今回は桜花賞2021の人気馬・穴馬別過去データ消去法と枠順・脚質・血統傾向の記事です。
良かったら阪神牝馬ステークス2021の記事もご覧ください。
このレースは阪神競馬場で行われる芝1600m戦。
無敗の白馬ソダシが1番人気想定。
話題性のある馬なので色々な意味で注目ですね。
馬券的にも上位勢を脅かしそうな馬も結構いそうなので面白いレースになりそうです。
現在のnetkeibaさんの想定オッズは以下の通りです。
まずは脚質傾向から見ていきます。
以下が過去10年の脚質傾向です。
これを見ると追い込み馬が最多の4勝で複勝率でもドップ。
また圏内馬を見ると30頭中23頭が差し・追い込み馬。
そうなるとこのレースは決め手のある馬を重視しなくてはならないでしょう。
そこで調べてみるとその23頭中21頭に共通する項目を見つけました。
① 前走重賞組 又は エルフィンステークス組
② 過去に距離1400m以上のOPクラス以上で上り1位orチューリップ賞で上り3位以内or阪神ジュベナイルフィリーズで上り3位以内
この条件に合致したのはアールドヴィーヴル・オパールムーン・ククナ・メイケイエールの4頭。
ただしメイケイエールは前走含め明らかに前向き過ぎる気性で到底後方で競馬ができるタイプではない。
ということで実質アールドヴィーヴル・オパールムーン・ククナの3頭が残りました。
後方勢タイプとしてはこの3頭は要注意だと思います。
次は枠順傾向です。
以下が過去10年の枠順傾向です。
これを見ると複勝率では5番ゲート以内は明らかに厳しいと判断できます。
近3年こそ内枠から圏内馬が連続で出ているが基本的には内枠不利なレース。
近3年で内枠から来た馬はスマイルカナ・クロノジェネシス・ラッキーライラックの3頭。
特にクロノジェネシスとラッキーライラックは牡馬相手のG1でも勝利した馬。
このくらいのレベルの馬でないと内枠は厳しいということかもしれません。
今度は5番人気以下限定の枠順傾向です。
穴馬で見ると不思議なことに内枠不利は当然として、外枠も劣らず不振です。
好走馬の多くは6~10番ゲートに密集しています。
上記のデータを考慮して
1~5番ゲート不利
穴馬限定で6~10番ゲート有利
と判断します。
次に血統傾向です。
過去5年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
濃い桃色(ロベルト系)
今回の推奨血統は
父に
・ダイワメジャー
・キングカメハメハ系
です。
ディープインパクト産駒は過去5年で3頭圏内に来ていますが、複勝率は13%で決して高い数字ではありません。
このレースはディープ産駒だからと言ってあまり過信しすぎない方がよいかもしれません。
今年は3強の内2頭がディープ産駒。
アカイトリノムスメとサトノレイナスにとっては嫌な材料です。
今回の該当馬は
アールドヴィーヴル
ククナ
ゴールドチャリス
ジネストラ
ストライプ
ホウオウイクセル
以上6頭です。
除外対象馬は入れていません。
次に消去法です。
まずは上位人気馬消去法です。
上位人気馬とは4番人気以内を指しています。
過去10年の1~3着馬の結果は以下の通りです。
黄色部分は4番人気以内馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
見方によって基準は人それぞれですが、圏内に入った馬に多く共通する項目は以下の通りです。
① 前走重賞組orエルフィンステークス組
② 前走1番人気or1着
③ 前走G1を除く上り3位以内
基本的に頭数ではなく年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
4番人気以内の馬が圏内に来た年は過去10年で9回。
そしてその9回中、上記の条件で4番人気以内の馬が来た年は9回です。
今回の想定4番人気以内馬で上記の条件に該当する馬は
ソダシ
以上1頭です。
(注)あくまで想定人気からの消去法なので、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
次に穴馬消去法です。
穴馬とは5番人気以下を指しています。
過去10年の1~3着馬の結果は以下の通りです。
黄色部分は5番人気以下で、赤色部分は強調部分として色分けしています。
見方によって基準は人それぞれですが、圏内に入った馬に多く共通する項目は以下の通りです。
① 前走フィリーズレビュー組orチューリップ賞組
② 前走一桁着順
③ 前走5番人気以内
基本的に頭数ではなく年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
5番人気以下の馬が圏内に来た年は過去10年で7回。
そしてその7回中、上記の条件で5番人気以下の馬が来た年は7回です。
今回の想定5番人気以下馬で上記の条件に該当する馬は
エリザベスタワー
オパールムーン
ストゥーティ
ヨカヨカ
以上4頭です。
除外対象馬は入れていません。
(注)あくまで想定人気からの消去法なので、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
最後に現時点での穴馬候補2頭を発表します。
それはこの馬(A)(B)☟
出走が確定している馬から選びました。
(A)
今年のチューリップ賞組は大物が集まらなかったので評価が微妙だが、このステップを踏んだ馬は2012年以降毎年必ず絡んでいる。
阪神マイルで2戦2勝で鞍上も前走に続き継続騎乗は心強い。
穴馬消去法でも挙げた馬であり期待しています。
(B)
前走大幅馬体減ながら今回の有力馬と接戦。
小柄な馬体は心配材料ではあるが血統傾向・脚質傾向で挙げた馬であり、前走が本調子だったらという意味ではまだ底が見えていない。
今回鞍上が松山騎手から乗り替わるのはかなり心配だが(あまり信用していない)、先週の重賞勝利で勢いづいてくれればと願いつつこの馬を推します。
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