このレースは東京競馬場で行われる芝1600m戦。
登録馬を見ると中々の好メンバーが揃いました。
先週のNHKマイルのような派手な荒れ方はしないと思いますが、下位人気勢にも見所のありそうな馬もいます。
パッと見ると上位5~6頭くらいで決まってしまいそうな気もしますが、そこは決めつけずに少しでも高配当をゲットできるような予想をしていきたいと思います。
そして現在のnetkeibaさんの予想オッズは以下の通りです。
*アートハウスは出走回避です。
それではこれから脚質傾向・枠順傾向・血統傾向・消去法・デスデータの順で調べていきます。
(注)消去法やデスデータは、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
「 脚質傾向データ 」
以下が阪神牝馬ステークスの距離が1400から1600m戦に変更した2016年以降の過去7年の脚質傾向です。
これを見ると決まり手はほぼ先行か差し。
ただ逃げ馬の好走はなく、差し馬が5勝で追い込み馬も複勝率が低いものの2頭好走しています。
どちらかと言えば後方勢に分があるレースと言えるかもしれません。
そこで前走から色々調べてみるとレースによって明確に違いがあることが分かりました。
まずは前走阪神牝馬ステークス出走馬の脚質や上りは…
① 前走上り2位以内 or 先行馬
あとで記述しますがここが前走阪神牝馬ステークス組以外の出走馬と違うところ。
ここから好走率の高い条件を積み重ねていくと…
② 前走5着以内
③ 前走馬体重458キロ以下
この条件①~③で(1・3・3・4)複勝率63,6%となります。
この条件に該当する馬は
アンドヴァラナウト
以上1頭です。
阪神牝馬ステークス組は軽量馬の方が好走率が高いです。
次に前走阪神牝馬ステークス以外の出走馬を調べてみると上りは真逆の傾向で…
① 前走上り3位以下
圏内に入った11頭中上り2位以内だった馬は僅か1頭です。
そしてここから好走率の高い条件を積み重ねていきます。
② 前走牡馬混合G1・マイル重賞・中山牝馬ステークス出走馬
③ 前走4着以内 or 1番人気
④ 前走馬体重466キロ以上
⑤ 前走から斤量増減なし(新斤量制度に換算)
この条件①~⑤で(4・3・2・9)複勝率50,0%となります。
この条件に該当する馬は
ソダシ
ナムラクレア
メイケイエール
以上3頭です。
「 枠順傾向データ 」
以下が過去7年の枠順傾向です。
これを見ると複勝率で安定しているのは10番ゲート以内。
勝ち馬も7勝中5勝が6番ゲート以内。
内~中枠有利と考えて良いでしょう。
今度は6番人気以下限定の枠順傾向です。
穴馬で見ると外枠不利な傾向はより顕著で11番ゲート以降からの穴馬は僅か1頭。
上記のデータを考慮して
1~10番ゲート有利
と判断します。
「 血統傾向データ 」
過去5年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
今回の推奨血統は
父に
・ディープインパクト
又は
母父or母母父に
・シアトルスルー系
又は
父or母父or母母父に
・ヴァイスリージェント系
です。
このレースの好走馬結構偏りがありますね。
上記3系統で全体の8割を占めます。
ただ今年はディープインパクト産駒は僅か1頭、シアトルスルー系は該当馬無し。
残った馬は殆どヴァイスリージェント持ちの馬です。
今回の該当馬は
スタニングローズ
ソダシ
ナミュール
メイケイエール
ルージュスティリア
以上5頭です。
「 消去法データ 」
消去法は2016年以降の過去7年分のもので1~5番人気の上位人気馬消去法と6番人気以下の穴馬消去法に分けています。
またこのデータは見方によっては捉え方は色々ですが、基本的に年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
まずは上位人気馬消去法です。
黄色部分は5番人気以内馬で、赤色部分は強調部分として色分けしています。
① 5歳以下
② 前走重賞で4番人気以内
③ 前走上り4位以内 or 4角2番手以内
予想オッズ5番人気以内馬で上記の条件に該当する馬は
スターズオンアース
ナムラクレア
以上2頭です。
次に穴馬消去法です。
黄色部分は6番人気以下馬で、赤色部分は強調部分として色分けしています。
① 前走重賞出走馬
② 前走5着以内 or 3番人気以内
③ 前走上り3位以内 or 4角4番手以内
予想オッズ6番人気以下馬で上記の条件に該当する馬は
アンドヴァラナウト
クリノプレミアム
サウンドビバーチェ
サブライムアンセム
スタニングローズ
ステラリア
以上6頭です。
「 デスデータ 」
このレースにおいて極めて好走率が悪いデスデータを調べました。
対象は過去7年の6番人気以下限定のもので、このレースの6番人気以下馬の複勝率は10,2%です。
・関東馬(0・0・0・25)複勝率0%
・前走間隔5~9週以外(0・1・0・21)複勝率4,5%
・前走7着以下(1・0・0・36)複勝率2,7%
・前走敗戦馬の着差0,5秒以上(1・0・0・31)複勝率3,1%
・前走馬体重475キロ以上(0・0・1・27)複勝率3,5%
・前走3勝クラス以下(0・0・0・9)複勝率0%
このデスデータを全て突破した馬は
アンドヴァラナウト
以上1頭です。
マイル戦くらいなら馬格があった方が良いと思うが、穴馬に限っては重量馬の成績が悪いのは意外ですね。
最後に現時点での穴馬候補を発表します。
それはこの馬(A)
ここを☟クリック
(A) ?????
1600m実績もあるが、ベストは2000m前後かもしれない
ただ東京1600mと言えばヴァイスリージェント系持ちは要注意。
そして今回は先行勢手薄で前で競馬が出来る脚質も魅力。
3走前にはスターズオンアースやナミュールを先行力で封じている。
上位人気勢の層は厚いが、一角崩しならこの馬が一番チャンスがあると思う。
あとは枠順で、とにかく外は引かないで欲しい。
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