今回は秋華賞2021の過去データ消去法と枠順・脚質・血統傾向の記事です。
現在のnetkeibaさんの想定オッズは以下の通りです。
このレースは阪神競馬場で行われる芝2000m戦。
例年の京都開催ではなく阪神開催となっています。
現時点の想定オッズではソダシが圧倒的な人気。
アイドルホース的な人気もあるのでしょうが、前走は軽斤量だったとはいえラヴズオンリーユーを撃破。
オークスでは距離適性で敗れたが、前走の勝利により2000mまでなら勝負になることを実証した。
これで死角なしか?
先週から基本的に1番人気は消すスタイルで勝負し始めたが、さすがにこの馬を消すのは愚策かもしれない。
点数を極限まで絞ってソダシで勝負か?
ソダシを蹴って高配当狙いか?
週末まで考えます。
まずは脚質傾向から見ていきます。
例年の京都開催の秋華賞データは使えないので、同コース同クラス重賞でしかも開幕4日目という点でも同じ大阪杯を参考にしました。
過去5年分のデータしかないのでそれを参考にします。
以下が過去5年の脚質傾向です。
これを見ると基本的に逃げ・先行馬・捲りといった前で競馬が出来る馬が好成績。
逆に追い込み馬は1頭も馬券に絡んでいません。
そこで逃げ・先行・捲りで圏内に入った9頭を見てみるとその内7頭が
・前走4角3番手内で5着以内
別物のレースなのであくまで参考程度かもしれませんが、この条件に該当する馬はエイシンヒテン・サルファーコスモス・ソダシの3頭です。
次は枠順傾向です。
こちらも同じく同コース同クラス重賞でしかも開幕4日目という点でも同じ大阪杯を参考にしました。
以下が過去5年の枠順傾向です。
これを見ると勝ち馬5頭中4頭は8番ゲート以内で複勝率でも8番ゲート以内が安定しています。
今度は5番人気以下限定の枠順傾向です。
穴馬で見るともっと極端な傾向で圏内に入った馬は全て5番ゲート以内。
明らかに内枠有利なレースと言えそうです。
上記のデータを考慮して
1~8番ゲート有利
と判断します。
ここから更に絞るならやはり5番ゲート以内でしょう。
次に血統傾向です。
例年の京都開催の秋華賞データは使えないので、同コース同クラス重賞である大阪杯を参考にしました。
以下が過去5回の傾向です。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
今回の推奨血統は
父に
・ディープインパクト
又は
母父or母母父に
・ボールドルーラー系
です。
全体の約半数近くがディープインパクト産駒という独占状態。
また上記の表では網羅出来ていませんが、今年の大阪杯以外の4年間は母父or母母父にボールドルーラー系を持つ馬が必ず1頭圏内に入っていました。
今回の該当馬は
アカイトリノムスメ
エンスージアズム
スルーセブンシーズ
ファインルージュ
ミスフィガロ
以上5頭です。
次に消去法です。
消去法は上位人気馬消去法と穴馬消去法に分けています。
まずは上位人気馬消去法です。
上位人気馬とは4番人気以内を指しています。
過去10年の1~3着馬の結果は以下の通りです。
黄色部分は4番人気以内馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
見方によって基準は人それぞれですが、圏内に入った馬に多く共通する項目は以下の通りです。
① 前走オークスで3着以内
② 前走ローズS・紫苑Sで2着以内 且つ 3番人気以内 且つ 上り3位以内
基本的に頭数ではなく年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
4番人気以内の馬が圏内に来た年は過去10年で10回。
そしてその10回中、上記の条件で4番人気以内の馬が来た年は8回です。
今回は想定5番人気以内が大混戦なので対象を5番人気内として上記の条件に該当する馬は
アカイトリノムスメ
ユーバーレーベン
以上2頭です。
ただ今年の開催場所は京都ではなく阪神競馬場です。
脚質傾向で書いたように前有利なレースなので、上記の条件である
② 前走ローズS・紫苑Sで2着以内 且つ 3番人気以内 且つ 上り3位以内
この上り3位以内という部分はどこまで信頼できるかわかりません。
よって②の条件を前走ローズS・紫苑Sで2着以内 且つ 3番人気以内とすると
ファインルージュ
この馬も対象になります。
最後に一つ気になるのがソダシの異色ローテ。
前走札幌記念から挑んできた馬は過去10年一度もいない。
そこで秋華賞の歴史過去25回、札幌記念と同格以上のG2以上牡馬混合の古馬重賞から挑んできた馬の成績を調べてみました。
対象馬は僅か3頭で
1997年メジロドーベル オールカマー1着→秋華賞1着
2007年ウオッカ 宝塚記念8着→秋華賞3着
2009年ブエナビスタ 札幌記念2着→秋華賞2着(降着で3着)
該当馬の秋華賞複勝率は100%です。
この3頭は全てG1を5回以上勝っている名牝達。
ソダシも現時点でG1を2勝挙げている。
消去法では残らなかったが臨戦過程だけを見ると名牝レベルの馬かもしれません。
(注)あくまで想定人気からの消去法なので、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
次に穴馬消去法です。
穴馬とは5番人気以下を指しています。
過去10年の1~3着馬の結果は以下の通りです。
黄色部分は5番人気以下で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
見方によって基準は人それぞれですが、圏内に入った馬に多く共通する項目は以下の通りです。
① 前走ローズステークスで5着以内 又は 2番人気以内
② その他路線組は3着以内で1番人気 且つ 上り2位以内
基本的に頭数ではなく年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
5番人気以下の馬が圏内に来た年は過去10年で9回。
そしてその9回中、上記の条件で5番人気以下の馬が来た年は8回です。
今回は想定5番人気以内が大混戦なので対象を6番人気下として上記の条件に該当する馬は
アールドヴィーヴル
アナザーリリック
エイシンヒテン
タガノパッション
以上4頭です。
除外対象馬は入れていません。
あと先ほども言いましたが、今年は前有利な傾向がある阪神芝2000m。
そうなるとこちらも②の上り2位以内という条件はマッチしないかもしれない。
上記のアナザーリリックは前走追い込んでの上り最速勝利。
このレース向きではない可能性もありますね。
(注)あくまで想定人気からの消去法なので、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
その他の重賞予想や過去の結果をご覧になりたい方はこちらからどうぞ
狙うは一撃回収!穴馬競馬予想ブログトップページ
最後に現時点での穴馬候補2頭を発表します。
それはこの馬(A)(B)☟
まずこれを見てください。
データは過去10年です。
・5番人気以下の関東馬(0・1・0・60)
・5番人気以下馬騎乗の関東騎手(0・1・0・43)
・4番人気以内の関東騎手(0・2・0・8)
・4番人気以内の関東馬(1・2・1・6)
これを見て分かることは関東馬・美浦所属の騎手の成績が圧倒的に悪いこと。
人気馬の視点で見ても複勝率はソコソコだが過去10年で関東馬は1勝しかしていない。
西高東低がこのレースのキーポイントかもしれない。
それを踏まえて…
(A) ?????
内枠に入れば面白いかもしれない。
脚質傾向で書いたように前に行ける脚を持ち、穴馬消去でも挙げた馬。
そして栗東所属騎手騎乗予定の関西馬。
前走は先行勢壊滅ながら唯一前残りでしぶとく粘った自力にも期待したい。
(B) アールドヴィーヴル
1勝馬の身ではあるが、クラシックは全て掲示板内。
それ以外のレースでは勝ち切れないものの圏内は外さない。
そしてこの馬も栗東所属騎手騎乗予定の関西馬。
欲を言えばもう少し前目で競馬が出来ればよいと思うが、そこは鞍上松山騎手の手腕に期待したい。
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