このレースは東京競馬場で行われる芝1600m戦。
近年は堅い決着が多く2019年以降は4番人気以内で決まった年は4回。
ただ今年は7歳馬のソウルラッシュ、前走7着に敗退のシックスペンスが1・2番人気で磐石とは言えない。
下位人気馬にも十分チャンスがあるんじゃないですかね。
そして現在のnetkeibaさんの予想オッズは以下の通りです。

それではこれから脚質傾向・枠順傾向・血統傾向・消去法・デスデータの順で調べていきます。
(注)消去法やデスデータは、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
「 脚質傾向データ 」
以下が過去10年の脚質傾向です。

これを見ると追い込みで複勝率が16,3%もあります。
基本的に追い込みの成績は悪いものですが、このレースは上り勝負のレースと言えます。
ただ今年は逃げ馬がいないので。前目に付けた馬は軽視とまでは言えませんね。
まず脚質傾向を調べる以前に大前提として前走4番人気以内という条件を設けたい。
前走脚質不明な海外出走馬・地方馬を除く(9・7・9・115)の好走馬25頭中23頭が前走4番人気以内である。
それを踏まえて前走脚質を見てみると…
① 前走上り3位以内
② 前走上り4位以下は前走G1で4角8番手以内
単純に脚質傾向だけで言えば残った馬はウォーターリヒト・エコロヴァルツ・シックスペンス・シャンパンカラー・ジュンブロッサム・ダディーズビビッド・マッドクール・レッドモンレーヴ・ロングランの9頭です。
これで(8・6・8・35)複勝率38,6%になります。
ここから更に好走率の高い条件を積み重ねると…
③ 前走G2以下出走馬は前走2番人気以内で一桁着順
④ 前走G1出走馬で敗戦馬の着差0,6秒以内
まだ絞れますがここまでくらいにしておきます。
この条件で(7・6・8・21)複勝率50,0%になります。
この条件に該当する馬は
エコロヴァルツ
シックスペンス
ジュンブロッサム
以上3頭です。
「 枠順傾向データ 」
以下が過去10年の枠順傾向です。

これを見ると5~14番ゲートが安定している。
そして1~4番ゲートが(0・3・1・36)複勝率10,0%で15~18番ゲートが(1・1・1・20)複勝率13,0%であまり大きな差は無いように思う。
今度は5番人気以下限定の枠順傾向です。

穴馬で見ると1~4番ゲートと15~18番ゲートを比べると内枠が良くないですね。
3番ゲート以内からは穴馬が出ていません。
上記のデータを考慮して
1~3番ゲート不利
と判断します。
「 血統傾向データ 」
過去5年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)

今回の推奨血統は
父に
・ダンチヒ系
・2400m以上のG1勝ちがあるサンデーサイレンス系種牡馬
です。
ダンチヒ系は主にシュネルマイスターになりますが、それ以外は主に中長距離に強いサンデーサイレンス系でクラシックで活躍しそうな種牡馬が多い。
今回の該当馬は
ガイアフォース
グラティアス
サクラトゥジュール
シックスペンス
ダディーズビビッド
ロングラン
以上6頭です。
「 消去法データ 」
消去法は2015年以降の過去10年分のもので1~4番人気の上位人気馬消去法と5番人気以下の穴馬消去法に分けています。
またこのデータは見方によっては捉え方は色々ですが、基本的に年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
まずは上位人気馬消去法です。
黄色部分は4番人気以内馬で、赤・青・緑色部分は強調部分として色分けしています。

① 前走一桁着順
② 前走海外出走馬は前走3番人気以内で5歳以上馬は前走1着
③ 前走国内G1出走馬は前走4番人気以内、G2以下出走馬は前走2番人気以内
④ 前走3番人気以下の国内G1出走馬は前走1着
⑤ 前走国内G2以下出走馬は前走上り2位以内 但し ノーザンファーム生産馬以外は前走上り1位
これで(6・8・7・0)複勝率100%になります。
予想オッズ4番人気以内馬で上記の条件に該当する馬は
シックスペンス
以上1頭です。
次に穴馬消去法です。
黄色部分は5番人気以下馬で、赤色部分は強調部分として色分けしています。

① 前走国内中央出走馬
② 前走7番人気以内 但し ノーザンファーム・社台ファーム生産馬以外は前走3番人気内
③ 関西馬は前走1番人気で上り3位以内
④ 前走2着以下
⑤ 前走4角2~14番手
⑥ 前走馬体重479キロ以下馬は牡馬・セン馬で前走G1で3番人気以内
これで(4・2・2・2)複勝率80,0%になります。
予想オッズ5番人気以下馬で上記の条件に該当する馬は
シャンパンカラー
ジュンブロッサム
レッドモンレーヴ
以上3頭です。
「 デスデータ 」
このレースにおいて極めて好走率が悪いデスデータを調べました。
対象は過去10年の5番人気以下限定のもので、このレースの5番人気以下馬の複勝率は7,4%です。
・8歳以上 or キャリア30戦以上(0・0・0・19)複勝率0%
・前走1着(0・0・0・21)複勝率0%
・前走10番人気以下(0・0・0・13)複勝率0%
・前走G2以下で敗戦馬の着差0,7秒以上(0・0・0・12)複勝率0%
・前走から斤量減・3キロ以上増(0・0・0・8)複勝率0%
・前走馬体重479キロ以下(1・0・0・31)複勝率3,1%
・前走4角2~15番手以外(0・0・0・15)複勝率0%
・前走海外出走馬(0・0・0・12)複勝率0%
このデスデータを全て突破した馬は
ジュンブロッサム
マッドクール
レッドモンレーヴ
以上3頭です。
最後に現時点での穴馬候補を発表します。
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今回は2頭の気になる馬がいるのでその2頭を挙げておきます。
(A) ?????
脚質傾向・穴馬消去法推奨馬でデスデータ突破馬。
過去にはソウルラッシュを撃破したこともある。
しかも週末の天気と季節を加味すると更に期待できそうな買い材料がある。
この馬の4歳以降の成績を調べると…
稍重以上 or 11~2月(0・1・0・4)
良馬場で3~10月(3・3・1・0)
寒くない時期の良馬場であれば狙う価値十分。
(B) ?????
先程の血統傾向で中長距離血統の馬が活躍していると言ったが、過去5年の好走馬15頭中14頭が以下の条件に該当する。
① 1800~2000mのG2で3着以内の経験有り
② 1800~2000mのG1で5着以内の経験有り
③ 古馬牡馬混合の芝マイルG1で2着以内の経験有り
マイルよりやや長めの距離でも実績があった馬が大多数。
それ以外はマイルのスペシャリストですね。
今回の該当馬を見ると対象馬は意外と少なく6頭だけ。
予想オッズ5番人気以下の穴馬となると該当馬は3頭。
その3頭から選ぶなら前走国内戦のこの馬。
他の2頭は前走海外組で当日4番人気以下の前走海外組は(0・0・0・14)である。
消去法で残った感じだが、2走前はシックスペンスとハナ差でソウルラッシュには先着、ジャンタルマンタルとはコンマ1秒差の勝負をしたことがある馬。
能力的にそんなに劣るとも思えない。
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