このレースは東京競馬場で行われる芝2500m戦。
とにかく荒れるハンデ重賞で、二桁人気馬が絡んだ年が過去10年で5回。
来ないだろうと思う馬を狙った方が当たる確率が高いかもしれません。
そして現在のnetkeibaさんの予想オッズは以下の通りです。
それではこれから脚質傾向・枠順傾向・血統傾向・消去法・デスデータの順で調べていきます。
(注)消去法やデスデータは、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
「 脚質傾向データ 」
以下が過去10年の脚質傾向です。
昨年こそウインキートスが奇策の逃げを打って好走したが、基本的には上り2位以内で7勝も挙げているように決め手がモノを言うレースでしょう。
そこで上りの観点から見ていくと…
① 前走上り3位以内
② 前走OP～G2クラス
③ 前走2番人気以内で2着以内
④ 斤量57,5キロ以下(新斤量制度に換算)
この条件①～②で(1・3・3・2)複勝率77 ,8%です。
この条件に該当する馬は
サリエラ
以上1頭です。
今度は逆に前走上り4位以下から好走した馬を調べてみると15頭いるが、その内12頭が6番人気以下でした。
穴馬を探すには良い材料かもしれないので調べてみると…
① 前走上り4位以下
② 前走4角4番手以下
② 前走4着以下
普通に考えたら来ない条件かと思ってしまいますが実際に来ている。
そしてここから好走条件を積み重ねていくと…
③ 前走リステッドOP～G2クラス
④ 前走距離2000m以上
⑤ 斤量牡馬54キロ以上、牝馬53キロ以上(新斤量制度の換算)
⑥ 前走10番人気以内
⑦ 前走敗戦馬の着差1,9秒以内
⑧ 前走より斤量同・減馬
この条件①～⑧で(3・3・3・10)複勝率47,4%です。
この条件に該当する馬は
バラジ
モズベッロ
以上2頭です。
「 枠順傾向データ 」
以下が過去10年の枠順傾向です。
これを見ると複勝率では11番ゲートまでが安定していて、好走馬は16番ゲートまで。
今度は7番人気以下限定の枠順傾向です。
今回は荒れるレースなので穴馬を7番人気以降としています。
穴馬で見ると全体傾向と共通して言えるのは17番ゲート以降が不利ということ。
ただ16番ゲートで好走した馬は昨年逃げ切ったウインキートス。
それを考慮すると好走範囲は14番ゲートまでか。
上記のデータを考慮して
15番ゲート以降不利
と判断します。
「 血統傾向データ 」
過去5年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
今回の推奨血統は
父に
・ステイゴールド系
・トニービン内包種牡馬
又は
父or母父に
・キングカメハメハ
です。
今回の該当馬は
カントル
バーデンヴァイラー
ヒートオンビート
ボッケリーニ
ユーキャンスマイル
ライラック
以上6頭です。
「 消去法データ 」
消去法は2013年以降の過去10年分のもので1～6番人気の上位人気馬消去法と7番人気以下の穴馬消去法に分けています。
またこのデータは見方によっては捉え方は色々ですが、基本的に年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
まずは上位人気馬消去法です。
黄色部分は6番人気以内馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
① 6歳以下
② 斤量55～58,5キロ(新斤量制度に換算)
③ 前走G2以上出走馬で5番人気で6着以内 且つ 上り2位以内 or 4角4番手以内
④ 前走3勝クラス～G3出走馬で2着以内or2番人気以内 且つ 上り4位以内
予想オッズ6番人気以内馬で上記の条件に該当する馬は
アーティット
サリエラ
プラダリア
ライラック
以上4頭です。
ここで7歳馬で斤量59,5キロのボッケリーニが消えました。
実力は認めるが軸にするには微妙ですね。
次に穴馬消去法です。
黄色部分は7番人気以下馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
① 斤量牡馬54キロ以上、牝馬53キロ以上(新斤量制度の換算)
② 前走OPクラス以上
③ 前走距離芝2000m以上
④ 前走4着以下 且つ 3番人気以下
⑤ 前走上り6位以下 or 4角6番手以下
予想オッズ7番人気以下馬で上記の条件に該当する馬は
アリストテレス
ディアスティマ
ヒートオンビート
メイショウテンゲン
モズベッロ
ユーキャンスマイル
ラストドラフト
以上7頭です。
＊除外対象馬は入れていません。
2018年以外は上記の条件で好走馬が出ています。
条件的には好走しない条件のように思えますが、前走で上りもなければ先行力もない、そんな馬が来てしまうレースです。
「 デスデータ 」
このレースにおいて極めて好走率が悪いデスデータを調べました。
対象は過去10年の7番人気以下限定のもので、このレースの7番人気以下馬の複勝率は11.9%です。
・斤量52キロ以下(0・0・0・6)複勝率0%(新斤量制度に換算)
・前走G1出走馬を除く8歳以上(0・0・0・14)複勝率0%
・前走G1出走馬を除く前走間隔15週以上(0・0・0・9)複勝率0%
・前走敗戦馬の着差1,5秒以上(1・0・0・25)複勝率3.8%
・前走G1出走馬を除く10番人気以下(0・0・1・29)複勝率3,3%
・前走馬体重453キロ以下(0・0・0・6)複勝率0%
・前走距離芝1800m以下(0・0・0・4)複勝率0%
このデスデータを全て突破した馬は
セファーラジエル
ディアスティマ
バラジ
以上3頭です。
最後に現時点での穴馬候補を発表します。
それはこの馬(B)
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(B) ？？？？？
基本的に荒れるレースという前提で確実に人気薄であろうこの馬をピックアップしたい。
前走は人気を裏切ってしまったが、それ以前の成績は抜群の安定感。
脚質傾向推奨馬でデスデータ突破馬。
ただ現時点ではOPクラス以上で通用するかは微妙。
それでも傾向的には合っている前走凡走馬。
こんな馬がこのレースでは穴をあけるのではないか。
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