このレースは東京競馬場で行われる芝1800m戦。
今年のメンバーを見ると前走惨敗した斤量59キロのレーベンスティール、3勝クラスを勝ち上がったばかりのジェイパームス、長期休養明けのヴェルトライゼンデ等で上位人気の信頼度は高くない。
とは言ってもこのレースは傾向的にそれ程大穴が来るレースでもないので…
狙うならやはり例年通りの中波乱くらいの配当ですかね。
そして現在のnetkeibaさんの予想オッズは以下の通りです。
それではこれから脚質傾向・枠順傾向・血統傾向・消去法・デスデータの順で調べていきます。
(注)消去法やデスデータは、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
「 脚質傾向データ 」
以下が過去10年の脚質傾向です。
これを見るととんでもなく逃げ馬の成績が良く、逆に追い込み馬の成績は散々。
しかも逃げ馬は人気薄が多いのが特徴です。
そこで前走脚質を見てみると…
① 前走4角11番手以内
② 前走OPクラス出走馬は前走上り9位以内
③ 前走重賞出走馬は前走上り7位以内 or 4角4番手以内
④ 前走3勝クラス出走馬は前走4角3番手以内
前走脚質を見ると後方待機馬の成績が悪いが、それ以外はクラス別で分けないと傾向が見つかりませんでした。
ここから更に好走率の高い条件を積み重ねていくと…
⑤ 6歳以下
⑥ 前走距離2000以下
⑦ 前走OPクラス以下出走馬は前走4番人気以内、重賞出走馬は9番人気以内
⑧ 前走重賞出走馬は前走から斤量同・減・0,5キロ増以内
この条件で(10・7・8・20)複勝率55,5%になります。
この条件に該当する馬は
アルナシーム
トゥデイイズザデイ
以上2頭です。
「 枠順傾向データ 」
以下が過去10年の枠順傾向です。
これを見ると7番ゲート以内が比較的良い。
コース形態的には内枠有利なコースと言えますが、外枠が悪いようにも思えないですね。
今度は6番人気以下限定の枠順傾向です。
穴馬で見ると内と外でそこまで変わるかな?
昨年はルージュエヴァイユが17番ゲート以内から好走した。
ただ13番ゲート以降から好走した4頭中3頭は本番で初角2番手以内を確保しています。
それを踏まえるとやはり内枠有利と言えます。
上記のデータを考慮して
1~8番ゲート有利
と判断します。
ただ外枠でも逃げれそうな馬は軽視禁物です。
あと上位人気馬なら外枠からでも1着馬が多いのでそこまで割引かなくても良さそうですね。
「 血統傾向データ 」
過去5年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
今回の推奨血統は
父に
・サドラーズウェルズ内包種牡馬
・ロベルト系
又は
母父に
・サドラーズウェルズ系
です。
特に近3年はエピファネイア・モーリス・ニューアプローチ・トーセンラーがサドラーズウェルズ内包種牡馬で9頭中5好走。
母父でもサドラーズウェルズ持ちのルージュエヴァイユが昨年好走しています。
馬場の影響もあるでしょうが、ディープインパクト産駒は以前ほど勢いはありませんね。
ちなみに近5年のディープインパクト産駒の成績は(0・2・1・13)で特筆する内容でもありません。
今回の該当馬は
アルナシーム
シルトホルン
セルバーグ
トゥデイイズザデイ
以上4頭です。
「 消去法データ 」
消去法は2014年以降の過去10年分のもので1~5番人気の上位人気馬消去法と6番人気以下の穴馬消去法に分けています。
またこのデータは見方によっては捉え方は色々ですが、基本的に年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
まずは上位人気馬消去法です。
黄色部分は5番人気以内馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
① 6歳以下
② 前走重賞で5番人気以内で5着以内 且つ 上り5位以内
③ 前走OPクラス以下で4番人気以内で3着以内 且つ 上り7位以内
現時点のオッズを見ると4・5番人気の間に差があるので、今回は予想オッズ4番人気までを上位人気馬として扱います。
予想オッズ4番人気以内馬で上記の条件①+②or③該当する馬は
ジェイパームス
以上1頭です。
次に穴馬消去法です。
黄色部分は6番人気以下馬で、赤色部分は強調部分として色分けしています。
① 6歳以下
② 前走OPクラス以上で5着以内 or 6番人気以内 且つ 上がり6位以内 or 4角4番手以内
今回は予想オッズ5番人気以下を穴馬として扱います。
予想オッズ5番人気以下馬で上記の条件に該当する馬は
アルナシーム
シルトホルン
ニシノスーベニア
ルージュリナージュ
以上4頭です。
「 デスデータ 」
このレースにおいて極めて好走率が悪いデスデータを調べました。
対象は過去10年の6番人気以下限定のもので、このレースの6番人気以下馬の複勝率は8,2%です。
・関西馬(0・0・1・43)複勝率2,3%
・7歳以上(0・0・1・42)複勝率2,3%
・前走4着以内(0・0・0・33)複勝率0%
・前走間隔3~16週以外(0・0・0・18)複勝率0%
・前走重賞で10番人気以下(0・0・1・24)複勝率4,2%
・前走OPクラス以下で5番人気以下(0・0・0・37)複勝率0%
・前走上り3位以内(0・0・0・25)複勝率0%
・前走4角9番手以下(0・0・1・44)複勝率2,2%
・前走距離1600~2000m以外(0・0・0・15)複勝率0%
このデスデータを全て突破した馬は
グランスラムアスク
シルトホルン
以上2頭です。
このレースの穴馬は上りの脚も無かった前走凡走馬。
理想は前走5着以下で極端な人気薄でなかった馬ですね。
最後に現時点での穴馬候補を発表します。
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(A) ?????
過去10年で10番人気以下から好走した馬は(0・0・1・69)という散々な成績。
狙うなら9番人気まで。
更に言えば6歳以下の関東馬が良く、前で競馬が運べる馬が理想。
それを考慮するとこの馬かな。
ステップレースも過去の好走歴と一致するし、血統傾向も近年のトレンドに合っている。
3歳時は1800m戦でエルトンバローズやレーベンスティールと差のない競馬をした馬。
あらゆる面で穴馬で買うならまずこの馬ですね。
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