このレースは中山競馬場で行われる芝1800m戦。
一筋縄ではいかない牝馬限定のハンデ重賞です。
昨年は3連単100万超えの大波乱。
まともに考えて予想したら当たらないレースでしょう。
思考停止して二桁人気馬に流すのが的中の近道かもしれません。
そして現在のnetkeibaさんの予想オッズは以下の通りです。
それではこれから脚質傾向・枠順傾向・血統傾向・消去法・デスデータの順で調べていきます。
(注)消去法やデスデータは、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
「 脚質傾向データ 」
以下が中山競馬場改修工事後の過去8年の脚質傾向です。
これを見ると差し馬が6勝も挙げているのに、上り3位以下が8勝も挙げている。
ここから読み取れるのは際立った決め手は必要ない。
そしてソコソコの位置取りは必要だということ。
実際に昨年の2着馬はは4角5番手で上り7位、3着馬も4角5番手で上り6位でした。
そこで過去の好走馬24頭を見てみるとその内20頭は…
① 近3走中2走以上4角9番手以内
追い込み一辺倒の馬では厳しいというデータです。
しかしながら残りの24頭中4頭は追い込み一辺倒の馬でしたがこの4頭には共通点があって…
② 前走重賞で上がり2位以内
この二つの条件は有利な条件というより最低でもクリアしておきたいという条件です。
ということで今回はこの2つの条件のどれにも該当しなかった馬を載せたいと思います。
イリマ
コトブキテティス
シャーレイポピー
ストーリア
スライリー
リノキアナ
以上6頭です。
脚質傾向的にはこの6頭はかなりのマイナス評価ですね。
「 枠順傾向データ 」
以下が過去8年の枠順傾向です。
これを見ると内外で有利不利無し。
むしろ外枠の方が若干有利なくらい。
今度は6番人気以下限定の枠順傾向です。
穴馬で見ると外枠から3勝も挙げている。
13番ゲート以降はかなりの好成績です。
しかし内枠から好走馬が出ていない訳でもない。
上記のデータを考慮して
枠順有利不利無し
と判断します。
「 血統傾向データ 」
過去5年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
今回の推奨血統は
父に
・ミスプロ系
・オルフェーヴル
又は
母父に
・ロベルト系
です。
ディープ産駒は3頭も来ていますが、複勝率は決して高くありません。
しかもその内2頭は母父ロベルトなのでロベルトの方を推奨しました。
今回の該当馬は
クリノプレミアム
ストーリア
スライリー
ルビーカサブランカ
以上4頭です。
「 消去法データ 」
消去法は2013年以降の過去10年分のもので1～5番人気の上位人気馬消去法と6番人気以下の穴馬消去法に分けています。
またこのデータは見方によっては捉え方は色々ですが、基本的に年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
まずは上位人気馬消去法です。
黄色部分は5番人気以内馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
① 斤量53～57キロ(新斤量制度に換算)
② 前走牝馬限定重賞で4着以内
③ 前走牡馬混合重賞で上り3位以内 or 4角5番手以内
予想オッズ5番人気以内馬で上記の条件①＋②or③に該当する馬は
アートハウス
クリノプレミアム
以上2頭です。
次に穴馬消去法です。
黄色部分は6番人気以下馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
① 斤量53～57キロの前走OPクラス以上出走馬(新斤量制度に換算)
② 前走3勝クラスで2着以内
ただ①の条件があまりに大雑把過ぎるので、過去のOPクラス以上好走馬9頭全てに共通する条件として上記の表には載ってませんが以下の条件を追加します。
③ 近4走以内に重賞で6着以内
予想オッズ6番人気以下馬で上記の条件①③or②に該当する馬は
シャーレイポピー
ルビーカサブランカ
以上2頭です。
「 デスデータ 」
このレースにおいて極めて好走率が悪いデスデータを調べました。
対象は過去10年の6番人気以下限定のもので、このレースの6番人気以下馬の複勝率は11,5%です。
・前走敗戦馬の着差1,2秒以上(1・0・0・22)複勝率4,3%
・前走距離1400m以下(1・0・0・8)複勝率11,1%
・前走馬体重447キロ以下(0・0・1・20)複勝率4,7%
・前走追い込み(1・0・0・24)複勝率4,0%
1着馬が3頭いますがこれは全て同一馬で、昨年15番人気1着のクリノプレミアムです。
この馬だけは例外と考えて良いでしょう。
このデスデータを全て突破した馬は
エイシンチラー
クロスマジェスティ
以上2頭です。
4項目しかない割には多くの馬が消えました。
ただクロスマジェスティは流石に厳しいんじゃないですかね。
最後に現時点での穴馬候補を発表します。
それはこの馬(B)
ここを☟クリック
(B) ？？？？？
荒れるレースなのでとんでもない大穴を挙げたいところだが、やはりまともに考えてしまった(-_-;)
ある程度前に行ける脚があり、今回は先行勢がかなり少ない。
1800ｍ(2・1・1・1)と距離適性も問題なし。
OP善戦止まりの馬ではあるが、この馬はハンデ戦に限っては(1・1・0・0)と好成績。
今回の斤量ならチャンスはあると思います。
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