このレースは中京競馬場で行われる芝2000m戦。
2017年から開催時期が変わって今年で9年目となります。
注目は2連覇中のプログノーシスですが明け7歳。
前走もG1とは言え惨敗で開幕週の後方脚質馬。
少頭数ですが多少なりとも波乱要素はありそうですね。
そして現在のnetkeibaさんの予想オッズは以下の通りです。

それではこれから脚質傾向・枠順傾向・血統傾向・消去法・デスデータの順で調べていきます。
(注)消去法やデスデータは、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
「 脚質傾向データ 」
以下が2017年以降の過去8年の脚質傾向です。

これを見ると追い込みで好走したのは2023年のプログノーシスだけ。
基本的には中団より前目につけている馬が良さそう。
前走海外遠征馬の脚質データはないので前走国内戦出走馬限定のデータで調べます。
そこで前走脚質を見てみると…
① 前走G2以下出走馬は前走追い込み以外で初角4角共に9番手以内
② 前走G1出走馬は前走4角12番手以内
とにかくあまり後方から競馬をしていた馬は良くない。
これで(6・5・7・44)複勝率29,0%になります。
ここから更に好走率の高い条件を積み重ねると…
③ 6歳以下でキャリア22戦以内
④ 前走間隔6週以上
⑤ 前走OPクラス以上で7着以内
⑥ 前走馬体重460キロ以上
⑦ 前走距離2000m以上
⑧ 前走アメリカジョッキークラブカップ出走馬は除く
この条件で(6・4・7・6)複勝率73,9%になります。
この条件に該当する馬は
クイーンズウォーク
デシエルト
マイネルモーント
ラヴェル
以上4頭です。
「 枠順傾向データ 」
以下が2017年以降の過去8年の枠順傾向です。

これを見ると安定しているのは10番ゲート以内。
ただ今年の登録馬は11頭なのであまり気にする必要は無いかな。
ちなみに11番ゲート以降から好走した馬は2連覇中のプログノーシス、名牝リスグラシュー、逃げ粘りのロードヴァンドールの3頭。
今度は5番人気以下限定の枠順傾向です。

穴馬で見てもやはり外枠は不利。
15番ゲートから好走した馬は逃げ馬ロードヴァンドール。
ただ先ほども述べたように登録馬は11頭です。
上記のデータを考慮して
枠順有利不利無し
と判断します。
ただ勝ち馬を見ると内枠が多いので内寄りに越したことはない。
「 血統傾向データ 」
過去5年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)

今回の推奨血統は
父に
・ディープインパクト
・キングカメハメハ
・ドゥラメンテ
・エピファネイア
です。
このレースはクラシック血統の馬が好走する傾向があります。
旧勢力ならディープインパクト・キングカメハメハ、新興勢力ならドゥラメンテ・エピファネイアですかね。
今回の該当馬は
キングズパレス
ディープモンスター
プログノーシス
以上3頭です。
「 消去法データ 」
消去法は2017年以降の過去8年分のもので1~4番人気の上位人気馬消去法と5番人気以下の穴馬消去法に分けています。
またこのデータは見方によっては捉え方は色々ですが、基本的に年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
まずは上位人気馬消去法です。
黄色部分は4番人気以内馬で、赤・青・緑色部分は強調部分として色分けしています。

① 関東馬は前走G1で1着
② 6歳以下
③ 前走距離2000m以上
④ 前走凱旋門賞を除くG1出走馬は前走6着以内
⑤ 前走G2以下出走馬は前走2番人気以内 且つ 敗戦馬の着差0,1秒以内
これで(7・4・2・3)複勝率81,3%になります。
現時点の予想オッズを見ると5・6番人気にオッズ差があるので、予想オッズ5番人気以内馬を上位人気馬として扱います。
予想オッズ5番人気以内馬で上記の条件に該当する馬は
デシエルト
以上1頭です。
次に穴馬消去法です。
黄色部分は5番人気以下馬で、赤・青・緑・灰色部分は強調部分として色分けしています。

① 前走凱旋門賞出走馬を除き6歳以下でキャリア22戦以内
② 前走海外遠征馬を除き前走4角10番手以内の追い込み馬以外
③ 前走OPクラス以上出走馬
④ 牝馬は前走G1出走馬
⑤ 前走OPクラス出走馬は白富士ステークス出走馬
⑥ 前走G2・G3出走馬は前走5着以内で敗戦馬の着差0,4秒以内
⑦ 前走G1出走馬は凱旋門賞出走馬 又は 牡馬混合G1出走馬で一桁着順
これで(1・4・6・5)複勝率68,8%になります。
現時点の予想オッズを見ると5・6番人気にオッズ差があるので、予想オッズ6番人気以下馬を穴馬として扱います。
予想オッズ6番人気以下馬で上記の条件に該当する馬は
マイネルモーント
以上1頭です。
「 デスデータ 」
このレースにおいて極めて好走率が悪いデスデータを調べました。
対象は2017年以降の過去8年の5番人気以下限定のもので、このレースの5番人気以下馬の複勝率は16,7%です。
・前走凱旋門賞出走馬を除く7歳以上 又は キャリア23戦以上(0・0・0・20)複勝率0%
・斤量55キロ以下(0・0・0・11)複勝率0%(新斤量制度に換算)
・前走間隔5週以内(0・1・0・16)複勝率5,92%
・前走凱旋門賞出走馬を除く8着以下(0・0・0・24)複勝率0%
・前走国内出走馬で前走8番人気以下(0・0・0・21)複勝率5,8%
・前走G1出走馬を除く敗戦馬の着差0,7秒以上(0・0・0・17)複勝率0%
・前走から斤量1~1,5キロ減馬(0・0・0・19)複勝率0%
・前走追い込み(0・0・0・14)複勝率0%
・前走3勝クラス(0・0・0・3)複勝率0%
・前走から距離延長(0・1・0・17)複勝率5,6%
このデスデータを全て突破した馬はいませんでした。
よって10項目中9項目を突破した馬を挙げておきます。
現時点の予想オッズを見ると5・6番人気にオッズ差があるので、予想オッズ6番人気以下馬を穴馬として扱います。
マイネルモーント
以上1頭です。
最後に現時点での穴馬候補を発表します。
ここを☟クリック
(A) ?????
ここまで挙げてきたデータを考慮すると穴馬を選ぶならこの馬一択。
関西遠征は過去に1度だけで12番人気6着。
テンション面に不安がある馬なので、輸送さえクリアしてくれれば面白いと思う。
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