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エリザベス女王杯2021予想 過去データ消去法と枠順・脚質・血統傾向

 

今回はエリザベス女王杯2021の過去データ消去法と枠順・脚質・血統傾向の記事です。

 

現在のnetkeibaさんの想定オッズは以下の通りです。

 

 

このレースは阪神競馬場で行われる芝2200m戦。

今年で2回目の阪神開催です。

しかも昨年とは違う連続開催でコース替わり無しのAコースのままです。

現時点の想定オッズを見ると3強構成。

ただ牝馬の横綱・大関クラスのクロノジェネシス・デアリングタクト・ラヴズオンリーユー・カレンブーケドール等は出走せず。

想定オッズも3歳のアカイトリノムスメが1番人気というのも、やや物足りないG1だなという印象。

盛り上がりには欠けるが、その分馬券で盛り上がりたいですね。

 


まずは脚質傾向から見ていきます。

冒頭でも書いたように今年の阪神コースは例年とは違い連続開催でコース替わりもなく、通常の開幕4日目とは異なります。

馬場も荒れ始めていることなので色々な切り口から調べてみましたが、サンプル数も少なくこれだというデータが見つかりませんでした。

よって今回はシンプルに1勝クラス以上で17頭立て以上の同コースデータで調べました。

過去10年の傾向は以下の通りです。

 

 

これを見ると勝ち馬はほぼ先行か差しのどちらか。

追い込み馬はかなり分が悪いです。

また上り1位の複勝率が80%ということでこの点にも注目です。

 

そこで今年の登録馬を見ると逃げ・先行勢が少ない。

逃げ候補はレイパパレロザムール、先行馬としてはウインキートス・ウインマリリン・シャムロックヒルが妥当なところでしょう。

前目有利な可能性があるのでこの5頭は注目です。

 

ただ昨年のエリザベス女王杯は後方勢独占でした。

そこで上り1位に注目したい。

開催場所は違いますが、昨年の阪神開催と例年の京都開催9年分も含むエリザベス女王杯の上り1位馬で圏内に入った馬の共通点を調べてみました。

外国産馬を除く9頭中8頭に該当する条件は

 

前走G2クラス以上で上り最速 又は 過去にG1で上り最速経験がある馬

 

これに該当する馬はソフトフルート・ウインキートス・ウインマリリン・レイパパレの4頭。

ウインキートス・ウインマリリン・レイパパレの3頭は上記でも名前が挙がった馬で重複しています。

そういう意味ではこの3頭は上位人気馬でもあり重視した方が良いかもしれません。

 


次は枠順傾向です。

こちらも脚質傾向同様に1勝クラス以上で17頭立て以上の同コースデータで調べました。

以下がその枠順傾向です。

 

 

これを見ると1・2・17・18番ゲートの成績がやや落ちるかなといった感じです。

極端な内や外は割引かもしれません。

 

今度は5番人気以下限定の枠順傾向です。

 

 

穴馬で見ると17・18番ゲートからは好走馬無し。

全体傾向と共通するのは17・18番ゲートの成績が良くないということ。

 

上記のデータを考慮して

 

17・18番ゲート不利

 

と判断します。

 


次に血統傾向です。

ここでは同コースOPクラス以上の種牡馬を調べてみました。

対象は複勝率30%以上の種牡馬です。

2016年以降の過去5年の傾向は以下の通りです。

 

桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)

水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)

 

 

これを見るとまず気になったのはディープインパクトの名前がない。

ちなみにディープインパクトは23位で複勝率23,3%でした。

上記の種牡馬でクラシック血統と言えるのはエピファネイアくらい。

エピファネイア以外の馬を見ると、いかにも今回のような非根幹距離やスタミナ勝負で力を発揮しそうな種牡馬が多い。

 

今回の推奨血統は

父に

・ロベルト系
・ナスルーラ系

です。

なぜロベルト系・ナスルーラ系を挙げたかというと分母は少ないが共に複勝率40%を超えています。

ディープインパクト産駒は勝ち数では6勝で断トツですが好走率が低い。

今回はディープインパクト産駒が人気馬も含め多数出走するのでどれかは圏内に来るでしょうが、好走率と妙味という点で上記2系統を推します。

 

今回の該当馬は

 

イズジョーノキセキ
ウインマリリン
クラヴェル
ムジカ

 

以上4頭です。

 


次に消去法です。

消去法は上位人気馬消去法と穴馬消去法に分けています。

 

まずは上位人気馬消去法です。

上位人気馬とは4番人気以内を指しています。

 

過去10年の1~3着馬の結果は以下の通りです。

黄色部分は4番人気以内馬で、赤・青・緑色部分は強調部分として色分けしています。

 

 

見方によって基準は人それぞれですが、圏内に入った馬に多く共通する項目は以下の通りです。

 

① 5歳以下
② 前走牡馬混合G2クラス以上で4番人気以内で3着以内
 前走府中牝馬ステークスで3番人気以内で3着以内
④ 前走秋華賞で3番人気以内で2着以内

 

基本的に頭数ではなく年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。

4番人気以内の馬が圏内に来た年は過去10年で10回。

そしてその10回中、上記の条件で4番人気以内の馬が来た年は10回です。

 

今回の想定4番人気以内馬で上記の条件に該当する馬は

 

ウインマリリン

 

以上1頭です。

(注)あくまで想定人気からの消去法なので、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。

 


次に穴馬消去法です。

穴馬とは5番人気以下を指しています。

 

過去10年の1~3着馬の結果は以下の通りです。

黄色部分は5番人気以下で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。

 

 

見方によって基準は人それぞれですが、圏内に入った馬に多く共通する項目は以下の通りです。

 

① 前走府中牝馬ステークスor牡馬混合G2クラス以上orG1出走馬
② 前走上り3位以内or4角2番手以内

 

基本的に頭数ではなく年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。

5番人気以下の馬が圏内に来た年は過去10年で9回。

そしてその9回中、上記の条件で5番人気以下の馬が来た年は9回です。

 

今回の想定5番人気以下馬で上記の条件に該当する馬は

 

アカイイト
ステラリア
ロザムール

 

以上3頭です。

(注)あくまで想定人気からの消去法なので、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。

 


最後にこのレースにおける極めて好走率が悪い過去10年のデスデータを調べてみました。

今回は5番人気以下限定です

 

・7歳以上(0・0・0・5) 複勝率0%
・前走1着のディープインパクト産駒を除く前走クラスG3以下(0・0・0・49) 複勝率0%
・前走敗退馬の着差1秒以上(0・0・0・18) 複勝率0%
・前走間隔8週以上(0・0・0・16) 複勝率0%
・前走馬体重420~479キロ以外(0・0・0・37) 複勝率0%
・前走から斤量減・3キロ増(1・0・0・36) 複勝率2,7%
・前走距離1600m以下・2500m以上(0・0・0・8) 複勝率0%

 

このデスデータを全て突破した馬は

 

ランブリングアレー

 

以上1頭です。

今回は7項目もあったので、データ突破は僅か1頭だけ。

あくまでデータだけですが、これだけの条件を突破したランブリングアレーは穴馬としては要注意です。

(注)あくまで想定人気からの消去法なので、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。

 


その他の重賞予想や過去の結果をご覧になりたい方はこちらからどうぞ
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最後に現時点での穴馬候補2頭を発表します。

それはこの馬(A)(B)☟


中央競馬ランキング

(A) ランブリングアレー

やはり1頭選ぶなら7項目のデスデータを全て突破したこの馬。

前走の敗戦で距離が長いと嫌われそうだが、血統的には問題ないと思う。

今回はやや人気が落ちそうで、鞍上も最近G1で2戦連続期待を裏切ったことで評価がさらに下がるかもしれないが逆にそれが良い。

妄想だが「あんだけ裏切っておいてここで来るのかよ」みたいなパターンが想像できる。

 

(B) ?????

「勢いに乗ったディープインパクト産駒は買い」が自分の格言。

だが2走前の惨敗でそれも終わったかと思えたが前走でまた復活。

最大の不安点は未経験距離だが、前走負かした馬のレベルを考えれば不安点以上に期待感がある。

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