このレースは京都競馬場で行われる芝2000m戦。
阪神開催では荒れ傾向でしたが、京都開催時は基本的に堅い。
ただ今年は例年と違い登録馬も多く、久しぶりの多頭数になるかもしれません。
そうなると波乱要素も高くなり、面白いレースになりそうです。
そして現在のnetkeibaさんの予想オッズは以下の通りです。
それではこれから脚質傾向・枠順傾向・血統傾向・消去法・デスデータの順で調べていきます。
(注)消去法やデスデータは、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
「 脚質傾向データ 」
以下が重賞に格上げされてからの京都開催直近6年の脚質傾向です。
これを見るととりあえず言えるのは上りの脚が無いと話にならない。
上り1・2位になりそうな馬を見つけ出さないといけません。
そこで前走脚質を見てみると…
① 前走上り1位
勝ち馬6頭中5頭が前走上り1位で、圏内馬18頭中半数以上の11頭が該当。
ここから更に好走率の高い条件を積み重ねると…
② 前走3番人気以内
③ 前走距離1800~2000m
この条件①~③で(4・4・2・3)複勝率76,9%になります。
この条件に該当する馬は
コスモエスメラルダ
コスモキュランダ
サトノシュトラーセ
ディスペランツァ
プレリュードシチー
ルカランフィースト
以上6頭です。
結構対象馬が残りました。
「 枠順傾向データ 」
以下が重賞に格上げされてからの京都開催直近6年の枠順傾向です。
これを見ると6番ゲート以内が良さそう。
7番ゲート以降だと複勝率は一気に落ちる。
今度は6番人気以下限定の枠順傾向です。
穴馬で見るとデータが少なすぎて何とも言えません。
ただ今年は久しぶりに例年より頭数が多そうなので、内回りコースということを考えると外枠は割引ではないでしょうか。
上記のデータを考慮して
1~6番ゲート有利
と判断します。
「 血統傾向データ 」
近3年の阪神開催と京都開催直近5年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
ディープインパクト・キングカメハメハ産駒はもはやいないので、それを除いた傾向を載せました。
今回の推奨血統は
父に
・ハーツクライ系
・ノーザンダンサー系
です。
阪神開催・京都開催共通で好走しているのは上記の血統。
今年は新種牡馬スワーヴリチャードが好調なこともあり、ハーツクライの血を引くこの種牡馬も対象としました。
中でも父ノーザンダンサー系は(1・2・2・1)で出走するならとりあえず買っておけと言える数字です。
今回の該当馬は
シンエンペラー
パワーホール
プレリュードシチー
以上3頭です。
「 消去法データ 」
消去法は2013年以降の過去10年分のもので1~5番人気の上位人気馬消去法と6番人気以下の穴馬消去法に分けています。
またこのデータは見方によっては捉え方は色々ですが、基本的に年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
まずは上位人気馬消去法です。
黄色部分は5番人気以内馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
① 前走距離1800m以上
② 前走新馬・未勝利出走馬は3番人気以内で1着 且つ 上り3位以内で4角2番手以内
③ 前走1勝クラス以上出走馬は3着以内 且つ 上り2位以内
現時点の予想オッズを見ると4番人気以下が混戦ですが、個人的な判断でシンエンペラー・サトノシュトラーセ・ギャンブルルーム・オールナット・パワーホールを上位5頭として扱います。
予想オッズ5番人気以内馬で上記の条件①+②or③に該当する馬は
オールナット
サトノシュトラーセ
パワーホール
以上3頭です。
次に穴馬消去法です。
黄色部分は6番人気以下馬で、赤色部分は強調部分として色分けしています。
① 前走馬体重464キロ以上
② 栗東所属馬
③ 前走上り3位以内
④ 前走4角2番手以下
いつもの前走着順・人気では差別化が出来なかったので、所属と前走馬体重で差を付けました。
また6番人気以下ですが先ほども言ったようにシンエンペラー・サトノシュトラーセ・ギャンブルルーム・オールナット・パワーホール以外を6番人気以下として扱います。
予想オッズ6番人気以下馬で上記の条件に該当する馬は
キープカルム
ダノンデサイル
ディスペランツァ
以上3頭です。
「 デスデータ 」
このレースにおいて極めて好走率が悪いデスデータを調べました。
対象は過去10年の6番人気以下限定のもので、このレースの6番人気以下馬の複勝率は10,6%です。
・美浦所属馬(0・0・0・8)複勝率0%
・キャリア5戦以上(0・0・0・7)複勝率0%
・前走4着以下(0・0・0・16)複勝率0%
・前走6番人気以下(0・0・0・16)複勝率0%
・前走馬体重463キロ以下(0・0・0・12)複勝率0%
・前走脚質逃げ・追い込み(0・0・0・14)複勝率0%
・前走OPクラス以上(0・0・0・11)複勝率0%
穴馬はシンエンペラー・サトノシュトラーセ・ギャンブルルーム・オールナット・パワーホール以外を穴馬として扱います。
このデスデータを全て突破した馬は
キープカルム
ダノンデサイル
ディスペランツァ
以上3頭です。
ここだけで使う予定だった消去材料を穴馬消去法でも使ってしまったので、残った馬がまるかぶりになってしまいました(;^_^A
最後に現時点での穴馬候補を発表します。
それはこの馬(B)
ここを☟クリック
(B) ?????
新馬戦は太目残りで凡走も、次走はやや絞れて2000m戦で勝利。
馬体重はカギではあるが、更に絞れてくるようであれば尚更良い。
半兄に共同通信杯勝ち馬で皐月賞3着馬の兄がいる。
データ的にも脚質・穴馬消去法推奨馬でデスデータ突破馬。
予想オッズではかなりの人気薄だが、買い材料は揃っている。
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