今回は富士ステークス2021の過去データ消去法と枠順・脚質・血統傾向の記事です。
現在のnetkeibaさんの想定オッズは以下の通りです。
このレースは東京競馬場で行われる芝1600m戦。
2015年以降の6年間の圏内馬18頭中、7番人気以下の馬が来たのは僅か1頭で大きくは荒れないレース。
ただ想定1番人気のソングラインは確かに強いがそこまで抜けた存在ではななく、今年のメンバーを見ると多少の波乱があってもおかしくはない。
そこに期待しつつ予想していきます。
まずは脚質傾向から見ていきます。
以下が過去10年の脚質傾向です。
これを見ると勝率・複勝率共に先行勢がトップ。
差し馬はわずかに劣るが勝ち数は先行馬より多い。
また追い込み馬もソコソコ健闘している。
最悪なのは逃げ馬で圏内馬無しとなっています。
一応前走脚質から何かわからないか調べてみましたが、これだと言えるような特徴は見つかりませんでした。
ただ強いて言えば前走で前過ぎず後ろ過ぎの位置で競馬をしていた馬が比較的好走しています。
圏内馬30頭中24頭が
① 初角・4角共に3番手以下 且つ 初角or4角で7番手以内
② 前走芝レースで着差1,3秒以内
上記の条件に当て嵌る馬は好走率が高い。
③の条件を付け加えたのは極端に離されて負けた馬の好走例がないから。
前走着順は気にしなくても良いが、着差は気にした方良いかもしれまん。
過去10年の圏内馬30頭全てが着差1,3秒以内に収まっています。
今回これに該当するのはアルジャンナ・ザダル・ソーグリッタリング・ソングライン・ラウダシオンの5頭です。
次は枠順傾向です。
以下が過去10年の枠順傾向です。
これを見ると内外で大きな優劣はない。
今度は5番人気以下限定の枠順傾向です。
穴馬で見ると18番ゲートから穴馬が1頭いるものの、極端な内外からは好走馬が殆ど出ていない。
上記のデータを考慮して
4~14番ゲート有利
と判断します。
次に血統傾向です。
過去5年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
今回の推奨血統は
父に
・ディープインパクト
・キングカメハメハ
です。
2016年以外の2017年以降4年連続で圏内馬3頭中2頭がディープ・キンカメ産駒となっています。
今回の該当馬は
アルジャンナ
ワグネリアン
以上2頭です。
次に消去法です。
消去法は上位人気馬消去法と穴馬消去法に分けています。
まずは上位人気馬消去法です。
上位人気馬とは4番人気以内を指しています。
過去10年の1~3着馬の結果は以下の通りです。
黄色部分は4番人気以内馬で、赤色部分は強調部分として色分けしています。
見方によって基準は人それぞれですが、圏内に入った馬に多く共通する項目は以下の通りです。
① 5歳以下
② 前走4着以内 且つ 上り3位以内or4角4番手以内
基本的に頭数ではなく年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
4番人気以内の馬が圏内に来た年は過去10年で10回。
そしてその10回中、上記の条件で4番人気以内の馬が来た年は9回です。
今回の想定4番人気以内馬で上記の条件に該当する馬は
ロータスランド
以上1頭です。
(注)あくまで想定人気からの消去法なので、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
次に穴馬消去法です。
穴馬とは5番人気以下を指しています。
過去10年の1~3着馬の結果は以下の通りです。
黄色部分は5番人気以下で、赤色部分は強調部分として色分けしています。
見方によって基準は人それぞれですが、圏内に入った馬に多く共通する項目は以下の通りです。
① 5歳以下
② 前走クラスOPクラス以上
③ 前走距離1600m
基本的に頭数ではなく年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
5番人気以下の馬が圏内に来た年は過去10年で7回。
そしてその7回中、上記の条件で5番人気以下の馬が来た年は7回です。
今回の想定5番人気以下馬で上記の条件に該当する馬は
ハッピーアワー
バスラットレオン
マイラプソディ
以上3頭です。
(注)あくまで想定人気からの消去法なので、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
その他の重賞予想や過去の結果をご覧になりたい方はこちらからどうぞ
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最後に現時点での穴馬候補2頭を発表します。
それはこの馬(A)(B)☟
今回は上位人気勢は大混戦ではあるが、馬券的に売れるのは7番人気辺りまででしょう。
そこで今回は8番人気以下で1発ありそうな穴候補を上げたいと思います。
(A) サトノウィザード
脚質的には展開マチの馬だが、その末脚は常に安定している。
今週はAコース最終週で先週も外差しや追い込みが結構決まっていた。
脚質傾向でも書いたが、追い込み馬の成績も悪くはない。
鞍上も先週秋華賞を制した戸崎騎手なので、騎手込みでこの馬を推したいと思います。
(B) ?????
近2走は明らかに距離が長く参考外。
今回はベスト距離のマイル戦。
3走前のマイルG1では直線勝負で明らかな不利がありながらも6着と健闘。
近2走の敗戦で人気が急降下するようなら、面白い存在かもしれません。
鞍上が御年55歳の大ベテランというのはやや不安だが…
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