今回はセントライト記念2021の過去データ消去法と枠順・脚質・血統傾向の記事です。
現在のnetkeibaさんの想定オッズは以下の通りです。
このレースは中山競馬場で行われる芝2200m戦。
今年の想定上位人気馬を見ると皐月賞2着のタイトルホルダー以外は長期休養明けのオーソクレース、2勝クラスを勝ったばかりのソーヴァリアント、京都新聞杯2着のルペルカーリアと付け入る隙が十分ありそうな馬ばかり。
近4年は比較的堅いレースが続いていますが、荒れる要素は十分ありそうなメンバーで馬券的には面白そうですね。
まずは脚質傾向から見ていきます。
以下が2014年の中山競馬場改修工事後の過去6年の脚質傾向です。
これを見ると逃げ・先行勢の複勝率がかなり高い。
注目すべきは前に行く馬だと思います。
逃げ・先行で圏内に入った10頭いますが、その内8頭に共通する点は
前走ダービーorラジオNIKKEI賞組で近4走中3回以上4角5番手以内
今回この条件に当て嵌る馬はグラティアス・タイトルホルダー・ノースブリッジ・ワールドリバイバルの4頭。
ただ今回の登録馬を見ると先行勢が結構多いので、例年通り前有利とは断定できないが…
逆に劣勢な後方勢を見てみると特に悪いデータとしては
前走4角11番手以下
過去6年で対象馬は17頭いて圏内馬は僅か2頭です。
差し馬を狙うにしても前走4角10番手以内だった馬から狙うのが賢明か。
今回この条件に当て嵌まってしまう馬はアサマノイタズラ・タイムトゥヘヴン・レインフロムヘヴン・ヴェイルネビュラの4頭です。
次は枠順傾向です。
以下が2014年の中山競馬場改修工事後の過去6年の枠順傾向です。
これを見ると勝ち馬は8番ゲート内に多く、複勝率でみると11番ゲート以降から好走馬が途切れ始めています。
今度は5番人気以下限定の枠順傾向です。
穴馬で見ると激走馬が少なくサンプル数としてはやや不十分ではあるが、4番ゲート内に穴馬が密集していることを考えると内枠有利で外枠不利と考えるのが妥当でしょう。
上記のデータを考慮して
11番ゲート以降不利
と判断します。
次に血統傾向です。
過去5年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
今回の推奨血統は
父に
・ディープインパクト
・トニービン内包馬種牡馬
又は
母父に
・ロベルト系
です。
今年は残念ながらディープインパクト産駒の出走はありません。
あと同レース実績がないので挙げませんでしたが、新興勢力となるロベルト系種牡馬エピファネイアやモーリス産駒は2020年以降同コース複勝率で1位と4位。
この2種牡馬に該当するオーソクレース・ノースブリッジ・ルペルカーリア・ワールドリバイバルは気になる存在です。
今回の該当馬は
グラティアス
ソーヴァリアント
タイトルホルダー
ベルウッドエオ
レインフロムヘヴン
レッドヴェロシティ
ヴィクティファルス
以上7頭です。
次に消去法です。
消去法は上位人気馬消去法と穴馬消去法に分けています。
まずは上位人気馬消去法です。
上位人気馬とは4番人気以内を指しています。
2014年を除く過去9年の1~3着馬の結果は以下の通りです。
黄色部分は4番人気以内馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
見方によって基準は人それぞれですが、圏内に入った馬に多く共通する項目は以下の通りです。
① 前走1着馬
② 前走ダービーで3着以内 又は 2走前に皐月賞3着以内 or 青葉賞1着
基本的に頭数ではなく年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
4番人気以内の馬が圏内に来た年は過去9年で8回。
そしてその8回中、上記の条件で4番人気以内の馬が来た年は8回です。
今回の想定4番人気以内馬で上記の条件①or②に該当する馬は
ソーヴァリアント
タイトルホルダー
以上2頭です。
(注)あくまで想定人気からの消去法なので、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
次に穴馬消去法です。
穴馬とは5番人気以下を指しています。
過去9年の1~3着馬の結果は以下の通りです。
黄色部分は5番人気以下で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
見方によって基準は人それぞれですが、圏内に入った馬に多く共通する項目は以下の通りです。
① 近2走ダービー・皐月賞両レース出走
② 前走1000万クラス以上で距離2000m以上のレースに出走 且つ 過去に距離2400m以上のレース経験あり
基本的に頭数ではなく年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
5番人気以下の馬が圏内に来た年は過去9年で6回。
そしてその6回中、上記の条件で5番人気以下の馬が来た年は6回です。
今回の想定5番人気以下馬で上記の条件①or②に該当する馬は
グラティアス
レインフロムヘヴン
レッドヴェロシティ
ヴィクティファルス
以上4頭です。
(注)あくまで想定人気からの消去法なので、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
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最後に現時点での穴馬候補2頭を発表します。
それはこの馬(A)(B)☟
(A) ?????
血統傾向・穴馬消去法で挙げた馬。
長距離重賞実績もあり、同コース勝利経験もある。
またこのレースは馬格のある馬の好走率高く、特に520キロを超す馬の複勝率は37,5%という好成績。
想定人気くらいで買えるなら妙味十分です。
(B) グラティアス
血統傾向・穴馬消去法・脚質傾向で挙げた馬で、想定騎手は松山騎手。
馬格も500キロ前後で申し分ない。
距離適性は違えど、姉には先週セントウルステークスを勝利したG1馬レシステンシアを持つ。
個人的には穴馬で狙うにしても1着固定人気馬として狙うにしても買わない材料がないと思っています。
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