今回はフローラステークス2021の過去データ消去法と枠順・脚質・血統傾向の記事です。
このレースは東京競馬場で行われる芝2000m戦。
今年は阪神ジュベナイル3着のユーバーレーベン、デゼルを兄にもつ2戦2勝の素質馬オヌールが1・2番人気想定です。
ただ二桁人気馬も頻繁に絡むレースでもあるので簡単には決まらないと思います。
現在のnetkeibaさん想定オッズは以下の通りです。
![](https://ichigeki-kaisyuu.com/wp-content/uploads/2021/04/キャプチャ-78.png)
まずは脚質傾向から見ていきます。
以下が過去10年の脚質傾向です。
![](https://ichigeki-kaisyuu.com/wp-content/uploads/2021/04/キャプチャ-72.png)
これを見るとまず目につくのは勝ち馬10頭中9頭が差し・追い込み馬。
これは上り1・2位の勝ち馬と共通している。
そして複勝率では先行馬が30%近い数字を出している。
今回はこの2点に注目してみます。
まず差し・追い込み馬で9勝挙げていますが、その9頭中7頭に該当する条件は
前走1着 且つ 上り2位以内(新馬・未勝利クラスの馬は上り1位)
今回これに該当する馬はウインアグライア・オヌール・パープルレディーの3頭。
ついで先行馬で圏内に入った馬は10頭いますが、その10頭中8頭に該当する条件は
前走OPクラス以上は4角6番手以内 且つ 3着以内
前走1勝クラス以下は4角4番手以内 且つ 2着以内
今回これに該当する馬はウインアグライア・オヌール・ジェニーアムレット・メイサウザンアワー・ララサンスフルの5頭。
ウインアグライアとオヌールは差し・追い込みの条件と重複してます。
以上挙げたウインアグライア・オヌール・パープルレディー・ジェニーアムレット・メイサウザンアワー・ララサンスフルの6頭は脚質傾向的には注目ですね。
次は枠順傾向です。
以下が過去10年の枠順傾向です。
![](https://ichigeki-kaisyuu.com/wp-content/uploads/2021/04/キャプチャ-73.png)
これを見ると勝率・複勝率で見ると圧倒的内枠有利。
1~6番ゲートはかなりの好走率です。
今度は5番人気以下限定の枠順傾向です。
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穴馬で見ると6番ゲート内はもちろん有力ですが、9番ゲートまでは好走馬が出ています。
あと気になるのは何故か大外枠付近からの穴馬が多い。
この傾向は近3年が顕著で2018年と2020年で3頭好走馬が出ています。
上記のデータを考慮して
1~6番ゲート有利
穴馬なら1~9・15番ゲート以降有利
と判断します。
15番ゲート以降が有利と書きましたが、正確には注意した方が良いというニュアンスですね。
次に血統傾向です。
過去5年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
濃い桃色(ロベルト系)
![](https://ichigeki-kaisyuu.com/wp-content/uploads/2021/04/キャプチャ-75.png)
今回の推奨血統は
父に
・ヴィクトワールピサ
・ハービンジャー
・キングカメハメハ
・ルーラーシップ
・ディープインパクト
又は
母父に
・ミスプロ系
です。
ディープ産駒ももちろん好走してはいますが、全体的にパワー重視な血統がよく好走していますね。
あと母父ミスプロ系は4年連続で1着となっています。
今年はメイサウザンアワーだけが母父ミスプロ系となっています。
ただこの馬の鞍上だった戸崎騎手も田辺騎手も他の馬に騎乗予定なんですよね。
気にはなるのですが捨てられた馬と判断するならちょっと買いにくいですが…
今回の該当馬は
エトワールマタン
オヌール
ジェニーアムレット
スノーハレーション
パープルレディー
メイサウザンアワー
以上6頭です。
次に消去法です。
まずは上位人気馬消去法です。
上位人気馬とは4番人気以内を指しています。
過去10年の1~3着馬の結果は以下の通りです。
黄色部分は4番人気以内馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
![](https://ichigeki-kaisyuu.com/wp-content/uploads/2021/04/キャプチャ-76.png)
見方によって基準は人それぞれですが、圏内に入った馬に多く共通する項目は以下の通りです。
① 前走1着 且つ 4番人気以内 又は前走重賞で3番人気以内
基本的に頭数ではなく年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
4番人気以内の馬が圏内に来た年は過去10年で10回。
そしてその10回中、上記の条件で4番人気以内の馬が来た年は9回です。
今回の想定4番人気以内馬で上記の条件に該当する馬は
オヌール
ユーバーレーベン
以上2頭です。
穴馬も含めてみるとこのレースは前走1勝クラス以下の1着馬が8勝挙げているんですよね。
前走重賞で人気だった馬はせいぜい2着まで。
前走重賞組のユーバーレーベンには嫌なデータです。
(注)あくまで想定人気からの消去法なので、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
次に穴馬消去法です。
穴馬とは5番人気以下を指しています。
ちなみに個人的な見解ではクールキャットは5番人気以下、パープルレディーが4番人気以内と判断しています。
それを踏まえて消去していきます。
過去10年の1~3着馬の結果は以下の通りです。
黄色部分は5番人気以下で、赤色部分は強調部分として色分けしています。
![](https://ichigeki-kaisyuu.com/wp-content/uploads/2021/04/キャプチャ-77.png)
見方によって基準は人それぞれですが、圏内に入った馬に多く共通する項目は以下の通りです。
① 前走距離1800m以上
② 前走一桁着順
③ 前走上り1位or4角3番手以内
基本的に頭数ではなく年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
5番人気以下の馬が圏内に来た年は過去10年で9回。
そしてその9回中、上記の条件で5番人気以下の馬が来た年は9回です。
今回の想定5番人気以下馬で上記の条件に該当する馬は
クールキャット
ジェニーアムレット
ララサンスフル
以上3頭です。
(注)あくまで想定人気からの消去法なので、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
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最後に現時点での穴馬候補2頭を発表します。
それはこの馬(A)(B)☟
(A)
血統傾向・脚質傾向・穴馬消去法の全てで名前が挙がった馬。
逃げ馬の好走率は決して良くはないが、今回はメンバー的に単騎逃げが叶いそうなメンバー構成。
内枠でも引いて楽に逃げられるようなら、開幕週でもあるのでチャンスがあるかもしれない。
(B)
正直コレといった強調点はなく、想定オッズでも全く人気がない。
ただ脚質傾向・穴馬消去法で挙がった馬。
とにかくこのレースは二桁人気馬がやたらと好走するレースです。
過去には何でこんな馬が来るの?という馬も多数いた。
普段なら極端な人気薄馬は手を出さないが、ここは思考をストップしてデータ面オンリーでこの馬を挙げます。
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