今回はアメリカジョッキークラブカップ2021の上位人気馬過去データ消去法と脚質・血統傾向の記事です。
このレースは中山競馬場で行われる芝2200m戦。
今回の注目馬は何といってもアリストテレスでしょう。
3歳馬同士で唯一コントレイルを苦しめた馬。
単勝オッズも被りそうですが、今年の重賞はとにかく波乱度が高い。
そんな流れに期待しつつ穴馬を探していきたいと思います。
現在のnetkeibaさんの想定オッズは以下の通りです。
まずは脚質傾向から見ていきます。
以下が中山競馬改修工事後の過去6年の脚質傾向です。
これを見るととにかく逃げ・先行馬が圧倒的に有利。
馬券の組み立ては前中心で考えた方が良さそう。
そこで逃げ・先行で圏内に入った11頭の前走を見てみました。
前走凱旋門賞だったブラストワンピースを除く、逃げ・先行で圏内に入った10頭中8頭に該当すデータは前走4角4番手以内。
これに該当する登録馬はアリストテレス・ジェネラーレウーノ・ジャコマル・ステイフーリッシュ・タガノディアマンテ・ナイママです。
ジャコマルとナイママはさすがに能力的に厳しいと思うので、逃げ・先行勢を重視するならアリストテレス・ジェネラーレウーノ・ステイフーリッシュ・タガノディアマンテの4頭は警戒が必要でしょう。
次に血統傾向です。
過去5年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
濃い桃色(ロベルト系)
今回の推奨血統は
父に
・ディーインパクト
・ゼンノロブロイ
・ステイゴールド系
又は
母方に
・ロベルト内包馬
・サドラーズウェルズ内包馬
です。
全体的にスタミナ色の強い種牡馬が好走傾向にあります。
特にステイゴールドは人気薄でも好走率が高く、その系統のドリームジャーニー産駒も好走しています。
またロベルト内包馬やサドラーズウェルズ内包馬も今の馬場にマッチしたスタミナ色の強い系統です。
今回の該当馬は
アリストテレス
サトノフラッグ
サンアップルトン
ステイフーリッシュ
タガノディアマンテ
ナイママ
ノーブルマーズ
ベストアプローチ
マイネルハニー
ヴェルトライゼンデ
以上10頭です。
次に上位人気馬消去法です。
上位人気馬とは4番人気以内を指しています。
過去10年の1~3着馬の結果は以下の通りです。
黄色部分は4番人気以内馬で、赤色部分は強調部分として色分けしています。
見方によって基準は人それぞれですが、圏内に入った馬に多く共通する項目は以下の通りです。
① 前走牡馬混合G1で上り1位or4角4番手以内 又は 前走3着以内
基本的に頭数ではなく年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
4番人気以内の馬が圏内に来た年は過去10年で10回。
そしてその10回中、上記の条件で4番人気以内の馬が来た年は9回です。
今回の想定4番人気以内馬で上記の条件に該当する馬は
アリストテレス
サトノフラッグ
以上2頭です。
(注)あくまで想定人気からの消去法なので、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
最後に現時点での穴馬候補を発表します。
それはこの馬(A)☟
脚質傾向で挙げた馬。
正確に言うと先行馬とは言えなく、どちらかといえば捲って4角で先行集団に取り付く馬。
そして近走はこのスタイルで結果を残している。
最近は長距離ばかり使われているが、今の中山の荒れた馬場にはこのくらいのスタミナタイプが合いそう。
人気もあまりなさそうなので面白いかもしれません。
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