このレースは東京競馬場で行われる芝2400m戦。
今年は皐月賞5着以内馬全てが参戦しますが、このレースはそれほど堅くない。
2018年以降5番人気以内で決まった年は一度もありません。
またクロワデュノールとミュージアムマイルの対決が注目ですが、2018年以降1・2番人気が揃って3着以内に入った年は一度だけ。
どちらか消えてくれると馬券的には面白いのですが。
そして現在のnetkeibaさんの予想オッズは以下の通りです。

それではこれから脚質傾向・枠順傾向・血統傾向・消去法・デスデータの順で調べていきます。
(注)消去法やデスデータは、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
「 脚質傾向データ 」
以下が過去10年の脚質傾向です。

これを見ると先行・差しが好調です。
あと上りを見るとそこまで決め手は求められない。
上り6位以下でも4勝挙げていますね。
そこで前走脚質を見てみると…
① 前走G2以下出走馬は前走上り5位以内で4角5番手以内
② 前走G1出走馬は前走上り5位以内 or 4角6番手以内 但し 逃げ馬以外は上り8位以内
この条件で9割の馬が該当する。
これで(9・10・8・70)複勝率27,8%になります。
単純に脚質傾向だけで言えば残った馬はエムズ・クロワデュノール・ショウヘイ・ジョバンニ・ホウオウアートマン・マイユニバース・マスカレードボール・ミュージアムマイル・リラエンブレム
の9頭。
ここから更に好走率の高い条件を積み重ねると…
③ 前走芝G2以下出走馬で前走2番人気以内で2着以内の関西馬
④ 前走皐月賞出走馬で前走8番人気以内
まだ絞れますがここまでくらいにしておきます。
この条件で(9・10・7・24)複勝率52,0%になります。
この条件に該当する馬は
クロワデュノール
ジョバンニ
マスカレードボール
ミュージアムマイル
以上4頭です。
「 枠順傾向データ 」
以下が過去10年の枠順傾向です。

これを見ると13番ゲート以内までの複勝率が安定していますね。
今度は6番人気以下限定の枠順傾向です。

穴馬で見ると好走馬は13番ゲートまで。
ただ7番ゲート以内がより安定しています。
基本的に外枠はマイナスですね。
上記のデータを考慮して
14番ゲート以降不利
と判断します。
「 血統傾向データ 」
過去5年の傾向は以下の通りです。
ただしディープインパクト産駒はいないので、ディープインパクト産駒を除いたデータを載せます。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)

今回の推奨血統は
父ミスプロ系を除く…
父に
・エピファネイア
・キタサンブラック
・欧州型種牡馬
又は
父or母父に
・ハーツクライ系
です。
ミスプロ系は不調で父ミスプロ系(0・0・0・17)、母父ミスプロ系(0・0・1・13)です。
逆に好走率が高いのが、エピファネイア・ハーツクライ・キタサンブラックで、他は欧州型種牡馬でシンエンペラーの父はフランス種牡馬シユーニ、ステラヴェローチェの父はフランス種牡馬バゴ、タスティエーラの父はサトノクラウンですが、その父がアイルランド種牡馬マルジュです。
今回の該当馬は
クロワデュノール
ジョバンニ
レディネス
以上3頭です。
ただ今年は予想オッズ8番人気以内中ミュージアムマイル・マスカレードボール・ファンダム・ショウヘイ・エムズの5頭がミスプロ系。
流石に1頭以上は好走しそうな気がします。
「 消去法データ 」
消去法は2015年以降の過去10年分のもので1~5番人気の上位人気馬消去法と6番人気以下の穴馬消去法に分けています。
またこのデータは見方によっては捉え方は色々ですが、基本的に年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
まずは上位人気馬消去法です。
黄色部分は5番人気以内馬で、赤・青・緑色部分は強調部分として色分けしています。

① 前走4角4番手以下
② 牡馬
③ 前走皐月賞で8番人気以内で3着以内 且つ 敗戦馬の着差0,4秒以内
④ 前走皐月賞出走の4着以下馬は前走5番人気以内で敗戦馬の着差0,8秒以内
⑤ 前走G2以下出走馬は関西馬で前走2番人気以内で1着
これで(8・9・4・4)複勝率84,0%になります。
予想オッズ5番人気以内馬で上記の条件に該当する馬は
サトノシャイニング
マスカレードボール
ミュージアムマイル
以上3頭です。
クロワデュノールは前走4角2番手以内で消えました。
5番人気以内馬で前走4角3番手以内だった馬の成績は以下の通りです。

好走した馬はイクイノックスだけです。
ただ明らかに展開不利な皐月賞で2着に残ったのですから、イクイノックス級の馬という可能性も十分ある。
次に穴馬消去法です。
黄色部分は6番人気以下馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。

① 13番ゲート以内
② 前走馬体重460~509キロ
③ 前走芝G2~OP出走馬は前走2番人気以内で2着以内
④ 前走皐月賞出走馬は前走10番人気以内
*2024年のダノンデザイルの前走は除外直前までは単勝オッズ10番人気でした。そしてこの馬は一応キャリア5戦扱いです。
これで(2・0・6・23)複勝率25,8%になります。
厳密に絞れば「キャリア5戦」という条件を設けたかったが、そうすると該当馬がいなくなってしまうので止めました。
ちなみにキャリア5戦「2・0・5・32」でキャリア5戦以外「0・0・1・88」です。
予想オッズ6番人気以下でキャリア5戦馬はファウストラーゼン・ホウオウアートマンの2頭。
両馬とも人気薄なのでこの条件を信じて狙ってみるのもアリかも。
予想オッズ6番人気以下馬で上記の条件①以外に該当する馬は
エリキング
ジョバンニ
以上2頭です。
この2頭はあくまで仮で、13番ゲート以内に入った馬が推奨馬ということになります。
「 デスデータ 」
このレースにおいて極めて好走率が悪いデスデータを調べました。
対象は過去10年の6番人気以下限定のもので、このレースの6番人気以下馬の複勝率は6,3%です。
・キャリア5~6戦以外(0・0・0・66)複勝率0%
・前走皐月賞で9着以下(0・0・0・32)複勝率0%
・前走皐月賞以外のダート戦 又は 前走2番人気以内で2着以内馬以外(0・0・0・49)複勝率0%
・前走敗戦馬の着差0,6秒以上(0・0・1・63)複勝率1,6%
・前走皐月賞で7番人気以下(0・0・0・43)複勝率0%
・前走馬体重465キロ以下(0・0・0・32)複勝率0%
・前走G1で4角10番手以下(0・0・0・33)複勝率0%
・前走距離1900m以下(0・0・0・23)複勝率0%
このデスデータを全て突破した馬は穴馬はいませんでした。
よって8項目中7項目を突破した馬を挙げておきます。
ファイアンクランツ
以上1頭です。
この馬の唯一の減点材料は前走馬体重456キロです。
最後に現時点での穴馬候補を発表します。
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(A) ?????
枠順次第で変わりますが、今のところ穴軸候補。
過去10年の6番人気以下で好走した穴馬のキャリアは最多でも6戦以内なのギリギリ該当する。
また過去5年の血統からで、好走した産駒の父はミスプロ系以外。
皐月組から好走した馬は除外になったダノンデザイルを除けば前走5着以内か5番人気以内で一桁着順。
皐月組以外から好走した馬は前走2番人気以内で2着以内。
該当するのはこの馬だけで、自分のデータ的にはこの馬がダントツのイチオシです。
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