このレースは東京競馬場で行われるダート1400m戦。
ダート戦ながら決め手勝負のレース。
昨年こそヘリオスの前残りがありましたが、今年も狙うなら上がりに長けた馬を狙っていきたいと思います。
そして現在のnetkeibaさんの予想オッズは以下の通りです。
それではこれから脚質傾向・枠順傾向・血統傾向・消去法・デスデータの順で調べていきます。
(注)消去法やデスデータは、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
「 脚質傾向データ 」
以下が過去10年の脚質傾向です。
これを見ると圧倒的に後方勢が有利なレースです。
逃げ馬は即消しと言って良いレベル。
ただ昨年はヘリオスが前走逃げていながら、当日は逃げ馬多数だったこともあり控えて4番手から2着に好走しました。
こういうこともありますが、基本的には逃げるであろう馬だけは買いたくないですね。
とりあえず好走するにあたって最低限通過しておきたい条件があります。
昨年のヘリオス以外の29頭は…
・前走初角・4角ともに2番手以下 且つ 初角or4角で4番手以下
とにかくこの条件が大前提でここから更に絞り込んでいきます。
対象馬は
エアアルマス
ギルデッドミラー
ケンシンコウ
ジャスパープリンス
セキフウ
タガノビューティー
テイエムサウスダン
デンコウリジエール
バトルクライ
ベルダーイメル
レディバグ
この11頭から選んでいきます。
まずは前走先行して圏内に入った馬は9頭います。
後方勢有利なレースですが、一応先行勢にも注意を払って好走条件を探してみました。
この9頭中9頭全てに共通する条件があり、それは…
① 前走先行馬
② 前走2番人気以内
③ 前走上り6位以内
④ 過去に重賞勝ち有り or 武蔵野ステークスで4着以内の経験有り
この条件に該当する馬は
該当馬無し
以上0頭です。
今年は後方勢独占か?
今度は逆に後方勢に注目してみます。
そこで上り3位以内馬をみると10勝でパーフェクト。
よって上り3位以内馬で圏内に入った馬について調べみたい。
上り3位以内馬で圏内入った馬は20頭いるが、先ほど前走先行馬について調べたので、この前走先行馬を除いた計16頭について調べてみた。
この16頭中14頭に共通する条件は…
① 近5走中上り1位2回以上 且つ 上り3位以内2回以上
② 4戦連続上り3位以内
③ 近5走中上り1位3回以上
④ 過去にG1で上り最速の経験有り
この条件①or②or③or④に該当する馬は
ギルデッドミラー
以上1頭です。
脚質傾向で唯一残った馬がこの馬だけ。
予想オッズではレモンポップが断トツ人気だが、データ的にはこの馬の方を重視したいですね。
「 枠順傾向データ 」
以下が過去10年の枠順傾向です。
これを見ると8番ゲート以内の好走率が高そうですが、外枠も悪くはない。
ただフルゲートの8枠である15・16番ゲートはやや劣勢なように見えます。
今度は5番人気以下限定の枠順傾向です。
穴馬で見ると全体傾向とは違ってむしろ中~外枠の方が好成績。
但しやはり大外枠は割引ですね。
上記のデータを考慮して
15・16番ゲート不利
と判断します。
「 血統傾向データ 」
過去5年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
今回の推奨血統は
父に
・ノーザンダンサー系
・ミスプロ系
又は
母父or母母父に
・ヴァイスリージェント系
です。
好走馬の殆どがノーザンダンサー系かミスプロ系。
この2系統で毎年必ず2頭以上の好走馬が出ています。
またノーザン・ミスプロ系以外の好走馬は4頭いますが、その内2頭が母父にヴァイスリージェント持ち、他にも母母父にヴァイスリージェント持ちが3頭います。
ちなみに去年の1着馬のテイエムサウスダンは母母父にヴァイスリージェント持ちでした。
今回は該当馬が多いので非該当馬を載せておきます。
エアアルマス
オーロラテソーロ
ギルデッドミラー
ケンシンコウ
バトルクライ
ベルダーイメル
以上6頭です。
脚質傾向で一押しのギルデッドミラーが該当してしまった。
ただ昨年の2着馬のヘリオスもギルデッドミラーと同じオルフェーヴル産駒。
そこまで悲観することもないか…
「 消去法データ 」
消去法は2013年以降の過去10年分のもので1~4番人気の上位人気馬消去法と5番人気以下の穴馬消去法に分けています。
またこのデータは見方によっては捉え方は色々ですが、基本的に年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
まずは上位人気馬消去法です。
黄色部分は4番人気以内馬で、赤・青・緑色部分は強調部分として色分けしています。
① 前走チャンピオンズカップ組出走馬
② 前走カペラステークス組は2着以内
③ その他路線組は前走距離1400m以上のOPクラス以上で4着以内で2番人気以内
④ 7歳以下
⑤ 前走上り6位以内
予想オッズ4番人気以内馬で上記の条件①or②or③+④+⑤に該当する馬は
ギルデッドミラー
バトルクライ
レモンポップ
以上3頭です。
上位人気で唯一消えたのはテイエムサウスダン。
今回は主戦の岩田康誠騎手でなくルメール騎手。
AJCCでテン乗りのガイアフォースを飛ばしたばかり。
基本的にルメール騎手は1月の成績は悪いですからね。
今回も飛ばすかな?
次に穴馬消去法です。
黄色部分は5番人気以下馬で、赤・青・緑色部分は強調部分として色分けしています。
① 前走チャンピオンズカップ出走馬
② 前走カペラステークス3着以内馬
③ その他路線組は前走距離1400m以上のOPクラス以上で5着以内
④ 5~8歳
⑤ 前走上り6位以内
⑥ 前走7番人気以内
予想オッズ5番人気以下馬で上記の条件①or②or③+④+⑤+⑥に該当する馬は
オーロラテソーロ
デンコウリジエール
レディバグ
以上3頭です。
「 デスデータ 」
このレースにおいて極めて好走率が悪いデスデータを調べました。
対象は過去10年の5番人気以下限定のもので、このレースの5番人気以下馬の複勝率は10,3%です。
・関東馬(1・0・0・22)複勝率4,3%
・前走間隔3~11週以外(0・0・0・22)複勝率0%
・前走10着以下(0・0・1・18)複勝率5,3%
・前走10番人気以下(0・0・1・21)複勝率4,5%
・前走4角2番手以内(0・0・0・36)複勝率0%
・前走カペラステークスを除く距離1200m出走馬(0・0・0・19)複勝率0%
このデスデータを全て突破した馬は
セキフウ
デンコウリジエール
ベルダーイメル
以上3頭です。
最後に現時点での穴馬候補を発表します。
それはこの馬(A)☟
(A) ?????
予想オッズでは全く人気が無いですが、そんなことはないはず。
前走は2~5着馬までが4角4番手以内の馬で独占だった中で、唯一差し切りで今回の予想オッズ上位人気馬に勝利。
データ的にも穴馬消去法推奨馬でデスデータ突破馬。
唯一不安点を挙げるとすると好走歴が関西圏に集中していること。
それでも下位人気確実であるようなら穴馬の1頭に加えてみても良いのではないか。
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