今回は阪神カップ2020の上位人気馬過去データ消去法と脚質・血統傾向の記事です。
このレースは阪神競馬場で行われる芝1400m戦。
とにかくバカ荒れするレースですが、昨年は怪物牝馬グランアレグリアが1着、そして今年はグランにはやや劣るものの、不動の主役インディチャンプが登場。
1400mは新馬戦以来ですが、このメンバーなら心配はないでしょう。
問題はこの馬からどうやって高回収率を狙うかだと思います。
現在のnetkeibaさん想定オッズは以下の通りです。
まずは脚質傾向から見ていきます。
以下が過去10年の脚質傾向です。
これを見ると複勝率では逃げ・先行馬。
ただ勝ち数では後方勢にやや分があります。
今年の出走予定馬を見てみると、逃げ馬はクラヴィスオレアくらい。
先行馬もそれほど多くなく、明らかに先行策を取ってきそうな馬を挙げるとすればダノンファンタジーかマルターズディオサくらい。
短距離戦のわりに積極的に前に付けそうな馬が少ないですね。
そうなると傾向通り前重視で考えたく、その対象馬もダノンファンタジーかマルターズディオサ辺りは軽視できないかもしれません。
ただ圏内馬の総数で見ると後方勢の方が僅かに多い。
そこで後方勢から対象馬を選ぶ際に重視すべき点はやはり上りの速さだと思ったのですが、意外にも差し・追い込みで圏内に入った馬の17頭中15頭が前走上り4位以下。
さらに前2・3走前を見ても上り勝負という馬は少なかった。
申し訳ありませんが、今回は後方勢からデータ的にチョイスできる馬を選べませんでした。
次に血統傾向です。
過去5年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
濃い桃色(ロベルト系)
今回の推奨血統は
父に
・ディープインパクト
・ダイワメジャー
・フジキセキ
・ノーザンダンサー系
です。
特に近2年は父ノーザンダンサー系の活躍が目立ちます。
今回の該当馬は
サウンドキアラ
ジャンダルム
ダノンファンタジー
フィアーノロマーノ
以上4頭です。
次に上位人気馬消去法です。
上位人気馬とは4番人気以内を指しています。
過去10年の1~3着馬の結果は以下の通りです。
黄色部分は4番人気以内馬で、赤色部分は強調部分として色分けしています。
見方によって基準は人それぞれですが、圏内に入った馬に多く共通する項目は以下の通りです。
① 前走G1で3着以内or3番人気以内 又は 前走1着or1番人気
基本的に頭数ではなく年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
4番人気以内の馬が圏内に来た年は過去10年で9回。
そしてその9回中、上記の条件で4番人気以内の馬が来た年は8回です。
今回の想定4番人気以内馬で上記の条件に該当する馬は
インディチャンプ
フィアーノロマーノ
以上2頭です。
(注)あくまで想定人気からの消去法なので、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
最後に現時点での穴馬候補を発表します。
それはこの馬(A)☟
2走前からブリンカーを着けて、成績が上昇してきている。
前走は初距離の1400mで久しぶりの勝利。
ただ母は名スプリンターのビリーヴで1200~1400くらいが合っている可能性が高そうで、むしろなんで短距離を使わなかったか不思議なくらい。
今回も前走と同じ距離なら、配当的にも狙う価値はありそうです。
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