そして現在のnetkeibaさんの想定オッズは以下の通りです。
それではこれから脚質傾向・枠順傾向・血統傾向・消去法・デスデータの順で調べていきます。
(注)消去法やデスデータは、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
「 脚質傾向データ 」
以下が過去10年の脚質傾向です。
これを見ると追い込み馬以外はどこからでも入れそう。
中でも先行馬は過去10年で7勝で複勝率も高く、脚質で注目するならまずは先行馬ではないでしょうか。
そこで先行して圏内に入った14頭を見てみると、その内12頭が…
① 近3走以内で4角3番手以内を経験したG1出走馬 or 3着以内馬
この条件に該当する馬は
コスモカレンドゥラ
ゴールドスミス
ベレヌス
以上3頭です。
ただこの3頭は全て逃げて成績を残した馬です。
ゴールドスミスは前走追い込んで勝利したので、逃げ馬として考えなくても良いかもしれませんが、コスモカレンドゥラとベレヌスはどうだろう？
データ上では好材料だが、今回逃げ馬が揃っているだけにどこまで信頼できるか微妙なところでもあります。
次いで複勝率は高くないものの、全体の4割を占める差し馬にも注目したい。
今回逃げ馬が揃っているということで、差し馬有利ということも十分あり得ますね。
差し馬で圏内に入った馬は12頭いますが、その内10頭が…
① 近3走以内に4角3番手以下で上り3位以内 且つ 4着以内を経験
この条件に該当する馬は
エフェクトオン
カテドラル
ゴールドスミス
サトノセシル
フィオリキアリ
ヴァンケドミンゴ
以上6頭です。
「 枠順傾向データ 」
以下が過去10年の枠順傾向です。
これを見ると勝馬は全て10番ゲート以内、複勝率では14番ゲート以降が不振です。
今度は5番人気以下限定の枠順傾向です。
穴馬で見ると10番ゲート以降からは1頭しか圏内に来ていません。
上記のデータを考慮して
1～9番ゲート有利
と判断します。
「 血統傾向データ 」
過去5年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
今回の推奨血統は
父に
・ステイゴールド系
又は
・トニービン内包馬
です。
このレースの注目血統と言えばなんと言ってもステイゴールド系でしょう。
6頭も好走馬が出ていて、しかも同一馬が1頭もいない。
今年の該当馬はゴールドスミスだけ。
この馬は血統だけで結構穴人気しそうな気がします。
またトニービン内包馬も多く活躍していますね。
今回の該当馬は
アラタ
ヴァンケドミンゴ
カテドラル
ゴールドスミス
トラストケンシン
以上5頭です。
「 消去法データ 」
消去法は2012年以降の過去10年分のもので1～4番人気の上位人気馬消去法と5番人気以下の穴馬消去法に分けています。
またこのデータは見方によっては捉え方は色々ですが、基本的に年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
まずは上位人気馬消去法です。
黄色部分は4番人気以内馬で、赤色部分は強調部分として色分けしています。
① 斤量54キロ以上
② 前走OPクラス以上
③ 前走4角5番手以内
④ 前走10着以内
想定4番人気以内馬で上記の条件に該当する馬は
オニャンコポン
ベレヌス
以上2頭です。
次に穴馬消去法です。
黄色部分は5番人気以下馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
① 斤量54キロ以上
② 前走重賞出走馬で10着以内 又は 前走1着馬
想定5番人気以下馬で上記の条件に該当する馬は
カテドラル
コスモカレンドゥラ
ゴールドスミス
以上3頭です。
「 デスデータ 」
このレースにおいて極めて好走率が悪いデスデータを調べました。
対象は過去10年の5番人気以下限定のもので、このレースの5番人気以下馬の複勝率は8,4%です。
・7歳以上(0・0・1・37)複勝率2,6%
・斤量53キロ以下(0・0・0・25)複勝率0%
・前走間隔14週以上(0・0・0・23)複勝率0%
・前走敗戦馬の着差1,0秒以上(0・0・1・56)複勝率1,8%
・前走斤量55キロ以下(0・1・0・38)複勝率2,6%
・前走馬体重455キロ以下(0・0・0・16)複勝率0%
このデスデータを全て突破した馬は
サトノエルドール
ヴァンケドミンゴ
以上2頭です。
最後に現時点での穴馬候補を発表します。
それはこの馬(D)☟
(D) ？？？？？
3走前には福島コースで逃げ切り勝利で、逆に前走はまさかの後方から差し切り勝ち。
今回逃げ馬が多い中で脚質に幅が出てきたのは大きい。
そして何よりベタですがやっぱり血統が惹かれますね。
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