今回は福島牝馬ステークス2021の過去データ消去法と枠順・脚質・血統傾向の記事です。
このレースは新潟競馬場で行われる芝1800m戦。
今年は福島開催ではなく新潟開催となります。
あまりにもコース形態が違い過ぎるので過去データを使った予想が困難です。
限られたデータの中から穴馬を見つけていきたいと思います。
現在のnetkeibaさんの想定オッズは以下の通りです。
まずは脚質傾向から見ていきます。
今年は新潟開催となっていて例年のデータは使えません。
よって2011年以降の過去10年でなるべく条件が近い4歳以上開幕5日目以降で調べました。
以下が過去10年の脚質傾向です。
これを見ると新潟コースではあるが追い込み馬の成績は振るいません。
ただコース形態から考えても差し馬はの成績はやはり優秀。
しかし逃げ・先行勢も劣らず好成績です。
ちなみに2011年の福島牝馬ステークスは震災の影響で新潟開催だったのですが、この時は後方勢独占のレースでした。
今回のメンバーを見ると逃げ候補はディアンドルかロザムール。
ただ先行馬となると近走の走りを見ると、イズジョーノキセキ・カリオストロ・ドナアトラエンテくらい。
イズジョーノキセキは除外対象なのでそうなると先行勢はかなり少ない。
先週の馬場を見ても極端なハイペースでなければ前に行った馬が結構残っていました。
そう考えるならば、ディアンドルとロザムールが競い合わなければ展開が落ち着く可能性は十分ありそう。
新潟コースなだけに差し馬は怖いが、展開面で考えると上記に挙げた馬たちは注意が必要かもしれません。
次は枠順傾向です。
こちらは2011年以降の過去10年で開幕5日目以降、今回はフルゲートになりそうなので16頭立て限定で調べました。
以下が過去10年の枠順傾向です。
これを見ると勝馬・複勝率ともに内枠は成績が落ちますね。
4番ゲート以内は厳しい成績となっています。
今度は5番人気以下限定の枠順傾向です。
穴馬で見ると同じように内枠の成績はイマイチ。
6番ゲート以降が良いですね。
実際に今の新潟の馬場はボコボコでやはり内枠はマイナス材料だと思います。
上記のデータを考慮して
1~4番ゲート不利
と判断します。
次に血統傾向です。
こちらは新潟同コースで2016年以降の1勝クラス以上、サンプル数10レース以上で複勝率30%以上の種牡馬を調べました。
過去5年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
濃い桃色(ロベルト系)
あくまで参考程度かもしれませんが、良かったら覚えておいて下さい。
今回の推奨血統は
父に
・ルーラーシップ
・オルフェーヴル
・マンハッタンカフェ
・アドマイヤムーン
・ディープインパクト
・ディープブリランテ
です。
今回の該当馬は
アバルラータ
サンクテュエール
ディアンドル
ドナアトラエンテ
パッシングスルー
パラスアテナ
以上6頭です。
次に消去法です。
消去法は上位人気馬消去法と穴馬消去法に分けています。
まずは上位人気馬消去法です。
上位人気馬とは4番人気以内を指しています。
過去10年の1~3着馬の結果は以下の通りです。
黄色部分は4番人気以内馬で、赤色部分は強調部分として色分けしています。
見方によって基準は人それぞれですが、圏内に入った馬に多く共通する項目は以下の通りです。
① 前走中山牝馬ステークス組
基本的に頭数ではなく年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
4番人気以内の馬が圏内に来た年は過去10年で9回。
そしてその9回中、上記の条件で4番人気以内の馬が来た年は8回です。
今回の想定4番人気以内馬で上記の条件に該当する馬は
ドナアトラエンテ
以上1頭です。
単純ですが、とにかく前走中山牝馬ステークス組を買っておけ!というレースですね。
ちなみに2011年は新潟開催で人気馬総崩れでしたが、その時もやはり中山牝馬ステークス組は絡んでいます。
(注)あくまで想定人気からの消去法なので、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
次に穴馬消去法です。
穴馬とは5番人気以下を指しています。
過去10年の1~3着馬の結果は以下の通りです。
黄色部分は5番人気以下で、赤色部分は強調部分として色分けしています。
見方によって基準は人それぞれですが、圏内に入った馬に多く共通する項目は以下の通りです。
① 6歳以下
② 前走距離1800~2200m
基本的に頭数ではなく年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
5番人気以下の馬が圏内に来た年は過去10年で8回。
そしてその8回中、上記の条件で5番人気以下の馬が来た年は8回です。
今回の想定5番人気以下馬で上記の条件に該当する馬は
アブレイズ
セイウンヴィーナス
ディアンドル
パッシングスルー
ミスニューヨーク
ムジカ
以上6頭です。
ちなみに上記の表で青色部分は前走4角4番手以内の馬が穴をあけていることを示しています。
結構な確率です。
ただこれは福島開催だった時。
緑色部分は前走4角で中団以降の馬が好走したことを示しています。
これは今回と同じ新潟開催だった年です。
そうなると今年は差し馬に分がありという考えもありますね。
ちなみに上記で挙げた馬で前走5番手以下の馬だけを残すとなるとディアンドルだけが消えます。
(注)あくまで想定人気からの消去法なので、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
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最後に現時点での穴馬候補2頭を発表します。
それはこの馬(A)(B)☟
(A)
短距離路線から中距離路線へ変更して前走ハンデに恵まれた部分もあるがようやく結果を出した。
今回は展開面を考慮すると前残りがあってもおかしくないメンバー構成。
血統傾向・脚質傾向・穴馬消去法の全てで名前が挙がった馬でもあり、人気的にも妙味がありそうです。
(B)
近走の成績を見ると上位人気馬となってもおかしくはないのだが、この想定オッズだと仮定するならこの馬を挙げたい。
2走前の初の重賞挑戦で牡馬相手に4着、次走は牝馬限定重賞で2着。
ともにハンデ戦ではあったが、今尚条件戦時代からその勢いは衰えていない。
今回は(A)馬と同じく展開面で恩恵がありそうなのでこの馬も推したいです。
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