このレースは函館競馬場で行われる芝1200m戦。
昨年は札幌開催でしたが、今年は例年通りの函館開催となっています。
登録馬を見てみると注目はなんと言っても桜花賞3着馬のナムラクレア。
阪神ジュベナイル以外は圏内を外したことがなく、斤量も50キロとなれば当然この馬を中心に考えないと馬券にならないかもしれない。
この馬からどうやって高回収を狙うか?
このレースはそんなレースのような気がします。
そして現在のnetkeibaさんの想定オッズは以下の通りです。
それではこれから脚質傾向・枠順傾向・血統傾向・消去法・デスデータの順で調べていきます。
(注)消去法やデスデータは、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
「 脚質傾向データ 」
昨年は札幌開催だったので、データは函館開催のみを参考としましす。
以下が2012~2020年の過去9年の脚質傾向です。
これを見ると複勝率では逃げ・先行馬が抜けています。
ただ追い込み馬の複勝率が16%を超えていることから考えても後方勢でも十分勝負になるということが分かります。
そこでまずは複勝率の高い逃げ・先行馬から調べていきたいと思います。
過去9年で好走した馬は13頭いますが、その内12頭は…
① 前走4角2~6番手
② 6歳以下
③ 前走馬体重460キロ以上
この条件に該当する馬は
シゲルピンクルビー
ジュビリーヘッド
ナムラクレア
ヴェントヴォーチェ
以上4頭です。
次いで差し・追い込み馬ですが、追い込み馬の複勝率が16,2%もあることから後方勢も軽視できない。
ただ人気薄の激走馬がかなり多く14頭中9頭が5番人気以下。
前走や近走の馬柱からは共通点が全く見つかりませんでした。
分かってるのは好走馬14頭中12頭が前走4角5番手以下。
でもそれだけなんですよね。
後方勢に関してはこれと言ったデータがないので今回は諦めました。
ただひとつ言えるのは5番人気以下の穴馬が来た頭数は計13頭でその内9頭が差し・追い込み馬。
穴馬を狙うとしたら後方勢中心で考えた方が良いのかもしれない。
「 枠順傾向データ 」
枠順傾向に関しても脚質傾向と同じく函館開催の2012~2020年の過去9年のデータから調べました。
以下がその枠順傾向です。
これを見ると10番ゲート以内の好走率が比較的安定しているように見えますが、大外の16番の好走馬も非常に良い。
今度は5番人気以下限定の枠順傾向です。
穴馬で見ても内外で優劣がつく程の差は見られませんね。
上記のデータを考慮して
枠順有利不利無し
と判断します。
「 血統傾向データ 」
札幌開催を除く2017年以降の過去4年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
今回の推奨血統は
父に
・ミスプロ系
又は
母父に
・ヘイロー系
です。
近年はミスプロ系の活躍が顕著で父ミスプロ系の複勝率は31,3%。
また母父ヘイロー系は更に優秀で複勝率42,9%というハイアベレージです。
除外対象馬を除く今回の該当馬は
キタイ
キャプテンドレイク
キルロード
シャンデリアムーン
ジュビリーヘッド
ダイメイフジ
ビップウインク
ファーストフォリオ
ペプチドバンブー
レイハリア
ローレルアイリス
以上11頭です。
多少頭数は多いですが、赤字の馬は5分の1の抽選馬です。
「 消去法データ 」
消去法は2012年以降の過去10年分のもので1~4番人気の上位人気馬消去法と5番人気以下の穴馬消去法に分けています。
またこのデータは見方によっては捉え方は色々ですが、基本的に年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
まずは上位人気馬消去法です。
黄色部分は4番人気以内馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
① 5歳以下
② 前走G1出走馬で4角6番手以内
③ 前走2着以内 且つ 4番人気以内で4角7番手以内
上記の条件で2014年を除く9年間好走馬が出ています。
想定4番人気以内馬で上記の条件に該当する馬は
シゲルピンクルビー
ナムラクレア
以上2頭です。
上位人気馬で圏内に入った馬は前走である程度前目で競馬をしていた馬がほとんどです。
次に穴馬消去法です。
黄色部分は5番人気以下馬で、赤・青・緑色部分は強調部分として色分けしています。
① 前走1600m以下のG1出走馬
② 前走1400m以下のG2・G3出走馬
③ 前走OPクラスで4着以内or4角3番手以内
上記の条件で2012年を除く9年間好走馬が出ています。
想定5番人気以下馬で上記の条件に該当する馬は
キルロード
シャンデリアムーン
タイセイアベニール
ライトオンキュー
レイハリア
ヴェントヴォーチェ
以上6頭です。
赤字の馬は5分の1の抽選馬です。
「 デスデータ 」
このレースにおいて極めて好走率が悪いデスデータを調べました。
対象は過去10年の5番人気以下限定のもので、このレースの5番人気以下馬の複勝率は13,9%です。
・前走間隔中17週以上(0・0・0・10)複勝率0%
・前走G1出走馬を除く敗戦馬の着差1,4秒以上(0・0・0・11)複勝率0%
・前走追い込み馬(0・1・0・28)複勝率3,4%
前走大敗馬の巻き返しが多いだけに、決定的なデスデータは見つかりませんでした。
よって残った馬も多くなってしまいました。
除外対象馬を除く、このデスデータを全て突破した馬は
キャプテンドレイク
キルロード
シャンデリアムーン
ジュビリーヘッド
タイセイアベニール
ビップウインク
ボンセルヴィーソ
ライトオンキュー
レイハリア
ヴェントヴォーチェ
以上10頭です。
赤字の馬は5分の1の抽選馬です。
最後に現時点での穴馬候補2頭を発表します。
それはこの馬(C)(D)☟
(C) ?????
前走は3馬身差の圧勝。
しかもその時の2着馬はG1でも2着になったこともある実力馬。
短距離に相応しい馬格もあり、同コース実績もある。
またデビュー以来一度も掲示板を外したことがない安定性も魅力ですね。
(D) キルロード
前回買わないで今回買うというのは妙味無しの愚策な気もするのですが、想定オッズくらいの人気なら押さえておきたいですね。
前走はまさかの大激走だったが、差し決着だった中で唯一前で残った馬。
しかもそれがG1戦となれば信頼できる内容だと思います。
コメントを残す