このレースは中京競馬場で行われる芝2200m戦。
今年で3回目の中京開催の日経新春杯。
注目は何と言ってもヴェルトライゼンデでしょう。
ジャパンカップ3着はここでは明らかに格上の存在。
ただ昨年も有馬記念4着馬のステラヴェローチェが2着に敗れましたからね。
特に斤量制度が変わって、今回のヴェルトライゼンデは59キロ。
全体が重くなってるので、相対的には変わらずただのトップハンデと考えて良いのかもしれなが…
とは言え他の上位人気馬の層が厚そうで荒れないような気もする。
穴を狙いたいところですが悩みますね。
そして現在のnetkeibaさんの想定オッズは以下の通りです。
それではこれから脚質傾向・枠順傾向・血統傾向・消去法・デスデータの順で調べていきます。
(注)消去法やデスデータは、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
「 脚質傾向データ 」
以下が中京開催となった過去2年の脚質傾向です。
これを見ると6頭中4頭が差し・追い込み馬。
そして全6頭の前走を見ると5頭が差し・追い込み馬でした。
そこでその5頭を調べてみると…
① 前走距離2000m以上で4角6番手以下
② 前走G1出走馬を除く上り3位以内
③ 前走8着以内
5頭の内、上り4位以下だった馬は昨年の1着馬ヨーホーレイクで前走が日本ダービー。
上りベスト3がシャフリヤール・エフフォーリア・ステラヴェローチェでは仕方ないでしょう。
この条件に該当する馬は
サンレイポケット
プラダリア
ヤマニンゼスト
ロバートソンキー
ヴェローナシチー
以上5頭です。
サンレイポケット以外は上位人気馬ですね。
「 枠順傾向データ 」
以下が過去2年の枠順傾向です。
これを見るとデータは少ないですが、内~中枠にかけて好走馬が多いような気がします。
今度は5番人気以下限定の枠順傾向です。
穴馬で見ると内枠に2頭、そこから大分離れて14番ゲートに1頭好走馬がいます。
この外枠の好走馬を調べてみると初角4角共に3番手で競馬を進めたショウリュウイクゾ。
やはり距離ロスを最小限に抑えた馬の好走と言えるのではないでしょうか。
上記のデータを考慮して
1~11番ゲート有利
と判断します。
「 血統傾向データ 」
過去2年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
今回の推奨血統は
父or母父に
・ディープインパクト
・キングカメハメハ
・ロベルト系
です。
正直この2年の傾向ではあまり特徴が無いのですが、強いて言えばスタミナ寄りの種牡馬やディープインパクトとキングカメハメハといった近代競馬の王道血統を持つ馬が好走しているように思えます。
今回の該当馬は
イクスプロージョン
ハヤヤッコ
プライドランド
プラダリア
ヤマニンゼスト
ヴェローナシチー
以上6頭です。
「 消去法データ 」
消去法は2013年以降の過去10年分のもので1~4番人気の上位人気馬消去法と5番人気以下の穴馬消去法に分けています。
またこのデータは見方によっては捉え方は色々ですが、基本的に年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
まずは上位人気馬消去法です。
黄色部分は4番人気以内馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
① 前走距離2000m以上
② 前走G1出走馬は5着以内 且つ 上り4位以内
③ 前走G2以下出走馬は4着以内 且つ 上り3位以内
今回の予想オッズでは5強構成となっているので、5番人気以内馬を上位人気馬として扱います。
予想オッズ5番人気以内馬で上記の条件①+②or③に該当する馬は
ロバートソンキー
ヴェルトライゼンデ
ヴェローナシチー
以上3頭です。
このレースは前走菊花賞組も好走していますが、プラダリアとヤマニンゼストは前走着順・上り共に条件を満たしていませんでした。
次に穴馬消去法です。
黄色部分は5番人気以下馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
① 6歳以下
② 斤量52~56キロ(斤量制度変更のため+1キロで計算)
③ 前走距離芝2000m以上
④ 前走重賞出走馬は上り5位以内
⑤ 前走OPクラス以下出走は1着 or 1番人気 or 上り2位以内 or 4角1番手
先程も言いましたが5強構成となっているので、穴馬は予想オッズ6番人気以下を対象とします。
予想オッズ6番人気以下馬で上記の条件①②③+④or⑤に該当する馬は
プリマヴィスタ
以上1頭です。
「 デスデータ 」
このレースにおいて極めて好走率が悪いデスデータを調べました。
対象は過去10年の5番人気以下限定のもので、このレースの5番人気以下馬の複勝率は10,0%です。
・関東馬(0・0・1・19)複勝率5,0%
・7歳以上(0・0・0・41)複勝率0%
・斤量51~56キロ以外(0・0・0・13)複勝率0%(斤量制度変更のため+1キロで計算)
・前走間隔2週以内(0・0・0・9)複勝率0%
・前走9着以下(0・0・1・50)複勝率1,9%
・前走敗戦馬の着差1,5秒以上(0・0・1・27)複勝率3,5%
・前走9番人気以下(1・0・1・57)複勝率3,3%
・前走から斤量同・増馬(0・0・1・41)複勝率2,3%(斤量制度変更のため+1キロで計算)
・前走馬体重447キロ以下(0・0・0・7)複勝率0%
・前走距離1800m以下(0・0・0・14)複勝率0%
今回はデスデータ項目が多いので突破馬はいませんでした。
よって10項目中最も多い8項目を突破した馬を載せておきます。
イクスプロージョン
プリマヴィスタ
以上2頭です。
最後に現時点での穴馬候補を発表します。
それはこの馬(A)☟
(A) ?????
今まで見てきたデータからも推し材料は十分なのだが、他にもこの馬は同コースレコード勝ちの経験があるかと思えば真逆の不良馬場での勝利があって、とにかく中京2200mが得意。
データ的にもコース的にもハンデ的にも狙って面白い1頭だと思います。
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