今回は阪神牝馬ステークス2021の人気馬・穴馬別過去データ消去法と枠順・脚質・血統傾向の記事です。
良かったら桜花賞2021の記事も挙げているのでご覧ください。
このレースは阪神競馬場で行われる芝1600m戦。
登録馬13頭と少ないですが堅軸と言えるほどの馬もいなく、中波乱くらいなら期待できるかも。
現在のnetkeibaさんの想定オッズは以下の通りです。
まずは脚質傾向から見ていきます。
以下が距離変更(1400→1600)があった2016年以降の過去5年の脚質傾向です。
これを見ると逃げ・先行馬の複勝率が高く、穴馬の多くも先行馬から出ています。
ただ後方勢軽視というわけでもありませんが…
ですが一応逃げ・先行馬に注目して調べてみると、圏内に入った7頭中4頭が意外にも前走差し競馬で、その内2頭は4角9番手以下でした。
前走脚質から有力馬を探すのは難しいので近4走で調べてみました。
逃げ・先行で圏内に入った7頭全てに共通する点は
近4走中で4角6番手以内で圏内に入った経験のある馬
今回これに該当する馬はイベリス・デゼル・リアアメリアの3頭です。
デゼルの先行策はないだろと思う人も多いと思いますが、自分もそう思います(;^_^A
ただ鞍上が川田騎手となれば話は別。
流れを読んで果敢に先行する可能性は十分ありそうです。
次は枠順傾向です。
以下が距離変更(1400→1600)があった2016年以降の過去5年の枠順傾向です。
これを見ると桜花賞の舞台と同じだけあって傾向も似ていて、5番ゲート以内の複勝率がかなり悪いです。
今度は5番人気以下限定の枠順傾向です。
穴馬で見ると内枠不利は同じだが、好走馬は全て9番ゲート以降からです。
一応全体データも加味して
1~5番ゲート不利
と判断します。
次に血統傾向です。
過去5年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
濃い桃色(ロベルト系)
今回の推奨血統は
父に
・サンデーサイレンス系
・特に父サンデーサイレンス系×ミスプロ系は注意
です。
サンデー系種牡馬以外は全く来ていません。
過去5年でサンデー系以外の種牡馬は計19頭いて圏内なしという結果です。
ちなみに特筆なのは父サンデーサイレンス系×ミスプロ系で過去5年で複勝率55,6%です。
あとはディープ産駒は全体の半数を占めています。
今回の該当馬は
エーポス(父サンデーサイレンス系×ミスプロ系)
ギルデッドミラー
デゼル
マジックキャッスル
メイショウショウブ(父サンデーサイレンス系×ミスプロ系)
リアアメリア(父サンデーサイレンス系×ミスプロ系)
以上6頭です。
次に消去法です。
まずは上位人気馬消去法です。
上位人気馬とは4番人気以内を指しています。
距離変更(1400→1600)があった2016年以降の過去5年の1~3着馬の結果は以下の通りです。
黄色部分は4番人気以内馬で、赤色部分は強調部分として色分けしています。
見方によって基準は人それぞれですが、圏内に入った馬に多く共通する項目は以下の通りです。
① 6歳以下
② 前走G1出走馬 又は 前走1着or2番人気以内
基本的に頭数ではなく年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
4番人気以内の馬が圏内に来た年は過去5年で5回。
そしてその5回中、上記の条件で4番人気以内の馬が来た年は5回です。
今回の想定4番人気以内馬で上記の条件に該当する馬は
デゼル
マジックキャッスル
以上2頭です。
(注)あくまで想定人気からの消去法なので、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
次に穴馬消去法です。
穴馬とは5番人気以下を指しています。
過去5年の1~3着馬の結果は以下の通りです。
黄色部分は5番人気以下で、赤・青・緑色部分は強調部分として色分けしています。
見方によって基準は人それぞれですが、圏内に入った馬に多く共通する項目は以下の通りです。
① 6歳以下
② 前走牡馬混合G1出走馬or重賞3着以内orOPクラス以下は1着
基本的に頭数ではなく年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
5番人気以下の馬が圏内に来た年は過去5年で4回。
そしてその4回中、上記の条件で5番人気以下の馬が来た年は4回です。
今回の想定5番人気以下馬で上記の条件に該当する馬は
イベリス
ブランノワール
プールヴィル
以上3頭です。
(注)あくまで想定人気からの消去法なので、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
最後に現時点での穴馬候補2頭を発表します。
それはこの馬(A)(B)☟
(A)
メンバーを見ると展開的には落ち着きそう。
そしてこの馬の単騎逃げも濃厚。
脚質傾向でも書いたように前残り傾向が強いレース。
多少人気にはなると思いますが、展開的には外せないですね。
(B)
1200m戦ではダノンスマッシュとコンマ2秒差の勝負をしたり、スプリンターズステークスでも7着と大健闘。
ただ以前は1600m以上のレースばかり使われていて、1600m戦は(3・1・3・7)と決して悪い数字ではない。
ベスト距離は1200~1400かもしれないが、ダノンスマッシュと接戦した単純な能力を考えるとこれくらいのメンバーなら一発あってもおかしくはない。
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