このレースは阪神競馬場で行われる芝2200m戦。
今年は前走ダービー組の3強構成となっています。
4番人気以下を見ると能力的に開きがあるように思えますが、2018年が今年と似ている10頭立てで…
1番人気2,7倍 エポカドーロ
2番人気2,7倍 ワグネリアン 1着
3番人気4,6倍 エタリオウ 2着
4番人気11,9倍 ステイフーリッシュ
3着に6番人気メイショウテッコンが入りました。
競馬に絶対は無い。
そして現在のnetkeibaさんの予想オッズは以下の通りです。

それではこれから脚質傾向・枠順傾向・血統傾向・消去法・デスデータの順で調べていきます。
(注)消去法とデスデータは、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
「 脚質傾向データ 」
以下が2015年以降の阪神開催過去6年分の脚質傾向です。

これを見ると追い込み馬の複勝率もマズマズで脚質で特に有利不利は無さそう。
ただ上り5位以内は必須条件と言えるでしょう。
しかし前走上りからはこれと言った材料は見当たらない。
そこで上り5位以内で好走した馬達の前走を見ると…
① 前走2・3勝クラスで逃げ or 上り3位以内
② 前走OPクラスで上り2位以内
③ 前走G2・G3で上り3位以内
④ 前走G1で上り8位以内
好走馬18頭中17頭は①~④のいずれかのパターンに該当し、対象馬はエリキング・ショウヘイ・ジョバンニの3強だけが残った。
ちなみに中京開催では前走1勝クラスからの好走馬は2頭ますが、阪神開催では前走1勝クラスの好走例はありません。
脚質傾向だけで見れば今年は堅いのかもしれません。
「 枠順傾向データ 」
以下が2015年以降の阪神開催過去6年分の枠順傾向です。

これを見ると9番ゲート以内が良さそうですが、10番ゲート以降も悪くはない。
ちなみに出走予定馬は10頭です。
今度は6番人気以下限定の枠順傾向です。

穴馬で見ると10番ゲート以降からの好走馬は1頭だけ。
ただ10頭立てなのであまり気にすることも無いでしょう。
上記のデータを考慮して
枠順有利不利無し
と判断します。
「 血統傾向データ 」
阪神開催直近5年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)

ただディープインパクト・キングカメハメハ産駒はもはやいないので、それを除外すると…

今回の推奨血統は
・ダンチヒ内包馬
です。
古いデータも含んでいますが9頭中6頭がダンチヒ内包馬です。
特に2023年はダンチヒ内包馬で圏内独占です。
今回の該当馬は
エリキング
デルアヴァー
パッションリッチ
ライトトラック
以上4頭です。
「 消去法データ 」
消去法は2015年以降の過去10年分のもので1~5番人気の上位人気馬消去法と6番人気以下の穴馬消去法に分けています。
またこのデータは見方によっては捉え方は色々ですが、基本的に年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
まずは上位人気馬消去法です。
黄色部分は5番人気以内馬で、赤・青・緑色部分は強調部分として色分けしています。

*2024・2023・2022・2017・2015年は当日5番人気以内で前走ダービー4着以内馬の出走が1頭以下の年です。
① 関東馬はダービー馬のみ
② キャリア4戦以上
③ 前走距離2000~2400m
④ 前走G2以下出走馬はキャリア7戦以内
⑤ 前走ダービー出走馬はダービー馬を除き前走4角6番手以下
⑥ 当日5番人気以内で前走ダービー4着以内馬の出走が1頭以下の年の前走ダービー出走馬は条件⑤以外の条件なし
⑦ 当日5番人気以内で前走ダービー4着以内馬の出走が2頭以上出走の年の前走ダービー出走馬はノーザンファーム生産馬 or ダービー馬 且つ 前走上り8位以内
これで(9・7・6・3)複勝率88,8%になります。
条件が少し複雑になってしまいましたが、要は前走ダービー4着以内馬が1頭以下の年は前走ダービーで惨敗した馬でも好走しているということです。
今年のダービー4着以内馬はショウヘイだけです。
現時点の予想オッズを見ると3強構成なので、予想オッズ3番人気以内を上位人気馬として扱います。
予想オッズ3番人気以内馬で上記の条件に該当する馬は
エリキング
ジョバンニ
以上2頭です。
次に穴馬消去法です。
黄色部分は6番人気以下馬で、赤色部分は強調部分として色分けしています。

① 前走1勝クラス~G3出走馬
② 前走上がり3位以内
③ 前走3番人気以内
④ 前走馬体重468キロ以上
⑤ キャリア7戦以上
⑥ 関西馬
これで(0・3・3・4)複勝率60,0%になります。
今回はエリキング・ショウヘイ・ジョバンニ以外を穴馬として扱います。
予想オッズ4番人気以下馬で上記の条件に該当する馬は
アルマデオロ
以上1頭です。
2020年のロバートソンキーだけは例外として扱います。
6番人気以下のキャリア6戦以内馬(0・0・1・27)です。
「 デスデータ 」
このレースにおいて極めて好走率が悪いデスデータを調べました。
対象は過去10年の6番人気以下限定のもので、このレースの6番人気以下馬の複勝率は8,3%です。
・キャリア6戦以内(0・0・1・27)複勝率3,6%
・前走間隔3週以内(0・0・0・11)複勝率0%
・前走4番人気以下(0・0・0・41)複勝率0%
・前走から斤量減、3キロ以上増(0・0・0・25)複勝率0%
・前走馬体重467キロ以下(0・0・0・32)複勝率0%
・前走上り4位以下(0・0・0・38)複勝率0%
・前走4角14番手以下(0・0・0・8)複勝率0%
・前走距離1800・2000・2600m以外(0・0・0・31)複勝率0%
このデスデータを全て突破した馬は
アルマデオロ
以上1頭です。
最後に現時点での穴馬候補を発表します。
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(B) ?????
本音は前走2勝クラスが狙い目だが今年は該当馬無し。
そうなるとやはり素直にデータから、そして血統背景からこの馬を選ぶしかない。
馬格・キャリア他と過去の好走馬と一致する部分が多い。
兄弟たちは使われていくうちに本格化する馬が多く、この馬もその傾向がありそう。
正直、本格化するのはもう少し先のような気もするが化ける可能性も否定できない。
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