このレースは阪神競馬場で行われる芝2000m戦。
牝馬のハンデ重賞らしく毎年バカ荒れするレースですが、登録馬を見ると前走重賞出走馬の参戦が少ない。
そうなると的も絞りやすくなり今年は例年と違ってバカ荒れはないのでは？
極端な高配当は狙わずに普通に予想した方が良いかもしれません。
そして現在のnetkeibaさんの予想オッズは以下の通りです。
それではこれから脚質傾向・枠順傾向・血統傾向・消去法・デスデータの順で調べていきます。
(注)消去法やデスデータは、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
「 脚質傾向データ 」
以下が過去10年の脚質傾向です。
これを見ると追い込み馬の複勝率が逃げ・先行・差しとほぼ互角。
そして上り1位の複勝率は80％です。
決め手がモノを言うレースではないでしょうか。
ただ前走脚質を見てみると意外と複勝率で大きな差はない。
前走で決め手があった馬が好走している訳でもありませんでした。
そこで脚質の前に明らかに好走率が高い条件があって…
① 4・5歳馬
圏内馬30頭27頭が該当する。
そしてここから脚質で調べてみると好走パターンは2つで…
② 前走上り6位以下
③ 前走上り2位以内
中途半端な脚は要らない。
決め手か徹底先行かといった感じですかね。
まずは前走上り6位以下の馬の好走条件を調べてみると…
④ 前走上り6位以下で7番人気以内 且つ 8着以内
⑤ 前走上り6位以下で追い込み以外
⑥ 前走上り6位以下で斤量54キロ以上(新斤量制度に換算)
この条件①②④⑤⑥で(3・2・3・5)複勝率61,5％になります。
この条件に該当する馬は
ストーリア
以上1頭です。
次に前走上り2位以内の馬の好走条件を調べてみると…
⑦ 前走上り2位以内で距離1600～1800m出走馬
この条件①③⑦で(3・3・3・10)複勝率47,4％になります。
この条件に該当する馬は
ゴールドエクリプス
ビッグリボン
以上2頭です。
ここまで計3頭挙げましたが順当に人気馬だけが残った。
毎年荒れるレースですが今年は比較的穏やかな決着になるか？
「 枠順傾向データ 」
以下が過去10年の枠順傾向です。
これを見ると中枠付近以外は好走率は安定しています。
今度は6番人気以下限定の枠順傾向です。
穴馬で見ても同じで8～11番ゲートからは好走馬無し。
去年も8～11番ゲートが不利と書きましたが、よく見てみるとこのゲートに入った馬たちの29頭中25頭が10番人気位以下。
別にこのゲートが不利な訳ではなく単に人気薄の馬が集まっただけ。
上記のデータを考慮して
枠順有利不利無し
と判断します。
「 血統傾向データ 」
過去5年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
今回の推奨血統は
父に
・ステイゴールド系
・ディープインパクト
です。
この2系統で15頭中7頭が該当。
20121年以外はこの2系統のどちらかが圏内に来ています。
今回の該当馬は
ウインマイティー
以上1頭です。
昨年の1着馬でもあり対象馬がこの馬だけとなると、買い目の1頭には入れておきたいですね。
「 消去法データ 」
消去法は2013年以降の過去10年分のもので1～5番人気の上位人気馬消去法と6番人気以下の穴馬消去法に分けています。
またこのデータは見方によっては捉え方は色々ですが、基本的に年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
まずは上位人気馬消去法です。
黄色部分は5番人気以内馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
① 5歳以下
② 斤量54キロ以上(新斤量制度に換算)
③ 前走G3以下出走馬で3番人気以内 or 1着
④ 前走G2以上出走馬
予想オッズ5番人気以内馬で上記の条件に該当する馬は
ウインマイティー
ストーリア
ビッグリボン
以上3頭です。
次に穴馬消去法です。
黄色部分は6番人気以下馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
① 前走上り3位以内 or 4角3番手以内
② 前走3勝クラス以下出走は芝レースで4着以内
③ 前走OPクラス以上出走馬は斤量54キロ以上(新斤量制度に換算)
予想オッズ6番人気以下馬で上記の条件①＋②or③に該当する馬は
サンカルパ
ハギノメーテル
ビジン
以上3頭です。
「 デスデータ 」
このレースにおいて極めて好走率が悪いデスデータを調べました。
対象は過去10年の6番人気以下限定のもので、このレースの6番人気以下馬の複勝率は16,2%です。
・斤量50キロ以下(0・0・0・10)複勝率0%(新斤量制度に換算)
・前走9着以下(1・0・0・34)複勝率2,8%
・前走敗戦馬の着差1,7秒以上(0・0・0・9)複勝率0%
・前走10番人気以下(1・0・0・23)複勝率4,2%
・前走馬体重441キロ以下(0・0・0・8)複勝率0%
・前走G2クラス以上出走馬(0・0・0・6)複勝率0%
このデスデータを全て突破した馬は
サンカルパ
ビジン
以上2頭です。
最後に現時点での穴馬候補を発表します。
それはこの馬(B)
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(B) ？？？？？
人気薄の馬はどれもこれも条件戦の馬ばかりでかなり悩む。
今年は堅く収まるのではないか？
それでも予想オッズ6番人気以下から穴馬を1頭挙げるならこの馬ですかね。
過去の傾向からして好走する穴馬は前走距離1800～2000ｍあたり。
前走の着順や人気も大敗馬や極端な人気薄だった馬は要らない。
そうなるとこの馬ぐらいしかいないんですよね。
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