このレースは小倉競馬場で行われる芝2000m戦。
以前はハンデ戦の割には比較的堅めのレースだったが、近3年はハンデ戦らしくそれなりに荒れています。
そして今年は昨年の覇者マリアエレーナが参戦。
大阪杯5着という実績も今回のメンバーでは抜けているが斤量は56,5キロ。
この馬が消えてくれると馬券的には面白くなるのですが…
そして現在のnetkeibaさんの予想オッズは以下の通りです。
それではこれから脚質傾向・枠順傾向・血統傾向・消去法・デスデータの順で調べていきます。
(注)消去法やデスデータは、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
「 脚質傾向データ 」
以下が過去10年の脚質傾向です。
これを見ると逃げ馬以外は全て勝ち馬が出ています。
そして追い込みの複勝率が16,2%もあり、逃げ馬の複勝率と大差ない。
上りの速さを見ても決め手重視と言えそうです。
基本的には前より後ろが優勢かもしれない。
そこで前走脚質から傾向を探っていくと…意外と特徴がない(-_-;)
前走追い込みだった馬の複勝率が僅かに高いが特筆する程でもありません。
そこで今回は過去10年で必ず1頭以上は圏内に来ている馬の条件を調べてみた。
それが以下の表です。
脚質傾向なので脚質を基本として見ていくと…
① 前走上り7位以内の重賞出走馬
そこから更に絞り込んでいくと…
② 5歳以下
③ 斤量53キロ以上(新斤量制度に換算)
この条件に該当する馬は
カレンルシェルブル
ククナ
ワンダフルタウン
以上3頭です。
「 枠順傾向データ 」
以下が過去10年の枠順傾向です。
これを見ると複勝率で安定しているのは10番ゲート以内。
勝ち馬では9番ゲート以内で8勝挙げています。
今度は5番人気以下限定の枠順傾向です。
穴馬で見るとやはり9番ゲート以内が安定しています。
上記のデータを考慮して
1~9番ゲート有利
と判断します。
ただ昨年はヒンドゥタイムズが12番ゲートから好走しているのが悩ましいところです。
「 血統傾向データ 」
過去5年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
今回の推奨血統は
父or母父に
・ヴァイスリージェント系
・ディープインパクト
又は
・グレイソブリン内包馬
です。
ヴァイスリージェントの血を持つ馬が4年連続圏内中。
父ディープインパクトは元々成績が良いうえに、昨年は母父ディープインパクトが圏内独占。
グレイソブリン内包馬も過去5年で5頭好走しています。
今回は該当馬が多いので非該当馬を載せておきます。
今回の非該当馬は
アップデート
エニシノウタ
以上2頭です。
ほとんどの馬が該当してしまいましたが、逆にこの2頭は血統的には即消しできる。
「 消去法データ 」
消去法は2013年以降の過去10年分のもので1~4番人気の上位人気馬消去法と5番人気以下の穴馬消去法に分けています。
またこのデータは見方によっては捉え方は色々ですが、基本的に年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
まずは上位人気馬消去法です。
黄色部分は4番人気以内馬で、赤色部分は強調部分として色分けしています。
① 前走芝2000m重賞出走馬
② 前走7番人気以内
今回は3強オッズ構成になっているので予想オッズ3番人気以内馬を上位人気馬として扱います。
予想オッズ3番人気以内馬で上記の条件に該当する馬は
エヒト
マリアエレーナ
以上2頭です。
唯一消えたのが前走9番人気から激走したククナ。
前走芝2000m重賞出走馬以外で好走した上位人気馬を含めても前走8番人気以下だった馬はいません。
次に穴馬消去法です。
黄色部分は5番人気以下馬で、赤色部分は強調部分として色分けしています。
① 7歳以下
② 斤量54キロ以上(新斤量制度に換算)
③ 前走距離1800m以上
④ 前走10着以内
⑤ 前走上り6位以内 or 4角5番手以内
今回は3強オッズ構成になっているので予想オッズ4番人気以下馬を下位人気馬として扱います。
予想オッズ4番人気以下馬で上記の条件に該当する馬は
カレンルシェルブル
ザイツィンガー
スカーフェイス
スタッドリー
ワンダフルタウン
以上5頭です。
「 デスデータ 」
このレースにおいて極めて好走率が悪いデスデータを調べました。
対象は過去10年の5番人気以下限定のもので、このレースの5番人気以下馬の複勝率は17,0%です。
・8歳以上(0・0・0・8)複勝率0%
・斤量53キロ以下(0・0・0・11)複勝率0%(新斤量制度に換算)
・前走敗戦馬の着差1,7秒以上(0・0・1・13)複勝率7,1%
・前走馬体重519キロ以上(0・0・0・10)複勝率0%
・前走4角2番手以内(0・0・0・12)複勝率0%
・前走距離1700m以下(0・0・0・11)複勝率0%
このデスデータを全て突破した馬は
カレンルシェルブル
スカーフェイス
スタッドリー
ワンダフルタウン
ヴァンケドミンゴ
以上5頭です。
最後に現時点での穴馬候補を発表します。
それはこの馬(B)
ここを☟クリック
(B) ?????
長らく低迷していたが、前走では最後の直線で良い脚を使ってあわや圏内という内容。
その前走は今回上位に支持されている馬に先着している。
斤量で嫌われそうだが前走比較で言えば今回上位に支持されている馬よりも有利。
メンバーレベルを考えると前走より期待が持てそう。
コメントを残す