今回は天皇賞秋2021の過去データ消去法と枠順・脚質・血統傾向の記事です。
現在のnetkeibaさんの想定オッズは以下の通りです。
このレースは東京競馬場で行われる芝2000m戦。
今回は無敗の皐月賞馬エフフォーリア・歴史的名牝グランアレグリア・無敗の3冠馬コントレイルという豪華メンバーが揃いました。
現時点では3強オッズですが、それ以下の下位人気馬も魅力的。
魅力的とは言っても想定オッズ7番人気以内馬までの争いか?
それとも大穴で8番人気以下からも狙っていくか?
週末まで考えたいと思います。
まずは脚質傾向から見ていきます。
以下が過去10年の脚質傾向です。
これを見ると先行馬が勝率・複勝率共にトップ。
そして上り2位以内で7勝挙げています。
まず上り1・2位に注目してみます。
上り1・2位で圏内に入った馬は17頭いますが、その中で好走率が極めて高いパターンを調べてみると
前走G2以上で3着以内 且つ 上り3位以内
この条件で17頭中11頭対象馬がいて10頭が圏内となっています。
今回この条件に該当する馬はエフフォーリア・グランアレグリア・ヒシイグアス・ペルシアンナイト・ワールドプレミアの5頭です。
次いで勝率・複勝率共にトップの先行馬に注目してみます。
圏内に入った馬は10頭いますが、その内4頭は上記の過去10年で上り2位以内だった馬と重複するので残った6頭の共通点を調べました。
その6頭はダノンプレミアム・キタサンブラック・ジェンティルドンナ・イスラボニータ・ジェンティルドンナ・フェノーメノです。
ただ前走の安田記念でロジクライにタックルされて殿負けしたダノンプレミアムは例外とします。
残った5頭全てに共通する点は
① 前走初角・4角共に6番手以内
② 前走G2で1番人気orG1で3番人気以内
今回この条件に合致する馬はカレンブーケドール・ヒシイグアスの2頭です。
ただ上記の5頭は全馬当日2番人気以内だったので、更に絞るとなるとこの2頭は消えてしまう。
ですが前残りで考えるならこの2頭は重視したい。
次は枠順傾向です。
以下が過去10年の枠順傾向です。
これを見ると勝ち馬は12番ゲート以内まで、複勝率で見ると15番ゲート以降が劣勢となっています。
今度は5番人気以下限定の枠順傾向です。
穴馬で見ると1~3・15~18番ゲートの成績が悪い。
外枠の成績が悪いのはわかるが、秋天の週は毎年Bコース替わりの週で内枠が不利になるとは思えないがデータ的にはマイナス。
確かに全体傾向で見ても内枠はやや成績が落ちています。
上記のデータを考慮して
1~3・15番ゲート以降不利
と判断します。
内過ぎず外過ぎずがベストかもしれません。
次に血統傾向です。
過去5年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
今回の推奨血統は
父に
・ディープインパクト
又は
父or母父に
・ヴァイスリージェント系
です。
2017年の不良馬場の開催を除けば毎年必ず絡んでいるのがディープインパクト産駒。
ただディープインパクト産駒の複勝率は17,2%という数字で決して高くない。
それでも他に際立った種牡馬もいないので、ディープインパクトを挙げました。
ロードカナロア産駒についてはアーモンドアイしか好走例がないので対象馬には入れていません。
またクロフネを代表とするヴァイスリージェント持ちの馬ですが、現在6年連続で圏内に来ています。
今年はカデナとポタジェが該当。
ただカデナは過去3回もこのレースに出走して見せ場無し。
ヴァイスリージェント持ちで面白いのはポタジェかもしれません。
今回の該当馬は
カデナ
カレンブーケドール
グランアレグリア
コントレイル
ポタジェ
ワールドプレミア
以上6頭です。
次に消去法です。
消去法は上位人気馬消去法と穴馬消去法に分けています。
まずは上位人気馬消去法です。
上位人気馬とは4番人気以内を指しています。
過去10年の1~3着馬の結果は以下の通りです。
黄色部分は4番人気以内馬で、赤色部分は強調部分として色分けしています。
見方によって基準は人それぞれですが、圏内に入った馬に多く共通する項目は以下の通りです。
① 4~5歳
② 前走3番人気以内
③ 前走上り3位以内or4角3番手以内
基本的に頭数ではなく年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
4番人気以内の馬が圏内に来た年は過去10年で10回。
そしてその10回中、上記の条件で4番人気以内の馬が来た年は9回です。
今回の想定4番人気以内馬で上記の条件に該当する馬は
グランアレグリア
コントレイル
以上2頭です。
正直3強は戦績を見るとどの馬も消し難いのですが、敢えて消す要素となるのは3歳馬。
最後に3歳馬が勝利したのは19年前のシンボリクリスエスまで遡らなければなりません。
エフフォーリアにとっては厳しいデータです。
(注)あくまで想定人気からの消去法なので、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
次に穴馬消去法です。
穴馬とは5番人気以下を指しています。
過去10年の1~3着馬の結果は以下の通りです。
黄色部分は5番人気以下で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
見方によって基準は人それぞれですが、圏内に入った馬に多く共通する項目は以下の通りです。
① 4~5歳
② 前走G1出走馬
③ 前走毎日王冠出走馬で3着以内or2番人気以内or上り2位以内
基本的に頭数ではなく年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
5番人気以下の馬が圏内に来た年は過去10年で10回。
そしてその10回中、上記の条件で5番人気以下の馬が来た年は10回です。
今回の想定5番人気以下馬で上記の条件に該当する馬は
サンレイポケット
ポタジェ
ワールドプレミア
以上3頭です。
(注)あくまで想定人気からの消去法なので、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
その他の重賞予想や過去の結果をご覧になりたい方はこちらからどうぞ
狙うは一撃回収!穴馬競馬予想ブログトップページ
最後に現時点での穴馬候補を発表します。
それはこの馬(A)☟
(A) ?????
休養明け・初の58キロと不安要素はある。
ただ勢いだけなら他の馬には劣らず能力も未知数。
2000mという距離もベスト。
格的には完全に舐められた存在ではあるが、以下のデータを見てもらいたい。
過去10年の5番人気以下の穴馬で極めて好走率が低いデータを紹介。
① 前走着差1,1秒以上(0・0・0・24) 複勝率0%
② 前走馬体重480~519キロ以外(0・1・1・45) 複勝率4,2%
さらに全体傾向で
① 6歳以上(0・0・1・54) 複勝率1,8%
② 前走G3以下(0・0・0・12) 複勝率0%
これらの条件を全て突破した想定5番人気以下馬は僅か2頭でこの馬がその内の1頭。
強気に2着とは言い切れないが、3着なら可能性はあると思う。
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