このレースは阪神競馬場で行われる芝1400m戦。
阪神開催となってから今年で2年目です。
今年のメンバーを見ると突出した人気馬もいないが、下位人気馬も明らかに足りないだろうという馬も多く堅く収まるかも?
荒れるとしてもせいぜい上位9頭くらいまでの戦いになるのではないでしょいか。
そして現在のnetkeibaさんの想定オッズは以下の通りです。
それではこれから脚質傾向・枠順傾向・血統傾向・消去法・デスデータの順で調べていきます。
(注)消去法やデスデータは、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
「 脚質傾向データ 」
阪神開催は昨年だけでしたが、気になるデータがあったので今回はそれを参考にしたいと思います。
気になるデータとは京都開催のスワンステークスと昨年の阪神開催を含めた2016年以降の前走脚質と2012年~2015年の前走脚質が変わっているということです。
以下は2016年以降の前走脚質傾向です。
2012年~2015年の前走脚質傾向です。
この2つを比べると2015年以前は前走逃げ・先行馬が全て勝利しているが、2016年以降は前走差し・追い込み馬が全て勝利しています。
先行馬も悪い訳ではないが注目するなら前走差し・追い込み馬ではないでしょうか。
そこで2016年以降前走差し・追い込みで圏内に入った11頭を調べてみると、その内10頭が…
① 6歳以下
② 前走距離1800m以下
③ 前走4角5番手以下 且つ 近3走中2回以上4角5番手以下
④ 前走G1出走馬以外は6着以内 且つ 5番人気以内
この条件に該当する馬は
サブライムアンセム
ロータスランド
レイモンドバローズ
以上3頭です。
「 枠順傾向データ 」
サンプルデータが昨年のものしかないので、なるべく条件が近い開幕7日目以降の同コース重賞で調べてみました。
以下が過去10年の枠順傾向です。
これを見るとフルゲートの大外枠である16~18番ゲートの複勝率が低いですね。
今度は5番人気以下限定の枠順傾向です。
穴馬で見ると17・18番ゲートからの好走馬無し。
あと16番ゲートから好走したのは2020年のマルターズディオサで、この馬の場合は枠順の不利を帳消しにできる逃げ馬でした。
上記のデータを考慮して
16~18番ゲート不利
と判断します。
「 血統傾向データ 」
サンプルデータが昨年のものしかないので、2017年以降の同コース重賞でサンプル数5レース以上・複勝率25%以上の種牡馬を調べてみました。
傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
今回の推奨血統は
父に
・ミッキーアイル
・キングカメハメハ
・Frankel
・Fastnet Rock
・ステイゴールド
・キズナ
・ディープインパクト
です。
昨年のスワンステークスも上記のディープインパクト産駒2頭とキングカメハメハ産駒1頭で決着しました。
今回の該当馬は
ホウオウアマゾン
ララクリスティーヌ
以上2頭です。
今回はミッキーアイル産駒とキングカメハメハ産駒の2頭しか該当馬がいませんでした。
ちなみに今回ロードカナロア産駒が6頭登録していますが、ロードカナロア産駒は(3・1・2・26)複勝率18,8%です。
ただ6頭もいれば1頭くらいは絡んでくるのではないでしょうか。
「 消去法データ 」
消去法は2012年以降の過去10年分のもので1~4番人気の上位人気馬消去法と5番人気以下の穴馬消去法に分けています。
またこのデータは見方によっては捉え方は色々ですが、基本的に年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
まずは上位人気馬消去法です。
黄色部分は4番人気以内馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
① 5歳以下
② 前走G1で上り2位以内 or 4角3番手以内
③ 前走2着以内 or 1番人気
上記の条件で2014年以降からは好走馬が毎年出ています。
想定4番人気以内馬で上記の条件に該当する馬は
ホウオウアマゾン
以上1頭です。
次に穴馬消去法です。
黄色部分は5番人気以下馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
① 6歳以下
② 前走G1出走馬 又は 前走4着以内 or 2番人気以内
穴馬が来た年は計7年ありますが、その内6年で上記の条件で好走馬が出ています。
想定5番人気以下馬で上記の条件に該当する馬は
サブライムアンセム
ミッキーブリランテ
メイショウミモザ
ララクリスティーヌ
ルプリュフォール
レイモンドバローズ
ヴァトレニ
以上7頭です。
あまり絞り切れる材料が少なく、対象馬が多くなってしまいました(-_-;)
「 デスデータ 」
このレースにおいて極めて好走率が悪いデスデータを調べました。
対象は過去10年の5番人気以下限定のもので、このレースの5番人気以下馬の複勝率は8,6%です。
・関東馬(0・1・0・25)複勝率3,8%
・7歳以上(0・0・0・21)複勝率0%
・前走間隔25週以上(0・0・0・8)複勝率0%
・前走G1出走馬を除く10番人気以下(0・0・0・24)複勝率0%
・前走馬体重447キロ以下(0・0・0・11)複勝率0%
このデスデータを全て突破した馬は
アイラブテーラー
キャプテンドレイク
キングオブコージ
メイショウミモザ
ララクリスティーヌ
ルプリュフォール
レイモンドバローズ
以上7頭です。
大穴部類の馬ばかりが残ってしまいました。
まあ参考程度で(;^_^A
最後に現時点での穴馬候補を発表します。
それはこの馬(B)☟
(B) ?????
格下の身分だがピクシーナイトやアネゴハダに先着経験がある。
1600m以上だと足りないが、1400m戦は非常に安定していて同コース勝利も含め(3・1・0・0)連対率100%。
前走は長期休養明けの勝利で、今回はもう一段パフォーマンスを上げてくる可能性も十分ある。
人気的にも高配当が見込めそうなので、狙ってみる価値はありそうです。
コメントを残す