このレースは札幌競馬場で行われる芝2000m戦。
昨年はかなりの豪華メンバーが揃いましたが、今年の主役もジャックドールとシャフリヤールの2頭、そして急成長のプログノーシスと好メンバーが揃いました。
それ程荒れるレースでもないので馬券的には面白味に欠けるかもしれませんが、少しでも回収率が上がる馬券を狙っていきたいですね。
そして現在のnetkeibaさんの予想オッズは以下の通りです。
それではこれから脚質傾向・枠順傾向・血統傾向・消去法・デスデータの順で調べていきます。
(注)消去法やデスデータは、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
「 脚質傾向データ 」
以下が2013年の函館開催を除く過去9年の脚質傾向です。
*前走海外組は上記のデータに含まれていません。
これを見ると追い込み馬がやや劣勢だが、どの脚質からもそれなりに好走馬が出ている。
ただ複勝率で見れば上り3位以内の馬が比較的好成績です。
そこで前走脚質を見てみると脚質や上り順位で優劣がつけることができませんでした。
ただ昨年は例外でジャックドールとパンサラッサという強力な逃げ馬が好走し、逃げ・先行勢が独占。
基本的には好走数が多いのは…
① 前走脚質差し・追い込み
前走脚質差し・追い込み馬が9年中8年勝利を挙げています。
そしてここから好走率の高い条件を積み重ねていくと…
② 前走から斤量同・減
③ 前走G2クラス以上出走馬
④ 前走敗戦馬の着差0,9秒以内
⑤ 前走馬体重466キロ以上
⑥ 3歳牡馬以外
この条件①~⑥で(5・4・1・8)複勝率55,6%になります。
この条件に該当する馬は
ヒシイグアス
ラーグルフ
以上2頭です。
あと前走海外組ですが上記の前走データには前走海外組のデータがありません。
よって海外組で好走した馬の共通点を挙げると…
① 直近の国内戦で上り1位
この条件で(0・1・1・0)複勝率100%になります。
この条件に該当する馬は
シャフリヤール
プログノーシス
以上2頭です。
「 枠順傾向データ 」
以下が2013年の函館開催を除く過去9年の枠順傾向です。
これを見ると好走馬が多いのは5番ゲート以内。
外枠も悪くはないが、内枠が良いでしょう。
今度は5番人気以下限定の枠順傾向です。
穴馬で見ると全体傾向ほど内枠が良いという訳でもない。
ただ大外枠付近からは好走馬無し。
上記のデータを考慮して
14番ゲート以降不利
と判断します。
「 血統傾向データ 」
過去5年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
今回の推奨血統は
父に
・ディープインパクト
・ハービンジャー
・ロベルト系
又は
父or母父に
・ヴァイスリージェント系
です。
一昨年まではディープインパクトとハービンジャーでほぼ独占でしたが、昨年は傾向が変わってロベルト系が好走しました。
今回の該当馬は
イズジョーノキセキ
ウインマリリン
シャフリヤール
ジャックドール
プログノーシス
ラーグルフ
以上6頭です。
「 消去法データ 」
消去法は2013年の函館開催を除く過去9年のもので1~4番人気の上位人気馬消去法と5番人気以下の穴馬消去法に分けています。
またこのデータは見方によっては捉え方は色々ですが、基本的に年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
まずは上位人気馬消去法です。
黄色部分は4番人気以内馬で、赤色部分は強調部分として色分けしています。
① 5歳以下
② 前走G1出走馬
③ 前走5着以内 or 5番人気以内
④ 前走馬体重472キロ以上
予想オッズ4番人気以内馬で上記の条件に該当する馬は
ジャックドール
ダノンベルーガ
プログノーシス
以上3頭です。
消えたのはシャフリヤール。
前走海外遠征馬の馬体重データはありませんが、シャフリヤールは明らかに470キロ台の馬体重はない。
若くて活きが良く、格と馬格がある馬が良いですね。
次に穴馬消去法です。
黄色部分は5番人気以下馬で、赤色部分は強調部分として色分けしています。
① 5~8歳
② 前走重賞出走馬
③ 前走4角4番手以下
④ 前走馬体重474キロ以上
予想オッズ5番人気以下馬で上記の条件に該当する馬は
イズジョーノキセキ
ウインマイティー
ヒシイグアス
以上3頭です。
ウインマリリンも対象候補でしたが、前走4角位置が不明で国内戦を見ても4角3番手以内が多いので対象から外しました。
「 デスデータ 」
このレースにおいて極めて好走率が悪いデスデータを調べました。
対象は2013年の函館開催を除く過去9年の5番人気以下限定のもので、このレースの5番人気以下馬の複勝率は9,7%です。
・4歳以下(0・0・0・23)複勝率0%
・前走間隔4~12週以外(0・0・0・31)複勝率0%
・前走3番人気以内(0・0・0・25)複勝率0%
・前走馬体重473キロ以下(0・0・0・27)複勝率0%
・前走4角3番手以内(0・0・0・30)複勝率0%
・前走OPクラス以下(0・0・0・16)複勝率0%
*前走海外遠征馬でデータが不明な部分は直近の国内戦を参考にしています。
今回はこのデスデータを全て突破した馬はいませんでした。
よって6項目中5項目突破した馬を挙げておきます。
イズジョーノキセキ
ウインマイティー
トップナイフ
ヒシイグアス
ユニコーンライオン
以上5頭です。
最後に現時点での穴馬候補を発表します。
それはこの馬(A)
ここを☟クリック
(A) ?????
過去の傾向から穴馬が出るとしたら前走国内出走馬で。過去10年の5番人気以下の穴馬11頭中11頭が該当。
そして脚質も差し・追い込みが良く、前走差し・追い込みだった馬は11頭中9頭が該当。
この条件で残った馬から選ぶならこの馬。
前走は人気より着順が下回ってしまったが、やはり過去の履歴から見ても間隔を十分と取ったときがベストパフォーマンス。
今回はその条件を満たしておりG1実績も十分。
穴馬1頭目に選ぶとしたらまずこの馬ですね。
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