このレースは中京競馬場で行われるダート1900m戦。
昨年に引き続き中京開催となっています。
近2年は比較的堅めの決着ですが、二桁人気馬等もたまに激走したりします。
ただ今年はテーオーケインズの参戦で高配当の可能性はかなり下がる気もします。
紐荒れ程度と読んで少点数勝負か?
それとも海外遠征後初戦と斤量59キロという不安材料を重視して高配当を狙うか?
とにかくテーオーケインズの取捨選択が馬券の肝となりそうです。
そして現在のnetkeibaさんの想定オッズは以下の通りです。
それではこれから脚質傾向・枠順傾向・血統傾向・消去法・デスデータの順で調べていきます。
(注)消去法やデスデータは、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
「 脚質傾向データ 」
中京ダート1900mの重賞は京都競馬場改修工事の影響で近年開催されるようになった重賞です。
よってサンプルデータは少ないので、なるべく条件が近いOPクラス以上のデータから探っていきたいと思います。
データは2020年以降の同コースOPクラス以上となります。
サンプル数は5レース分で少ないですが、以下がその脚質傾向となります。
これを見ると基本的には先行勢中心。
そして勝ち馬は全て上り3位以内。
ただ上がり3位以内と言っても追い込み馬の複勝率は極めて低いのでそこは注意したい。
まず今回のメンバーで先行勢を見てみる確実に前に行きそう馬となるとケイアイパープル・サンライズホープ・ダノンファラオくらいで意外と少ないですね。
メンバー構成・脚質傾向から見ても先行勢に注目するならこの3頭は警戒したい。
次いで後方勢ですが、上がり3位以内の脚を繰り出しそうな馬は注目したいですが、今年は末脚自慢の馬が結構揃っています。
個人的にはメイショウハリオ・カデナ・テーオーケインズ辺りかなとは思っていますが、ただ先程も言ったように追い込み馬はかなり劣勢。
近走の走りを見ると追い込みはカデナ・サンライズラポール辺りでかなり後ろからの競馬になるでしょう。
この2頭は破壊力はありますが、脚質的には割り引きですね。
「 枠順傾向データ 」
枠順傾向も脚質傾向と同じく、2020年以降の同コースOPクラス以降とします。
以下が5レース分の枠順傾向です。
これを見る限りでは内外で特に有利不利があるとは思えない。
今度は5番人気以下限定の枠順傾向です。
ただ穴馬で見ると全体傾向とは違って12番ゲート以降からの好走馬無し。
ということは人気馬なら外枠でも良いが、穴馬は非外枠という考えがベターかもしれない。
上記のデータを考慮して
12番ゲート以降不利(穴馬限定)
と判断します。
「 血統傾向データ 」
データは2020年以降の同コースOPクラス以上過去5レース分となります。
その傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
今回の推奨血統は
父に
・ヘニーヒューズ
・オルフェーヴル
・ナスルーラ系
又は
母父に
・ミスプロ系
です。
種牡馬単体ではヘニーヒューズ・オルフェーヴルが2圏内。
系統で言えば父ナスルーラ系・母父ミスプロ系が共に複勝率28%前後となっています。
今回の該当馬は
ケイアイパープル
サンダーブリッツ
サンライズホープ
サンライズラポール
スマッシングハーツ
ダノンファラオ
テーオーケインズ
デルマルーヴル
ブルベアイリーデ
メイショウハリオ
以上10頭です。
「 消去法データ 」
このレースは2013年以降開催時期変更となっており、距離も現在の1900mに変更となっています。
よってデータ消去法は2013年以降の過去9年分のもので1~4番人気の上位人気馬消去法と5番人気以下の穴馬消去法に分けています。
ただデータ的には中京開催は昨年だけとなります。
またこのデータは見方によっては捉え方は色々ですが、基本的に年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
まずは上位人気馬消去法です。
黄色部分は4番人気以内馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
① 前走G1出走馬
② 前走G1出走組以外は前走2着以内 且つ 4角4番手以内
想定4番人気以内馬で上記の条件に該当する馬は
スワーヴアラミス
テーオーケインズ
以上2頭です。
ここで昨年覇者オーヴェルニュが脱落してしまいました。
中京巧者でもあり前走成績が悪くても侮れませんが、近走は人気より着順が下回っており昨年程の勢いは感じられませんね。
次に穴馬消去法です。
黄色部分は5番人気以下馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
① 前走OPクラス以上
② 前走フェブラリーステークスを除く距離1800m以上
③ 前走5着以内or5番人気以内
想定5番人気以下馬で上記の条件に該当する馬は
グレートタイム
ケイアイパープル
スマッシングハーツ
ダノンファラオ
ブルベアイリーデ
以上5頭です。
前走上がりや4角位置はあまり気にしなくてもよいですが、前走である程度の着順や人気を背負っていた馬が好走傾向にあります。
「 デスデータ 」
このレースにおいて極めて好走率が悪いデスデータを調べました。
このレースも消去法データと同じく、2013年以降の過去9年を対象にしています。
データは5番人気以下限定のもので、このレースの5番人気以下馬の複勝率は10,5%です。
・関東馬(0・0・0・24)複勝率0%
・前走間隔中15週以上(0・0・0・14)複勝率0%
・前走11番人気以下(0・0・0・23)複勝率0%
・前走馬体重475キロ以下(0・0・0・14)複勝率0%
・前走3勝クラス以下(0・0・0・17)複勝率0%
今回はデスデータ突破馬が多かったので、非突破馬を載せたいと思います。
このデスデータを突破できなかった馬は
サンダーブリッツ
サンライズホープ
ダンツキャッスル
デルマルーヴル
ペルセウスシチー
以上5頭です。
データ的には前走11番人気以下のサンライズホープは消しですが近3走中G1戦が2回。
G1以外なら大きく負けておらず、上位に食い込める能力の持ち主。
この馬を消せばもっと人気薄の馬に手が回るのですが、安易に消してよいものか迷っています。
最後に現時点での穴馬候補2頭を発表します。
それはこの馬(A)(B)☟
(A) ?????
地方専用機だと思われた前走はほぼ後方勢独占というレースでありながら先行して掲示板内に残った。
今回は先行勢も少なくこの馬向きの展開が予想される。
データ的には血統傾向・脚質傾向・穴馬消去法推奨馬でデスデータ突破馬。
大きく崩れない安定性も魅力で人気的なことも考えると魅力ある1頭です。
(B) ブルベアイリーデ
5走前から中距離路線に方向転換して比較的前目で競馬が出来るようになったのは良い材料。
そして1800m以上では(1・0・3・0)複勝率100%。
また現在11戦連続掲示板内という(A)馬以上の安定感。
中京の1800m以上では重賞を2回走って共に3着。
人気的にも程よく狙い目だと思います。
コメントを残す