このレースは東京競馬場で行われるダート1600m戦。
今年の登録馬は27頭とかなり多い。
しかもレモンポップなどの有力馬が海外遠征で手薄なメンバーになった影響か、芝路線からの馬も多数登録してきた。
そのせいで本来なら出走できるであろうダート路線馬が除外対象に…
芝路線馬の取捨も含めて予想が難しいレースですね。
そして現在のnetkeibaさんの予想オッズは以下の通りです。
それではこれから脚質傾向・枠順傾向・血統傾向・消去法・デスデータの順で調べていきます。
(注)消去法やデスデータは、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
「 脚質傾向データ 」
このレースで最も有力な前走チャンピオンズカップ出走馬が今回は1頭もいません。
よって脚質傾向では前走チャンピオンズカップ出走馬のデータは除外して調べていきたいと思います。
以下が過去10年の脚質傾向です。
*上記の上りのデータには地方・海外のデータは入っていません。
これを見ると前走上り6位以下は劣勢。
脚質では大きな差は感じられません。
そこで前走脚質を見てみると…
① 前走上り5位以内
前走で見ても上り6位以下は不振で複勝率4,8%です。
ここから更に好走率の高い条件を積み重ねると…
② 中央所属馬で6歳以下
③ 前走馬体重484キロ以上
④ 前走G3以上出走馬
この条件で(5・2・4・9)複勝率55,0%になります。
この条件に該当する馬は
キングズソード
セキフウ
ドゥラエレーデ
ドンフランキー
以上4頭です。
*除外対象馬は入れていません。
今回はメンバーが低レベルなので前走着順は敢えて対象から外しています。
「 枠順傾向データ 」
以下が過去10年の枠順傾向です。
東京ダート1600mと言えば内枠不利が常識だが、これを見るとそこまで顕著ではない。
ただ1・2番ゲートは良くないですね。
今度は5番人気以下限定の枠順傾向です。
穴馬で見ると6番ゲート以降が良いように思える。
6番ゲート以内で複勝率5,4%、7番ゲート以降で複勝率9,9%である。
上記のデータを考慮して
上位人気馬限定で1・2番ゲート不利
穴馬限定で1~5番ゲート不利
と判断します。
過去に1・2番ゲートに入った4番人気以内馬は3頭いますが9・5・13着に敗れています。
「 血統傾向データ 」
過去5年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
今回の推奨血統は
父に
・ミスプロ系
又は
父or母父に
・ストームキャット系
・ヴァイスリージェント系
です。
中でも近3年はミスプロ系の勢いが凄いですね。
今回の該当馬は
カラテ
ガイアフォース
サンライズホーク
シャンパンカラー
スピーディキック
セキフウ
タガノビューティー
ドゥラエレーデ
ペプチドナイル
レッドルゼル
以上10頭です。
*除外対象馬は入れていません。
「 消去法データ 」
消去法は2014年以降の過去10年分のもので1~4番人気の上位人気馬消去法と5番人気以下の穴馬消去法に分けています。
またこのデータは見方によっては捉え方は色々ですが、基本的に年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
まずは上位人気馬消去法です。
黄色部分は4番人気以内馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
① 6歳以下
② 前走G1で2着以内 or 2番人気以内
③ 前走根岸S・東海Sで1着
上位人気のオメガギネスは除外対象馬なので、予想オッズ5番人気以内馬を上位人気馬として扱います。
予想オッズ5番人気以内馬で上記の条件に該当する馬は
ウィルソンテソーロ
キングズソード
以上2頭です。
*除外対象馬は入れていません。
次に穴馬消去法です。
黄色部分は5番人気以下馬で、赤色部分は強調部分として色分けしています。
① 前走距離1400m以上
② 前走クラスG3以上で上り4位以内 or 4角4番手以内
③ 前走クラスG3以上で3着以内 又は 4番人気以内
今回は予想オッズ6番人気以下馬を下位人気馬として扱います。
予想オッズ6番人気以下馬で上記の条件に該当する馬は
アルファマム
ガイアフォース
サンライズホーク
セキフウ
タガノビューティー
ペプチドナイル
以上6頭です。
*除外対象馬は入れていません。
厳密に言えば前走芝レースから好走した馬はいなく、ガイアフォースは対象になりません。
ただ今年はメンバー手薄ですから条件を緩めて対象としました。
「 デスデータ 」
このレースにおいて極めて好走率が悪いデスデータを調べました。
対象は過去10年の5番人気以下限定のもので、このレースの5番人気以下馬の複勝率は8,5%です。
・関東馬・地方馬・海外馬(0・0・0・27)複勝率0%
・前走間隔2週以内(0・0・0・10)複勝率0%
・前走G1出走馬を除く4着以下(1・0・0・46)複勝率2,1%
・前走馬体重491キロ以下(0・0・0・41)複勝率0%
今回は予想オッズ6番人気以下馬を下位人気馬として扱います。
このデスデータを全て突破した馬は
サンライズホーク
ドンフランキー
以上2頭です。
*除外対象馬は入れていません。
一応この2頭が残りましたが、ただこの2頭は1600m実績が無いんですよね。
現状では1400mまでの馬でどうでしょうか。
最後に現時点での穴馬候補を発表します。
ここを☟クリック
(A) ?????
1600以上の実績は芝で1戦、ダート1勝クラス時代に1戦でともに敗戦。
ただそれはこの馬のスタイルが完全に確立する前のことで、兄弟や父を見てもこの距離がダメとは言い切れない。
今回はメンバー的にも自分のスタイルに持ち込めそうなメンバー構成。
距離だけでバッサリ切るのは早計かもしれない。
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