今回は新潟記念2021の過去データ消去法と枠順・脚質・血統傾向の記事です。
現在のnetkeibaさんの想定オッズは以下の通りです。
![](https://ichigeki-kaisyuu.com/wp-content/uploads/2021/08/キャプチャ-68.png)
このレースは新潟競馬場で行われる芝2000m戦。
函館記念を快勝したトーセンスーリヤや長期休養明けながら初重賞制覇を成し遂げたザダルは有力候補ですが、上位人気想定のリアアメリアは古馬になってからは全くの不振、ラーゴムはクラシック2戦とも大惨敗で古馬初挑戦。
ハンデ重賞らしく今年も荒れる要素は十分ありそう。
夏競馬最終週、頑張って予想していきます。
まずは脚質傾向から見ていきます。
以下が過去10年の脚質傾向です。
![](https://ichigeki-kaisyuu.com/wp-content/uploads/2021/08/キャプチャ-64.png)
これを見ると複勝率では逃げ・先行馬。
勝ち馬では差し・追い込み馬が優勢です。
まず勝ち馬が多い後方勢に注目してみると、上り1位馬が全体の半数の5勝を挙げています。
そこで上り1位で圏内に入った7頭を調べてみると、その内5頭に該当する条件は
前走距離1800m以上で一桁着順
近3走中1回以上上り1位経験 且つ 上り2位を一回以上経験
この条件に該当する馬はエフェクトオン・クラヴェル・ザダルの3頭です。
ただ厳密に言えば前走距離2000m以上という方がより正確なのですが、これに該当するのは前走3勝クラスのエフェクトオンだけ。
圏内に入った7頭中6頭は前走重賞組ということもあり、今回は少し条件を緩めました。
次に逃げ・先行で圏内に入った馬12頭中10頭に該当する条件は
・当日9番ゲート以内に入った馬
・前走距離2000m戦で近3走中1回以上初角or4角で3番手以内を経験
候補馬はショウナンバルディ・トーセンスーリヤ・マイネルファンロンの3頭。
逃げ・先行で圏内に入った馬12頭は例外なく前走距離2000m戦でした。
この3頭の中で9番ゲート以内に入った馬がいたら要注意ですね。
次は枠順傾向です。
以下が過去10年の枠順傾向です。
![](https://ichigeki-kaisyuu.com/wp-content/uploads/2021/08/キャプチャ-69.png)
これを見ると勝ち馬7頭が7番ゲート以内。
複勝率では9番ゲート以内が平均的に高いです。
今度は5番人気以下限定の枠順傾向です。
![](https://ichigeki-kaisyuu.com/wp-content/uploads/2021/08/キャプチャ-70.png)
穴馬で見ると内枠有利な傾向が更に顕著になります。
ほぼ9番ゲート以内から穴馬は出ていて、穴馬に関しては決め打ちしてよいレベルかもしれません。
上記のデータを考慮して
1~9番ゲート有利
と判断します。
次に血統傾向です。
過去5年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
![](https://ichigeki-kaisyuu.com/wp-content/uploads/2021/08/キャプチャ-71.png)
今回の推奨血統は
父に
・キングカメハメハ
・ディープインパクト
又は
母父に
・キングカメハメハ
又は
・ロベルト内包馬
です。
特に注目なのはキングカメハメハ。
3年連続で父or母父にキングカメハメハの血を持つ馬が圏内来ています。
今年はクラヴェルとラインベックが該当です。
今回の該当馬は
エフェクトオン
ギベオン
クラヴェル
サトノアーサー
サトノクロニクル
プレシャスブルー
マイネルサーパス
マイネルファンロン
ラインベック
リアアメリア
以上10頭です。
次に消去法です。
消去法は上位人気馬消去法と穴馬消去法に分けています。
まずは上位人気馬消去法です。
上位人気馬とは4番人気以内を指しています。
過去10年の1~3着馬の結果は以下の通りです。
黄色部分は4番人気以内馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
![](https://ichigeki-kaisyuu.com/wp-content/uploads/2021/08/キャプチャ-72.png)
見方によって基準は人それぞれですが、圏内に入った馬に多く共通する項目は以下の通りです。
① 5歳以下
② 斤量56キロ以上(3歳馬は54キロ以上)
③ 前走重賞組
④ 前走2着以内or1番人気 又は 前走G1出走馬は3番人気以内
基本的に頭数ではなく年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
4番人気以内の馬が圏内に来た年は過去10年で7回。
そしてその7回中、上記の条件で4番人気以内の馬が来た年は7回です。
今回の想定4番人気以内馬に漏れたクラヴェルですが、ラーゴムやリアアメリアとの比較で考えるとこの馬の方が上位人気になる可能性は十分ありそう。
よって今回はクラヴェルも上位人気馬として扱います。
上記の条件に該当する馬は
ザダル
以上1頭です。
ただ結構心配なのは過去10年で57,5キロ以上背負った馬の複勝率は13,3%と不振。
ザダルとトーセンスーリとギベオンはこれに該当します。
(注)あくまで想定人気からの消去法なので、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
次に穴馬消去法です。
穴馬とは5番人気以下を指しています。
過去10年の1~3着馬の結果は以下の通りです。
黄色部分は5番人気以下で、赤色部分は強調部分として色分けしています。
![](https://ichigeki-kaisyuu.com/wp-content/uploads/2021/08/キャプチャ-73.png)
見方によって基準は人それぞれですが、圏内に入った馬に多く共通する項目は以下の通りです。
① 4~7歳
② 斤量53キロ以上
③ 前走距離2000m・2400m
④ 前走2着以内or2番人気以内or上り4位以内
基本的に頭数ではなく年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
5番人気以下の馬が圏内に来た年は過去10年で10回。
そしてその10回中、上記の条件で5番人気以下の馬が来た年は10回です。
今回の想定5番人気以下馬で上記の条件に該当する馬は
エフェクトオン
パルティアーモ
プレシャスブルー
以上3頭です。
(注)あくまで想定人気からの消去法なので、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
その他の重賞予想や過去の結果をご覧になりたい方はこちらからどうぞ
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最後に現時点での穴馬候補2頭を発表します。
それはこの馬(A)(B)☟
(A) ?????
血統傾向・脚質傾向・穴馬消去法で挙げた馬で新潟コースは2戦2勝。
更に7~9月の成績は6戦して(2・2・2・0)と複勝率100%。
想定騎手も2016年以降の過去5年で見ると同コース連対率62,5%。
これで全く人気がないようなら必ず押さえたい1頭です。
(B) プレシャスブルー
夏に良績が少ないのは気になるが、近6走中3走が新潟芝2000m戦で11番人気2着・18番人気18着・14番人気3着と大穴傾向有り。
決め手を活かせる流れになれば面白い1頭かもしれません。
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