このレースは中山競馬場で行われる芝2000m戦。
今年からG2に昇格されました。
今回の登録馬を見て思ったのは前走オークス組が少ないこと。
近3年で見ると前走オークス組は5・6・6頭出走に対し今年は2頭。
比較的堅いレースですが今年は波乱も十分考えられると思います。
そして現在のnetkeibaさんの予想オッズは以下の通りです。
それではこれから脚質傾向・枠順傾向・血統傾向・消去法・デスデータの順で調べていきます。
(注)消去法やデスデータは、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
「 脚質傾向データ 」
以下が重賞に昇格後の過去7年の脚質傾向です。
これを見ると一つだけはっきりしていることがあります。
追い込み馬は要らない。
複勝率0%は酷いですね。
ただ前走追い込み馬だった馬は昨年のライラックを含め3頭好走馬が出ています。
そこで追い込み馬も考慮して好走率の高い前走脚質を見てみると…
① 前走中央芝G2~2勝クラス出走馬で4角7番手以内 且つ 3着以内で敗戦馬との着差0,1秒以内
② 前走G1出走馬は4角15番手以内、但し13~15番手の馬は敗戦馬との着差1,5秒以内
ここから更に好走率の高い条件を積み重ねると…
③ キャリア9戦以内
④ 前走脚質逃げ以外
この条件①~④で(6・4・6・14)53,8%になります。
この条件に該当する馬は
キミノナハマリア
グランベルナデット
ソレイユヴィータ
ヒップホップソウル
モリアーナ
以上5頭です。
「 枠順傾向データ 」
以下が過去10年の枠順傾向です。
これを見ると勝ち馬は全て10番ゲート以降から。
複勝率で見ても外枠の方が良い。
今度は5番人気以下限定の枠順傾向です。
穴馬で見ると全体傾向とは真逆と言って良いでしょう。
12番ゲート以降からの好走馬は僅か1頭。
つまり外枠から好走できたのは実力馬だけということになります。
開幕週でフルゲートになりそうということも考慮すると内が良さそう。
上記のデータを考慮して
1~11番ゲート有利
と判断します。
「 血統傾向データ 」
過去5年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
今回の推奨血統は
父に
・ルーラーシップ
・キズナ
又は
母父に
・クロフネ
・ダンチヒ系
・ストームキャット系
又は
母父or母母父に
・シアトルスルー系
です。
このレースはやたらと母父クロフネが走りますが、今年は該当馬無しです。
今回の該当馬は
グランベルナデット
ダルエスサラーム
フィールザオーラ
フルール
ミシシッピテソーロ
ミタマ
以上6頭です。
「 消去法データ 」
消去法は2016年以降の過去7年分のもので1~4番人気の上位人気馬消去法と5番人気以下の穴馬消去法に分けています。
またこのデータは見方によっては捉え方は色々ですが、基本的に年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
まずは上位人気馬消去法です。
黄色部分は4番人気以内馬で、赤・青・緑色部分は強調部分として色分けしています。
① 前走オークスで5着以内 or 4番人気以内
② 前走重賞で3着以内
③ 前走1着
予想オッズ4番人気以内馬で上記の条件①or②or③に該当する馬は
グランベルナデット
以上1頭です。
次に穴馬消去法です。
黄色部分は5番人気以下馬で、赤・青・緑色部分は強調部分として色分けしています。
① 近2走以内にオークス出走経験あり
② 前走牡馬混合重賞出走馬
③ 前走1・2勝クラスで3番人気以内で2着以内 且つ 上り1位
予想オッズ5番人気以下馬で上記の条件①or②or③に該当する馬は
アグラシアド
アップトゥミー
キミノナハマリア
ソレイユヴィータ
以上4頭です。
「 デスデータ 」
このレースにおいて極めて好走率が悪いデスデータを調べました。
対象は過去7年の5番人気以下限定のもので、このレースの5番人気以下馬の複勝率は9,2%です。
・キャリア5~9戦以外(0・0・0・29)複勝率0%
・前走間隔5~16週以外(0・0・0・30)複勝率0%
・前走から斤量同(0・0・0・21)複勝率0%
・前走脚質逃げ(0・0・0・7)複勝率0%
・前走距離1700m以下(0・0・0・12)複勝率0%
・前走未勝利クラス(0・0・0・6)複勝率0%
このデスデータを全て突破した馬は
アップトゥミー
キミノナハマリア
ソレイユヴィータ
ニシノコウフク
フルール
以上5頭です。
最後に現時点での穴馬候補を発表します。
それはこの馬(B)
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(B) ?????
鞍上だけでやや過剰に売れてしまいそうな感じがするが、推し材料はそれだけではない。
脚質傾向・穴馬消去法推奨馬でデスデータ突破馬。
またこのレースは母父にクロフネを持つ馬がかなり好走しているが今年は該当馬がいない。
ただ多少傾向とズレるがこの馬は母母父にクロフネを持っている。
そして2017年と2018年にはこの馬と同じ父の産駒が連勝している。
あとは先行力を活かせる内枠が欲しいですね。
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