今回は武蔵野ステークス2020の過去データ消去法と枠順・脚質・血統傾向の記事です。
このレースは東京競馬場で行われるダート1600m戦。
近3年中2年はバカ荒れしたレースで、少なくとも堅い傾向ではないレースです。
穴馬の付け入る隙は十分あるレースだと思います。
現在のnetkeibaさん想定オッズは以下の通りです。
まずは脚質傾向から見ていきます。
以下が過去10年の脚質傾向です。
これを見ると複勝率は先行馬が断然ですが、勝ち馬の8頭が差し・追い込み馬。
馬単・3連単を狙う人にとっては差し・追い込みから。
連複系から狙う人は先行馬からというのがベストではないでしょうか。
まず差し・追い込みの勝ち馬8頭中6頭に共通する条件は
地方競馬を除く近3走中上り1位を2回以上経験
2012年以降は差し・追い込みタイプで勝った馬はこの条件に該当していて今回はサンライズノヴァだけが該当します。
ついで複勝率の高い先行馬で見ると圏内に入った11頭中9頭が4~8枠から出ています。
これはコース形態から考えれば当然で、スタート直後の芝部分を多く走れるのは外枠になるほど多くなる。
よって先行馬に関しては枠順確定後に検討した方が良さそうでが、一応の目安として先行して圏内に入った11頭中10頭は前走4角5番手以内で、すべての条件をまとめると
当日4枠以降の前走OPクラス以上で初角6番手以内 且つ 4角5番手以内
これが先行馬としての好走条件になります。
クラスを限定した理由は2015年のモーニン以外は前走全てOPクラス以上であったから。
モーニンは武蔵野ステークスまで無敗の4連勝した馬だったので例外とします。
但し前走だけたまたま先行した馬もいるので、あとは枠順が出てから考えたいと思います。
次は枠順傾向です。
以下が過去10年の枠順傾向です。
コース形態から考えると内枠の成績が落ちるのは分かりますが意外と3・4番ゲートの成績は良く、逆に大外枠付近は不調に見えます。
今度は5番人気以下限定の枠順傾向です。
こちらも同じような傾向で3~13番ゲートが狙い目ではないでしょうか。
上記のデータを考慮して
3~13番ゲート有利
と判断します。
次に血統傾向です。
過去5年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
濃い桃色(ロベルト系)
今回の推奨血統は
父に
・ミスプロ系
又は
・シアトルスルー内包馬
・ロベルト内包馬
・グレイソブリン内包馬
・ヴァイスリージェント内包馬
です。
上記の血統はどれも満遍なく好走している血統です。
過去5年の対象馬15頭中14頭が該当しています。
ただこれだけ挙げると殆どが対象馬となってしまいます。
逆に言えばこれに当て嵌まらない馬は血統的にはちょっと出が出しにくいですね。
今回の非該当馬は
スマートセラヴィー
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モズアスコット
以上3頭です。
実績もあるだけに簡単には切れないですが、ここで想定2番人気のモズアスコットが該当しました。
同コースのフェブラリーステークスを制した馬ですが、武蔵野ステークスの血統傾向とはズレがあります。
次に消去法です。
まずは上位人気馬消去法です。
上位人気馬とは4番人気以内を指しています。
過去10年の1~3着馬の結果は以下の通りです。
黄色部分は4番人気以内馬で、赤色部分は強調部分として色分けしています。
見方によって基準は人それぞれですが、圏内に入った馬に多く共通する項目は以下の通りです。
① 5歳以下
② 前走ダートで3着以内
基本的に頭数ではなく年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
4番人気以内の馬が圏内に来た年は過去10年で8回。
そしてその8回中、上記の条件で4番人気以内の馬が来た年は8回です。
今回の想定4番人気以内馬で上記の条件に該当する馬は
タイムフライヤー
以上1頭です。
(注)あくまで想定人気からの消去法なので、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
次に穴馬消去法です。
穴馬とは5番人気以下を指しています。
過去10年の1~3着馬の結果は以下の通りです。
黄色部分は5番人気以下で、赤色部分は強調部分として色分けしています。
見方によって基準は人それぞれですが、圏内に入った馬に多く共通する項目は以下の通りです。
① 前走重賞組又は東京開催で4着以内
② 関西馬
基本的に頭数ではなく年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
5番人気以下の馬が圏内に来た年は過去10年で9回。
そしてその9回中、上記の条件で5番人気以下の馬が来た年は9回です。
今回の想定5番人気以下馬で上記の条件に該当する馬は
エアスピネル
オメガレインボー
メイショウワザシ
モズダディー
ワンダーリーデル
以上5頭です。
(注)あくまで想定人気からの消去法なので、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
最後に現時点での穴馬候補2頭を発表します。
それはこの馬(A)(B)☟
(A)
前走は完全に展開が向いたのは否めないが、それでも重賞で2連続好走している。
好走しても常に人気が無い馬で、今回も人気が無さそうなので妙味ありの穴馬です。
(B)
馬柱を見ると次こそは来るだろうと思わせる穴馬詐欺みたいな馬ですが、今回は騙されてみたいと思います。
過去には同レースで勝ったこともあり、フェブラリーステークスでも4着に入ったこともある。
脚質的にも東京ダート1600mはベストな舞台でしょう。
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