このレースは札幌競馬場で行われる芝2000m戦。
堅めの決着が多いレースですが、今年は抜けた馬がいないですね。
他にもコース状態やメンバー構成を考えると例年とは少し違うかもしれない。
今年は荒れる要素が多いのは間違いないです。
そして現在のnetkeibaさんの予想オッズは以下の通りです。

それではこれから脚質傾向・枠順傾向・血統傾向・消去法・デスデータの順で調べていきます。
(注)消去法とデスデータは、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
「 脚質傾向データ 」
以下が過去10年の脚質傾向です。

これを見ると追い込み以外は特に有利不利はない。
上りは6位以内が良さそう。
ただ追い込みや上り6位以下の馬が全くダメということもない。
そこで何か特徴はないかと探してみると近5年で傾向がまるっきり変わっている。
以下がそのデータです。

近5年は圧倒的に前に行った馬が有利です。
その時のメンバー構成もあるでしょうが、データ的には近年は前有利。
5番人気以下から好走した穴馬は5頭いますが、全ての馬が初角 or 4角で3番手以内をキープしていました。
今年のメンバーを見ると逃げ候補はアウスヴァール、先行勢はケイアイセナ・トップナイフ・ホウオウビスケッツ・ボーンディスウェイ・リビアングラス辺りでしょうか。
ただ流れそうな気もするな…
最後にもう一つ。
今年はCコース替わり初週ではなくAコースのまま。
とりあえず土曜の馬場をみておきたいですね。
「 枠順傾向データ 」
以下が過去10年の枠順傾向です。

これを見ると中枠付近の成績がやや落ちますが内外で大きな差はない。
ただ4番ゲート以内が良い気もします。
今度は6番人気以下限定の枠順傾向です。

穴馬で見ると傾向がハッキリしています。
8番ゲート以降からの好走馬は僅か1頭。
その1頭は前走G1出走馬。
外枠から好走しているのは殆ど上位人気馬ということになります。
上記のデータを考慮して
7番ゲート以内有利
と判断します。
ただ先ほども言ったように今年はCコース替わり初週ではなくAコースのまま。
土曜の馬場の確認は必須ですね。
「 血統傾向データ 」
過去5年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)

今回の推奨血統は
父に
・ノーザンダンサー系
・ロベルト系
・オルフェーヴル
です。
この中でも父ノーザンダンサー系は(2・3・1・9)複勝率40%で好成績です。
またディープインパクト産駒も2頭の好走馬がいますが、好走したのは2番人気以内馬でその他の7頭は全滅です。
今回の該当馬は
アルナシーム
ステレンボッシュ
トップナイフ
ホウオウビスケッツ
以上4頭です。
「 消去法データ 」
消去法は2015年以降の過去10年分のもので1~5番人気の上位人気馬消去法と6番人気以下の穴馬消去法に分けています。
またこのデータは見方によっては捉え方は色々ですが、基本的に年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
まずは上位人気馬消去法です。
黄色部分は5番人気以内馬で、赤・青・緑・橙・灰色部分は強調部分として色分けしています。

① 6歳以下
② 前走重賞出走馬
③ 前走G2以下出走馬は前走4番人気以内
④ 前走海外遠征馬はクイーンエリザベス2世カップ出走馬で3着以内
⑤ 前走G1出走馬は前走9着以内で4角14番手以内
⑥ 前走距離2200m以上の古馬G1出走馬の前走脚質逃げ・先行・差し
⑦ 前走マイルG1は安田記念出走馬
⑧ 前走G1出走の関東馬は過去にG1で3着以内の実績あり
これで(9・6・8・4)複勝率85,2%になります。
予想オッズ5番人気以内馬で上記の条件に該当する馬は
コスモキュランダ
ホウオウビスケッツ
以上2頭です。
次に穴馬消去法です。
黄色部分は6番人気以下馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。

① 前走7番人気以下
② 前走国内重賞出走馬
③ 牡馬・セン馬
④ 前走馬体重470キロ以上
⑤ 前走脚質差し・追い込み
⑥ 前走距離2000m以上
⑦ 前走G2以下出走馬は7番ゲート以内で前走敗戦馬の着差0,9秒以内
⑧ 前走G1出走馬は関西馬
⑨ 8歳以下
これで(1・4・1・1)複勝率85,7%になります。
予想オッズ6番人気以下馬で上記の条件に該当する馬は
該当馬無し
以上0頭です。
「 デスデータ 」
このレースにおいて極めて好走率が悪いデスデータを調べました。
対象は過去10年の6番人気以下限定のもので、このレースの6番人気以下馬の複勝率は6,6%です。
・8番ゲート以降の前走G2以下出走馬(0・0・0・39)複勝率0%
・関東馬(1・0・0・29)複勝率3,3%
・5歳以下(0・1・0・38)複勝率2,6%
・前走6番人気以内(0・0・0・38)複勝率0%
・前走G2以下で敗戦馬の着差1,0秒以上(0・0・0・21)複勝率0%
・前走馬体重469キロ以下(0・0・0・22)複勝率0%
・前走4角5番手以内(0・0・0・37)複勝率0%
・前走OPクラス以下出走馬(0・0・0・14)複勝率0%
・前走距離1800m以下(0・0・0・24)複勝率0%
・牝馬(0・0・0・13)複勝率0%
上記の条件を全て突破した馬はいませんでした。
よって「8番ゲート以降の前走G2以下出走馬」という条件以外の9項目中8項を突破した馬を挙げておきます。
アルナシーム
シュヴァリエローズ
ショウナンアデイブ
以上3頭です。
最後に現時点での穴馬候補を発表します。
ここを☟クリック
(A) ?????
6番人気以下で5歳以下(0・1・0・38)複勝率2,6%
6番人気以下で6歳以上(1・3・1・47)複勝率9,6%
過去傾向から言うとこのレースで穴を演出するのは高齢馬。
そこで内枠という条件付きだがこの馬は面白そう。
ピークアウトっぽい高齢馬が多い中で、前走は酷斤量ながらも善戦しているようにまだ衰えは無さそう。
小回り巧者でペースがある程度流れそうなメンバー構成も良い。
近年好走馬が多いロベルト持ちというのも推し材料。
昨年の夏以降で内枠を引いた時は重賞で2戦2勝なので、とにかく内枠を引いてくれ。
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