このレースは中京競馬場で行われる芝1600m戦。
昨年に続き中京開催となります。
今年の注目は牝馬のラスール。
兄にシャケトラをもつキタサンブラック産駒。
このレースに上位人気馬として出走してきた牝馬は過去にアーモンドアイ・ジュエラー・ジェンティルドンナ等がいてその後クラシックレースを制しています。
この馬も名牝に肩を並べる程の逸材か?
たたこの馬が来てしまうと馬券的妙味は薄れてしまう。
仮にこの馬を軸にするとなると回収率を上げるために買い方が重要になってきそうです。
そして現在のnetkeibaさんの想定オッズは以下の通りです。
それではこれから脚質傾向・枠順傾向・血統傾向・消去法・デスデータの順で調べていきます。
(注)消去法やデスデータは、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
「 脚質傾向データ 」
同レース重賞は昨年しかサンプルがないので、中京競馬場改修工事後の2012年から2021年の1勝クラス以上を参考としました。
以下がその脚質傾向です。
これを見ると追い込み馬以外はそれほど脚質に拘らなくても良いと思います。
ただ追い込み馬の複勝率も10%を超えているので、即切りとまではいかないか。
まあペース次第というところでしょうか。
ただ別のデータもあって開幕1~4日目の同コース重賞は現時点で3回行われていてます。
その1~3着馬の4角位置を見ると
2021年京都金杯 4角3・5・11番手
2021年シンザン記念 4角1・7・2番手
2022年京都金杯 4角12・2・4番手
簡単に前と後ろで分けると4角5番手以内が6頭で4角6番手以下が3頭です。
後方勢が全く来ない訳ではないがこのデータからは前有利と言えます。
脚質の定まり切っていない3歳戦ですが、前で競馬が出来そうな馬を見つければ馬券的中の近道となるかも。
個人的にはこっちのデータを重視したいですね。
一応今回の出走馬の中で先行しそうな馬を探してみると、
セルバーグ
ソリタリオ
ビーアストニッシド
ベルウッドブラボー
ロードカテドラル
以上5頭です。
この5頭を選んだ基準はキャリア2戦以上で逃げ・先行率が66,6%以上。
意外と今回の登録馬は後方待機馬が多そうなので脚質面ではこの5頭は注目したいです。
「 枠順傾向データ 」
枠順傾向に関しても脚質傾向同様に中京競馬場改修工事後の2012年から2021年の1勝クラス以上を参考としました。
以下がその枠順傾向です。
これを見ると勝率・複勝率共に安定しているのは11番ゲート以内と言えます。
今度は5番人気以下限定の枠順傾向です。
穴馬で見ると複勝率は平均的に10%以上をキープしているのは10番ゲート以内。
全体傾向と穴馬傾向から判断すると1~10・11番ゲート辺りまでが好走範囲と言えそう。
ここで脚質傾向と同様に現時点で3回行われている開幕1~4日目の同コース重賞の馬番を見てみます。
その1~3着馬の馬番を見ると
2021年京都金杯 4・8・2番ゲート
2021年シンザン記念 2・4・13番ゲート
2022年京都金杯 7・10・11番ゲート
全体傾向で11番ゲート以内有利というデータがあったので、そのラインで区切ってみると11番ゲート以内が8頭で12番ゲート以降が1頭です。
上記のデータを考慮して
1~11番ゲート有利
と判断します。
「 血統傾向データ 」
中京開催のシンザン記念は今年で2回目。
サンプル数が少ないので2017年以降の同コース重賞で調べました。
このデータは昨日の京都金杯と同じデータとなっています。
過去5年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
今回の推奨血統は
父に
・ディープインパクト
・ロードカナロア
・モーリス
・ステイゴールド
又は
・ダンチヒ内包馬
です。
特に注目はダンチヒ持ちの馬で、上記の15頭中ピクシーナイト・ルークズネスト・バスラットレオン・ピースワンパラディ・クリノガウディー・プリモシーン・グレーターロンドン・ロジクライ・ウインガニオンの9頭がダンチヒ内包馬です。
そして昨日の京都金杯ですがロードカナロア産駒のカイザーミノルが3着に好走しています。
今回の該当馬は
アバンチュリ
サウンドビバーチェ
ショウナンアメリア
スプリットザシー
ソリタリオ
ビーアストニッシド
モズゴールドバレル
ロードカテドラル
以上8頭です。
ショウナンアメリア以外の馬は全てダンチヒ内包馬です。
「 消去法データ 」
消去法は2012年以降の過去10年分のもので1~4番人気の上位人気馬消去法と5番人気以下の穴馬消去法に分けています。
またこのデータは見方によっては捉え方は色々ですが、基本的に年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
まずは上位人気馬消去法です。
黄色部分は4番人気以内馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
① 前走G1出走馬 又は 前走G2以下で上り1位 且つ 1着or1番人気
想定4番人気以内馬で上記の条件に該当する馬は
ラスール
以上1頭です。
牝馬ではありますがこのレースで2馬人気以内支持された牝馬の成績は(3・1・0・2)というかなりの好成績。
前走もコンマ6秒差の楽勝で鞍上はルメール騎手。
1番人気は買いたくないが対抗以下には印は落とせないですね。
次に穴馬消去法です。
黄色部分は5番人気以下馬で、赤色部分は強調部分として色分けしています。
① 前走阪神開催出走馬
② 前走距離1600m以上
③ 前走6着以内
④ 関西馬
想定5番人気以下馬で上記の条件に該当する馬は
カワキタレブリー
サウンドビバーチェ
デルマグレムリン
ビーアストニッシド
以上4頭です。
このレースの顕著な傾向はとにかく前走阪神開催を走った関西馬。
ただ上位人気馬に関しては前走開催場所に偏った傾向はないです。
あとベストなのは前走距離1600m戦で上記の4頭から更に絞るならカワキタレブリー・サウンドビバーチェ・デルマグレムリンの3頭ですね。
「 デスデータ 」
このレースにおいて極めて好走率が悪いデスデータを調べました。
対象は5番人気以下限定のもので、このレースの5番人気以下馬の複勝率は13,4%です。
・キャリア7戦以上(0・0・0・8)複勝率0%
・前走間隔中10週以上(0・0・0・8)複勝率0%
・前走10着以下(0・0・0・16)複勝率0%
・前走敗戦馬の着差1,2秒以上(0・0・0・15)複勝率0%
・前走阪神コース以外(0・1・1・42)複勝率4,5%
・前走距離1500m以下(0・0・1・37)複勝率2,6%
このデスデータを全て突破した馬は
カワキタレブリー
サウンドビバーチェ
デルマグレムリン
ビーアストニッシド
以上4頭です。
穴馬消去法と重複するデータ(特に前走阪神開催)があったので、残った馬は穴馬消去法推奨馬と全く同じになってしまいました。
ただこの4頭はそれ以外のデータも突破しているのでデータとしてはそれなりに信頼できるものだと思っています。
最後に現時点での穴馬候補を発表します。
それはこの馬(A)☟
(A) ?????
血統傾向で紹介したダンチヒ内包馬で、その他脚質傾向・穴馬消去法・デスデータ突破馬でもある。
毎回に人気にならない馬だが前走はホープフルステークス4着のフィデルに先着。
あとは内枠配置で逃げ・番手競馬が出来れば面白い存在となりそう。
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