このレースは中山競馬場で行われる芝2000m戦。
過去10年で4番人気以内の決着が6回という堅い決着が多いレースです。
今年の登録馬は12頭で例年同様の少頭数は確実。
今年は少しくらいは荒れて欲しいですね。
そして現在のnetkeibaさんの予想オッズは以下の通りです。
それではこれから脚質傾向・枠順傾向・血統傾向・消去法・デスデータの順で調べていきます。
(注)消去法やデスデータは、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
「 脚質傾向データ 」
以下が過去10年の脚質傾向です。
これを見ると複勝率では追い込み馬が劣勢。
ただ好走馬は3頭いる。
そして上り6位以下の複勝率はかなり悪いが、一応好走馬は3頭いる。
理想は中団くらいまでで上り5位以内の脚を使える馬が良いでしょう。
そこで前走脚質を見てみると…
① 前走脚質先行・差し・追い込み
② 前走上り3位以内
前走追い込みだった馬の複勝率は23,5％あり、それほど悪い数字ではない。
ここから更に好走率の高い条件を積み重ねると…
③ 前走4番人気以内
④ 前走1勝クラス以上、但し前走1勝クラス出走馬は1着
⑤ キャリア2～4戦
この条件①～⑤で(8・6・6・8)複勝率71,4％になります。
この条件に該当する馬は
ダノンエアズロック
トロヴァトーレ
ファビュラススター
以上3頭です。
「 枠順傾向データ 」
以下が過去10年の枠順傾向です。
これを見ると勝ち馬は外寄りが多いが、複勝率では内も悪くない。
今度は5番人気以下限定の枠順傾向です。
穴馬で見ると内枠に好走馬が多いが、10番ゲートから2頭好走馬が出ている。
今年の登録馬も例年と変わらず少ないのであまり枠は気にしなくて良いのではないか。
上記のデータを考慮して
枠順有利不利無し
と判断します。
「 血統傾向データ 」
過去5年の傾向は以下の通りです。
但しクラシックの王道血統ディープインパクト産駒はもはや存在しないので、ディープ産駒を除いた傾向を載せました。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
今回の推奨血統は
父に
・トニービン内包種牡馬
・ダンチヒ系
です。
昨年はまさかのノーザンダンサー系独占。
そして上記2パターンで圏内馬12頭中9頭を占めます。
今回の該当馬は
エコロレイズ
レッドテリオス
以上2頭です。
「 消去法データ 」
消去法は2014年以降の過去10年分のもので1～4番人気の上位人気馬消去法と5番人気以下の穴馬消去法に分けています。
またこのデータは見方によっては捉え方は色々ですが、基本的に年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
まずは上位人気馬消去法です。
黄色部分は4番人気以内馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
① 前走G1で4着以内 or 4番人気以内
② 前走1勝クラス以上で1番人気で1着 且つ 4角4番手以内で上り2位以内
予想オッズ4番人気以内馬で上記の条件①or②に該当する馬は
シンエンペラー
以上1頭です。
上記の条件以外にも好走馬はいますが、2017年以外は前走G1で支持された馬や好走した馬、もしくは勝つべくして勝った馬の2パターンのどちらかが毎年好走しています。
次に穴馬消去法です。
黄色部分は5番人気以下馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
① 前走4角2～4番手
② 前走重賞で5着以内、新馬・1勝クラスで1着
③ 前走新馬・1勝クラス馬は2番人気以内で上り2位以内
予想オッズ5番人気以下馬で上記の条件①＋②or③に該当する馬は
シュバルツクーゲル
ニシノフィアンス
以上2頭です。
2015年のタガノエスプレッソを除く5頭は全て前走先行馬です。
「 デスデータ 」
このレースにおいて極めて好走率が悪いデスデータを調べました。
対象は過去10年の5番人気以下限定のもので、このレースの5番人気以下馬の複勝率は8,6%です。
・キャリア7戦以上(0・0・0・6)複勝率0%
・前走間隔2週以内(0・0・0・10)複勝率0%
・前走G1出走馬を除く6着以下馬(0・0・0・19)複勝率0%
・前走敗戦馬の着差1,0秒以上(0・0・0・14)複勝率0%
・前走G1出走馬を除く6番人気以下馬(0・0・0・22)複勝率0%
・前走G1出走馬を除く先行馬以外(0・0・0・41)複勝率0%
・前走馬体重480キロ以上(0・0・1・35)複勝率2,8%
・前走G1出走馬を除く前走距離1600～1800m以外(0・0・0・31)複勝率0%
このデスデータを全て突破した馬はいませんでした。
よって8項目中7項目を突破した馬を挙げておきます。
シュバルツクーゲル
シリウスコルト
レッドテリオス
以上3頭です。
最後に現時点での穴馬候補を発表します。
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(A) ？？？？？
前走レースのレベルをどこまで評価して良いのか疑問だが、自分のデータ的にはこの馬がイチオシ。
5番人気以下から好走した馬で好走率が高いのは…
① 前走脚質先行
② 距離芝1600～1800ｍ
③ 1勝クラス以上
過去10年で該当馬は4頭だけだが(1・1・1・1)複勝率75％です。
予想オッズから判断するとこの条件に該当する馬が今年は1頭だけ存在する。
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